2009年4月19日 (日)

刑務所の中

刑務所の中 花輪和一 青林工藝舎

 漫画ですが、面白い!!!

 

 

本日のキーワード: 「孤独のグルメ」と通づる。

 

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2009年3月 4日 (水)

キーワード検索がわかる

キーワード検索がわかる 藤田節子 ちくま新書

10頁 「従来の辞書や事典を引く際にも共通する、キーワードを使って情報を探すことの本質的な意味を明らかにしています。」

 とあるとおり、キーワード検索がわかるではなくて、キーワードによる分類の仕方がわかるです。 また、検索としても、ある目的をもってデータベース化されているソースからの検索の仕方の理解が深まるものです。 商用データベースなどの検索の際に使えます。 IPDLの検索の際には、まだ使えると思いますが、Yahoo!やGoogleのようなサイトでは使えるものではありません。 IPDLも特許公報に関しては、網羅的なので、化学の分野でいけば、Chemical Abstractなどの検索をする際に使える方法でしょう。

 情報検索するときは、どの類型なのかって考えないで検索していますが、どの類型の検索かって意識して検索すると効率があがるかもです。

21頁 概念には、固有概念と一般的概念とあって、固有概念の場合には、検索が楽ですが、一般的概念の場合には、検索に工夫が必要とあります。 固有概念というのは、検索する対象が定まっている場合です。 例えば、中央区のおいしいラーメン屋さんだと、一般的概念の検索になり、中央区の芳蘭だと、固有概念です。 確かに、固有概念の検索は楽ですが、一般的概念の検索は大変ですよね。 でも、私の場合、ネット検索で一般的概念の検索はあまりやらないかもしれないです。 一般的概念の検索として使用しているのは、Amazonとかで、「特許」、「知的財産」と検索するときと、飲み会の幹事の場合に、ぐるナビで検索するときくらいですかね。 ネット自体、よく見てはいますが、あまり検索してっていうのはないですね。 固定HPを徘徊しているだけな気がします。

 主として、一般的概念検索の話に入っていくわけですが(固有概念の場合、検索手法にテクニックはさほどいらないですね。 固有概念については、ハウツー本で何とかなるでしょうし。)、

29頁 「①存在を知っている情報を探す検索 ②予備的知識を得るための検索 ③網羅的徹底的に調べる検索」

 明細書を作成するときには、①でしょうか(主として、IPDL!?)。 従来技術の理解、用語の理解、発明の理解のためには、②でしょうかね。 侵害調査になると③でしょうが、弁理士がやることは少ないですね。

62頁 「ファセット分析は主題内容や情報内容の観点による分析ですから、」

 ファセット分類は、IPCでも付与されていますね。 そうそう、特許庁のHPには、用語解説という頁があるのですね。 なかなかに便利ですね。 

 さらに、気づいたのですが、

特許庁のHPの日本語バージョンのURLは、http://www.jpo.go.jp/indexj.htmと、「indexj」で、英語頁がhttp://www.jpo.go.jp/index.htmなんですねぇ~ なお、http://www.jpo.go.jp/と入力すると、英語頁が出ます。 URL的には、英語頁が主で、日本語頁が従になっているんですねぇ~

73頁 「全文キーワード法では、検索結果を表示する順番を、適合の確率が高いと思われる情報から並べる、ランキングといわれる配列の順序がとられています。 ランキングには、いくつかの方法が使用されていることは確かですが、各検索エンジンが、どのような基準で配列しているかは、実際のところは明らかにされていません。 利用者は、検索エンジンの明らかにされないルールの下で、恣意的に検索結果を見せられているといってもいいでしょう。」

 これは仕方ないですね。 Yahoo!にしてもGoogleにしても、広告収入でなりたっている検索エンジンですからね。 そういう意味では、年会費等を収集して検索情報を提供する各種データベースが、年代順に提示するのは理解できますね。 検索エンジンの場合には、表示順によって、情報提供料として金銭を徴収できますが、各種データベースの場合には、検索時にも料金が発生することが多いわけで、最も恣意的にならないようにするには、年代順に表示するのがベストでしょうからね。 クライアントが、検索エンジンと各種データベースで異なるっていうことですな。

