「知財」で稼ぐ!
昔の昔は読書が趣味といってもいいほど雑多に読んでいたが、この1年は特に、新聞を含めて読んでない。 電車の中でも、時間がもったいないので試験関連の書籍しか読まなかったし・・・ リハビリをかねて、知財関連の書籍から読んでみることにする。
「知財で稼ぐ!」 特許、ブランド、著作権・・・ 価値創造ビジネスの全貌
読売新聞東京本社経済部編 光文社新書
2004年に初版が出ているので、いまさら読む本ではない。 内容的には、特筆すべき点はないかな。 知財本はどうしても虚業についてとでもいおうか、実業を露わにした本がないのが実情である。 ノウハウ的な部分も大きいだろうし、知財戦略というとおり、戦略を詳らかに明らかにしたらねぇ・・・ ということで、こういう本を読んでも、大雑把にしか書かれていない。 竹田先生の「特許の知識」を読んでみるかな。 しっかし、持ってるのが第6版だからなぁ・・・
気になった点を何点か。
123頁 「九十年代にアメリカの製造業の競争力が回復した背景には、MOT教育の成功があるとされている。 ・・・、生産コストやマーケッティング、需要予測などを頭に入れた上での、効率的な製品開発が欠かせなくなっていることが、その背景にある。 芝浦工大だけでなく、早稲田大学は大学院アジア太平洋研究科にMOTプログラムを開講し、東京大学、一橋大学などにも同様の動きが出ている。 企業の求める技術者像が変わりつつあることと歩調を合わせるように、産学連携を進める一環として、経済産業省や文部科学省の主導でMOT教育を導入する大学が増えているのだ。」
ザ・ゴールみたいなこといってるな。。。
MOTにいって、勉強しようかとも思っているのだけど、やっぱ、MOTを必要としているのは、現企業人に対してかもなぁ~。 それか、知財コメンテーターみたいな職を考えている人のみだろうなぁ。。。 事務所で働くとするならば、もっとMOTよりも優先すべきことがあるかもしれない。 ただ、企業ってホントにMOTを必要としているのかしらん。 理系で企業行ってMBAとって帰ってきたというのは、私の知り合いでも何人もいるけど、MOTって聞いたことないなぁ。 しかも、MBAとって帰ってきて、知財部にいるってのも聞いたことないし。 また、以前流行った、CTOだっけか?もいまや聞かないもんねぇ。 22歳でマスターから、MOTいっても今の企業なら頭でっかちの人間を欲しいかなぁ。。。 このパターンの場合、何が売りなんだ??? 研究ですら、ポスドク雇う風習がない日本だからなぁ・・・ まだまだ、日本の企業は、自前で育てるという感覚が強くって、自分で勉強してきた人間を必要としているとは思えないしなぁ。。。
話は変わって、最近は、学生さんのうちから、弁理士目指している人多いけど、何を考えてるんだろう。 理系にきたからには、一回くらい自分の研究者としての能力を試しなさいよ!といいたい。 大学にいる間から、弁理士の勉強してるなんて、夢がないよね。 弁理士なんて職業は、発明がなければ仕事は根本的に発生しないんだから、やっぱ、若い人は、その知性を新しいことを生み出す方に持っていって欲しいよなぁ。 それか、早いうちから資格とっといて楽したいというか、不況だからといった風な感覚があるなら、審査官になればいいのにと思う。 正直、弁理士試験は、時間さえかければ受かる試験だからね。 学生が受かるのは当たり前!! まぁ、学生とは差別化できるキャリアを持っていればいいんだから、まぁ、昨今の短期合格者達をおいらは気にしてないけどね。 そうそう、祝賀会に出てると分かるけど、短期合格者には、学生かぷぅがほとんどなので、社会人受験生の皆さんは気にすることないっすよ。 学生の短期合格者は、これは優秀なのが多いと思うけど、ぷぅはねぇ。。。 やっぱ、社会人をやりながらでも受かる試験である以上、ぷぅで受かっても評価されないと思うので、社会人の皆さんは、あまり気になさらず、勉強する時間をできるだけ作って頑張ってくだせぇ~。