83頁 最近は、シソーラスを考えて検索することはほとんどなくなりましたが、シソーラスには、同義関係、階層関係、関連関係という関係があるようです。 シソーラスは、明細書を作成するときに、無意識のうちに気をつけている内容にもなりますね。 階層関係は、すなわち、下位概念であり、同義関係、関連関係については、同意であるという風に記載したりしますもんね。

100頁 シソーラスとしては、独立行政法人科学技術振興機構では、JSTシソーラスを採用しているそうです。 JSTPlusや、JMedPlus等の検索を行えるJDreamⅡでのシソーラスです。 MEDLINEだと、MeSHがシソーラスになるそうです。 PubMedで検索する際に、MeSHという項目があって、不思議に思っていたのですが、シソーラスだったのですね。 化学の世界にいる人間がMeSHを見ると、メタンチオールしか思いつきませんよ・・・

 

 

本日のキーワード: 各種データベースにおいて重要なのは、シソーラスの理解です。

 

  

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2008年12月17日 (水)

ご当地B級グルメ

 ウチの町ではコレ常識! ご当地B級グルメ 関東 伊豆 信州 地元民ご用達のローカルフード 日本出版社

 B級グルメといえば、いまや、B-1グランプリ愛BLEAGUE) 地域団体商標とまではいかないものが多いですが、弁理士+知財にかかわるものなら、ブランドということで、魂をゆさぶられますね。。。

 気になるところを挙げてみると、

 

 富士宮やきそば 富士宮やきそば学会

   上州太田焼そばと横手やきそばとで三大焼きそばタウンだそうです。

 

 しらす丼(江ノ島) 3月~10月

 

 キンメダイ(下田)

 

 桜エビ(由比)

 由比桜エビといえば、地域団体商標の主体要件です。

 「由比桜えび」と「駿河湾桜えび」です。

 

 吉田のうどん(富士吉田)

  白須うどん バリバリの民家で食すのに面喰います。

   富士吉田といえば、ほうとうも食べたくなります(ほうとう不動天下茶屋)。

 

 駒ヶ根ソースかつ丼 駒ヶ根ソースかつ丼会

 

 水沢うどん

  大澤屋 伊香保に行って、水沢うどんと舞茸の天ぷらですかね。

 

 宇都宮餃子 宇都宮餃子会

 

 やきとり(東松山) 豚のカシラ肉&味噌だれ

 

 加須うどん マップ

  岡村屋

   五家宝といえば、紅葉屋の熊谷銘菓というイメージがありますが、加須の銘菓でもありますね。 また、加須といえば、ジャンボこいのぼり

 

 月島もんじゃ 月島もんじゃ振興会共同組合

  今のところ、もん吉本店(良い意味でジャンキー)>好美家(オーソドックス、店の雰囲気勝ち)>おかめひょっとこ店(うーん・・・ 味もサービスも・・・)、という印象。

 

 

本日のキーワード: 第4回B-1グランプリ in 横手 2009年9月19日20日(土日) 第3回の入場者数って、2日で20万人超えのようです。 スゴイ!!!

 

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2008年12月16日 (火)

コロナ・ブックス

小さくて贅沢な宿 太陽編集部編 コロナ・ブックス

 ≪大分・由布院≫

 玉の湯

  スッポン鍋 「クレソン、ごぼう、白葱など、地の野菜をたっぷり入れた栄養満点のスッポン鍋」(6頁)

 山荘 無量塔

 亀の井別荘

  豊後牛の温泉蒸し

 

 ≪静岡・修善寺≫

 あさば JTBのHP

  天城シャモたたき鍋、黒米穴子寿司

 

 ≪静岡・熱海≫

 蓬莱

  走り湯、古谷青游 一休.comのHP

 

 ≪埼玉・寄居≫

 京亭

  鮎飯

 

 ≪長野・錦の湯温泉≫

 みなとや

  馬刺し、桜鍋、錦の湯(小林秀雄)

 

 

本日のキーワード: こういう旅館は自前のHPがないところが多いですねぇ~ 商業ベースに乗せる必要がないということでしょうな!

 

 

東京のうまいもの 散歩のとき何か食べたくなって 池波正太郎 コロナ・ブックス

 蕎麦 まつや(蕎麦がき、太打ち(要予約))、神田やぶそば、並木藪(鴨なんばん)、蓮玉庵、浜町藪、一茶庵

 鳥鍋 ぼたん

 鰻 前川

 鮨 鎌鮨@浅草、菊鮨(会員制、今も?)、新富寿し、寿司幸 「この店の、特にコハダはうまい。」(90頁)

 天ぷら 橋善(かき揚げ)、はやし

 

 

本日のキーワード: 一般人が、散歩のときに食べるものではないですが・・・

 

 

東京のおいしい和菓子 コロナ・ブックス編集部 コロナ・ブックス

 く寿もち(長門 日本橋)

 茂助だんご(福茂 築地)

 久寿餅(粉川本店 千寿大橋)

 あべ川餅(餅甚 平和島)

 九十九餅(志むら 目白)

 

 

本日のキーワード: 目につくのは、餅系。

 

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2008年12月 4日 (木)

「残業ゼロ」の仕事力

「残業ゼロ」の仕事力 吉越浩一郎 日本の能率協会マネジメントセンター

 個人としてのスキルを上げるというよりは、組織論の書籍です。 とはいえ、サラッと読めるわりに、示唆に富んでいます。 意識改革という点で(どのように部下の意識を)、参考になること多いです。

26頁 「・・・、まずは、仕事のデッドラインを決め、それを社内で徹底させることからはじめます。」

 絶対的デッドラインと、流動的デッドライン、流動的と考えだすと、・・・ 良いものをなんて、言い訳けしながら、デッドラインがデッドラインでなくなります・・・

 48頁 「デッドラインは延長があたりまえの「締め切り」などとはまたっく異質のものです。」

27頁 「むしろ、本来のポテンシャルから見れば、今の五倍のスピードで仕事が処理できても不思議ではないと私は思っています。 だから、デッドラインでどんどん追い込んで、仕事のスピードを速くし、仕事密度を濃くしていけば、・・・」

 五倍の速度と、質ですね。。。 所内の仕事としての五倍のスピードと、常に対外している仕事を五倍のスピードにすることは違うかもしれません。

 53頁 「時間が限られると効率を上げざるをえなくなる」

 明細書だと、効率=(発明の本質以外については)手抜きになるような気も・・・

 

141-142頁 「だから、将来のリーダーを目指すのであれば、部下でいる間はひたすらフォローワーシップを磨くこと。 ・・・ 自分を甘やかさず、とにかくリーダーの指示どおり動くことに徹してください。」

 !!! 全くと言っていいほど・・・ フォローワーシップ。。。

157頁 「一方、強いリーダーというのは集まってきたすべての情報を部下に対してもオープンにし、さらに、決断に至るプロセスを含めてトップダウンで部下に伝えるという方法をとります。」

 私自身、リーダーでも何でもありませんが、常に、仕事上の情報は全て開示するように努めています。  全ての情報を開示した上で、議論をすると。 隠し玉がなくなりますので、次回の議論のときには、さらに、知識・情報なりを高めて置かなければいけませんが。。。 次々に知識・情報をグレードアップする必要が出ますので、自分にとっては辛いところですが、逆に、伸びは速いと考えています。

164頁 「暗黙知は誰も教えてはくれないので、手に入れたければ盗むよりほかないのです。 まずは、「この人は仕事ができる」と思ったら、その人の一挙手一投足をとにかく観察します。 辛抱強くそれを続けていると、やがて、その人がどこにどんな工夫をして仕事をしているのかが、見えてくるはずです。 そうしたら、それを盗んで自分のものにする。 これをしつこく繰り返すのです。」

 弁理士って、まさにこれ!?