話戻してぇ~
136頁 「日本ではこれまで、パラリーガルに焦点を当てた動きはなかったが、大阪工業大学が2003年4月、知的財産学部を設立し、人材育成に乗り出した。・・・石井正・学部長は「パラリーガルは、医師に対する看護師、薬剤師、X線検査技師らのようなもの。この部分の厚みがなくては、地財に強みを持つ国は作れない。」・・・パラリーガルの可能性が受験生には高く評価されていると言えそうだ。」
この部分から鑑みると、何で、大阪工業大学等でMOTとか出ると、短答が免除になるのだ? パラリーガルを育てる学部の修士課程に進めば、短答免除っておかしくね? なんだか学生集めの一環にしか見えないのは、私の目がうがちすぎなのだろうか。 論文の勉強しかしなくてよいというのは、楽でいいよなぁ。 口述の勉強は、論文後にやればいいわけだしね。 しかも、MOTは弁理士のための勉強するとこじゃないっしょ!! いやぁ、大阪工業大学の学部長さんは、特許庁の技監出身だからこの無謀いやいや失礼、要望は、きっと通るんだろうけど、なんだかねぇ。 とはいえ、そういうおいらも選択免除だから何にもいえないかな。 しっかし、金さえあれば弁理士試験は楽になるなぁ。。。 しかも、何で、短答だけを免除するの? 短答の知識があるなら、論文の知識もあるんじゃないの? それだから、特許庁の場合、年次によって段階的に、短答、論文、口述に関わらず4法+条約免除(不競法・著作権法のみ)、全部免除(有資格者)ってなっていくわけだよね。 う~ん、よくわからん免除制度の要望ではある。
178頁 「進展してきたMOT(技術経営)教育も、まだ十分ではないようだ。 軽部会長は、「まだ講義の域を出ていない。 起業家論をいくら教えても役には立たない。 学生が自らビジネスプランを練り、投資会社など第三者の評価を得ないと卒業できない仕組みにするなど、より実践的な内容が望ましい」と話す。 ・・・「教科書などのコピーは著作権を侵害しないのか、学生に考える感覚を身につけてもらいたい。 知財マインドを育てる観点では、大学の学部段階から知財の基本を教養として教えるべきだ」」
なかなか、いい御言葉である。 この本で唯一ググっときた場面である。
本日のキーワード: 辛口とーくは程々に!!!
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コメント
pateさんへ:
こんにちわ。
コメント大変有難うございます。
確かに自分でも形式的な面にこだわっている感じがします。
自分の勉強遍歴ですが、
1基礎ですが、LECの入門講座のテキストを中古で購入して勉強しました。
2 昨年は早稲田の前期論文・後期論文を受講しましたが
いまいち論文のスタイルがわからないまま復習をしていた感じです。
現在ですが、現在受講している講座は、条文解析講座です。
あとは短答過去問と青本と条文と早稲田の論文過去問集で
最近本年度のLECの論文要点講座を購入して、基礎知識として
勉強しています。
今論文マスタでも受講しようかなとも考えています。
論文の過去問の勉強は必要な知識や論点がわかり非常に良い勉強法だし、凄く効率が良いですが、どうしても不安になってしまいます。
先日のアドバイスは、非常に感謝していて、昨日もその勉強法で
やっていました。
自分なりに論文スタイルが決まっていないのが原因なような気がしています。だから形式にこだわってしまうのかも。
僕みたいな初心者の為にアドバイス頂けて本当に嬉しく感じています。
これからも厳しい言葉でアドバイス頂けたら嬉しいです。
今後とも宜しくお願いいたします。
追伸
やはり年内に論文答錬受けた方が良いでしょうか?
LECの実践でも受けようかと考えていますが・・・
投稿: 松ちゃん | 2006年11月20日 (月) 09時34分