 

 

本日のキーワード: やっぱり、ビジネス書の読書は必要です。

 

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2008年11月21日 (金)

嘘を見破る質問力

反対尋問の手法に学ぶ 嘘を見破る質問力 荘司雅彦 日本実業出版社

 弁護士の書く書籍を読めば、コミュニケーション能力が少しでも上がるのではないかと思い、読んでみました。 発明者の方から発明の本質を聞き出す能力(コミュニケーション能力の一)は、明細書の良し悪しに直結する1つの要因であると考えているからです。 得てして発明者の方は、思い込みで発明に接していらしたりするので(発明者原稿もどうしても。。。)、明細書の観点から考えて、特許法における発明へと昇華させるために発明者の想いを聞き出すのが、我々弁理士の仕事ですからねぇ~。。。

 今流行のコンサルティング講座も、明細書作成技術の向上という観点から受けてみるのもいいのではないか?と思っておるわけです。 特に、コミュニケーション絡みの講座!?

 質問力の点に惹かれて読んだのですが、嘘を見破るが強く出ていました。 題名に正直すぎる本でした。 一般人にここまで嘘を見破る必要があるの?と考えると、あまり売れない本かもしれませんねぇ~

170頁 「私は、有能な弁護士の資質の大きな要素として、判例検索能力と、類似性発見能力があげられるのではないかと思い至りました。」

 弁理士の仕事において、判例検索能力はあまり必要とされませんね。 過去の判決に基づいているというよりは、判決の寄せ集めである審査基準に基づいて仕事しますからね。 このことは、お互い様で、向こう岸からの拒絶理由においても、判決を引用してくる審査官はほんとに少ない気がします。 まぁ、行政官という観点から、審査官が判決を引用するのはどうかとも思いますが。。。

163頁 「「結論」が先にあり 「理由」は、結論をもっともらしく見せるための理屈(論理)としてのみ意味がある」

164-165頁 「双方が和解に応じず、仕方なく判決書を書くことになっても、裁判官の「主文」(つまり「結論」)はすでに決まっていて、あとは控訴されたときに控訴審の裁判官に理由部分(つまり結論を支える「論理」)で、文句をつけられないように細心の注意を払うだけなのです。」

 どこかの拒絶査定、拒絶理由と似ていますね。 審査が遅れている以上、どうしても後知恵は、ついて回りますしね。。。 後知恵があれば、先に相場観も踏まえて結論が先に心証形成されて、、、考えすぎでしょうか。。。

 

 「請求項に係る発明が、第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであるとの心証を得た場合には、拒絶理由を通知する。
 出願人はこれに対して意見書、実験成績証明書等により反論、釈明をすることができる。
 そしてそれらにより、請求項に係る発明が第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであるとの審査官の心証を真偽不明になる程度まで否定できた場合には、拒絶理由は解消する。審査官の心証が変わらない場合には、進歩性の欠如の拒絶理由に基づく拒絶の査定を行う。」(審査基準より)

 の「審査官の心証が真偽不明になる程度まで否定」というところをもう少し厳密に考えてもらいたいところですね。

 意見書を書くときにためになりそうなところを最後に、

177頁 「①まずは、相手の言い分と「客観的事実」との矛盾が最優先 ②相手の言い分の中での矛盾が二次的」

 ということで、質問力というよりは、考え方の勉強になりました。

 弁理士会の報告だったかで、進歩性否認の判断に対して最も有効なのは、引用文献における認定の間違いを指摘することというのを読んだ、聞いた記憶があります。 論理づけを否定する方向にイキガチですが、まずは、引用文献をじっくり読んで、じっくり認定を反論することが重要と。 論理づけの否定は、よっぽどの阻害要因でもない限り否定しにくいと。 まして、効果で勝負なんてぇのは、愚の骨頂と。

 審査基準上も、

 「①引用発明と比較した有利な効果の参酌
 請求項に係る発明が引用発明と比較した有利な効果を有している場合には、これを参酌して、当業者が請求項に係る発明に容易に想到できたことの論理づけを試みる。そして、請求項に係る発明が引用発明と比較した有利な効果を有していても、当業者が請求項に係る発明に容易に想到できたことが、十分に論理づけられたときは、進歩性は否定される。」

 と前提として、論理づけができたら、進歩性は効果の如何にかかわらず、アウトですからね。 一応、なお書き的に、

 「しかし、引用発明と比較した有利な効果が、技術水準から予測される範囲を超えた顕著なものであることにより、進歩性が否定されないこともある。
 例えば、引用発明特定事項と請求項に係る発明の発明特定事項とが類似していたり、複数の引用発明の組み合わせにより、一見、当業者が容易に想到できたとされる場合であっても、請求項に係る発明が、引用発明と比較した有利な効果であって引用発明が有するものとは異質な効果を有する場合、あるいは同質の効果であるが際だって優れた効果を有し、これらが技術水準から当業者が予測することができたものではない場合には、この事実により進歩性の存在が推認される。
 特に、後述する選択発明のように、物の構造に基づく効果の予測が困難な技術分野に属するものについては、引用発明と比較した有利な効果を有することが進歩性の存在を推認するための重要な事実になる。」

 とありますが、異質であることの証明や、同質であっても際だって優れていることを証明することは難しいですからねぇ~

 効果自体が客観的に示されていても、その顕著性や異質性についての効果の判断って主観的なものですから、効果のみに立脚して進歩性の存在を主張するのは難しいですよね。。。

 

 

本日のキーワード: 欧米と大きく違う点ですかね。

 

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2008年11月18日 (火)

覚悟のすすめ

覚悟のすすめ 金本知憲 角川oneテーマ21

 勢いよくこんなことを書きましたが、まだ、広島ファンにとっては、好きな選手であり、応援しているといえるでしょう。 活躍していますしね(前言撤回)。

21頁にあるのですが、野村謙二郎、前田智徳、江藤智、緒方孝市、金本知憲といた時代があったわけですから、いやぁ~今から考えると凄い時代があったものです。 3人も名球会ですからねぇ~

46頁 「「どうしてそこまで厳しい状況に自分を追い込めるのか」と聞かれることもある。 しかし、私は自分を努力家だとは思わない。 プロとして、打てなかった日にバットを振るのは当たり前だ。 当たり前のことを当たり前にやっているに過ぎない。」

 この一言につきますね。 であるからこそ、次のようになるわけですね。

53頁 「シーズン中はもちろん、オフで遊びたいと思うときがあっても、私は我慢してトレーニングに取り組む。 ・・・ 楽をするのは引退してからいくらでもできる。 それならば、「現役のあいだは多少我慢してもやるべきことをやろう」と思うのだ。」

 どうしてそれだけ努力をするのかというと、次のような思想があるからなんでしょうね。

54-55頁 「もちろん、人がよかれと思って薦めてくれることでも、なかには自分に合わないと感じることもある。 だが、そう思ったらやめればいいだけの話だ。 少なくともやってみてマイナスになることはない。 それどころか、やってみなければ可能性を閉じてしまうことになる。 それに、捨てるという行為は選択肢をひとつ減らすことができたということだから、それはそれで進歩である。 できるだけ間口を広くしておいて、まずは試し、少しでもいい影響があれば素直に受け入れ、ダメだと思ったら捨てればいい。」

 

 それにしても不思議なのは、なぜにシーズン中にこの本が出たかというところですね。 阪神の今シーズンの凋落は万人の認識にあることであって、この本では勇ましいですが、慢心があったのでしょうか。 それとも、今シーズンのようになることは想定外で、単に、2000本安打を達成したことに対して創刊するだけの予定だったのが、前半戦の強い阪神があって、後半戦の凋落阪神という状況だったというだけなんですかね???

 

 

本日のキーワード: ちょっと自慢系かなぁ~

 

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2008年11月12日 (水)

レバレッジ人脈術

レバレッジ人脈術 本田直之 ダイヤモンド社

 今までのレバレッジシリーズとは毛色が違います。 人脈を得るためにレバレッジは聞きません。 人脈からレバレッジが効いてくるです。

 そのあたりは、

36頁 「人に頼ったりお願いしたりするのではなく、あくまでもコントリビューションで関係を深めながらお互い切磋琢磨し、関わった全員が相乗効果を得ていこうという精神です。 これが、今まで私の提唱してきたパーソナルキャピタルづくりの中でも、異彩を放つところでしょう。」

 私自身は、身の丈にあった人脈と考えていて、自分に必要であれば人脈は作られてくるだろう路線で進んでいます。 雇われだったら、正直なところ、仕事をしていく上で人脈ってそんなに必要ではないというのが正直なところです。 将来必要になるかも!って観点も必要かもしれませんが。。。

 本書籍によれば、何かをしてあげられるかが重要とのことであり、私自身まだ、何かを人にしてあげられるという次元にありませんし、高めあうという次元に早く到達したいものです。 何かを得られる(何かを与えられるからこそ、何かが得られるとの認識で、)可能性が少ないところには参加したりする意味はないですからねぇ・・・ といいつつも、自分のことでいっぱいいっぱいというのが正直なところではありますが・・・

 

 この方の著作では、へぇ~こんなのがあるのかぁ~という感心があります。

62頁

 メルマガ

 鮒谷 周史氏 平成・進化論(まぐまぐ)

 藤井 孝一氏 ビジネス選書&サマリー週末起業

 土井 英司氏 ビジネス・ブック・マラソン

 松山 真之助氏 Webook of the Day

 すべて、「まぐまぐ」ですね。 まぐまぐを作り出した人って誰なんでしょうか??

 ブログ

 マインドマップ的読書感想文

 俺と100冊の成功本

 シゴタノ!

 Lifehacking

97頁 Linkedin SNSです。。。 wizliに対してもまだまだ、疎遠です。 

179頁 JBN(Japanese Business Network 在留邦人ビジネスネットワーク)

 私は、在日本なので、だめですけど・・・

 

 

本日のキーワード: ビジネス書著者兼経営者の会(石田淳氏、泉正人氏、嶋津良智氏、鮒谷周史氏、本田直之氏)

 

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2008年11月11日 (火)

税金をしゃぶり尽くす「闇人脈」

税金をしゃぶり尽くす「闇人脈」 反社会的勢力の実態 矢島正孝・一ノ宮美成+グループ・K21 講談社

1頁 「「行政対象暴力」とは、暴力団の右翼団体などが、国や自治体の首長、職員らに不当な利益を要求する行為(不当要求)のことをいうが、具体的には、機関紙の購読、物品の購入、公共事業の入札や下請け参入に便宜を図るなどを要求することである。」

 こういった話だと必ず出てくるのがヤメ検ですね(全てではないですが、ヤメ検の登場が多い気がします。 検察との癒着を暴くという観点から、ヤメ検として登場させたほうが書籍としての売行にインパクトがあるということもあるのかかもしれませんが。。。)。 ヤメ検の受け皿が弁護士業界にないこと、行政がつけこまれる隙が法制度的にも、行政の運営的にもあることも問題の一端といえるのかもしれません。

 となると、今後、大量増員で職がないといわれている弁護士、、、 ヤメ検と並んで供給源になりはしないんでしょうか・・・

 本書籍で関西ヤメ検のナンバーワン弁護士として紹介されている方とかを日本弁護士連合会で弁護士検索をすると、1人弁護士事務所だったりするわけですから、・・・

 

 

本日のキーワード: 必要悪と絶対悪

 

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2008年11月10日 (月)

敬語の使い方

絶対!恥をかかない 敬語の使い方 使っていませんか? とんでもない敬語を! 本郷陽二監修 日文新書

 敬語の使い方(中でも、謙譲語)は、ビジネスシーンにおいて非常に重要ですので、読んでみました。 「ら」抜き、「さ」入れは、難しいですね。 学校でもしっかり学ばないといかんのでは!と思いますが、今のカリキュラムってどうなっているんでしょうか。 言葉ですから、学ぶより慣れよというところもあるでしょうが、慣れだけに頼っていると・・・ 言葉は生き物ですから、変更していくのもやむを得ないという考えもありますけど。。。

42頁 「拝聴」、「拝送」は謙譲語なんですよね。

 「拝送致します」と書いたりしますが、「致す」は「する」の謙譲語ですから、2重謙譲語にならないんですかね。 この場合、拝送します。で十分ということですかね。 

178頁 「拝読」も謙譲語ですが、相手の書いたものに使うそうです。 謙譲語ですから当然か。。。

 上司から、「新聞読んだ?」と聞かれ、「拝読しました。」はおかしいわけです。 

65頁 「「大変申し訳ありません。 早急に作り直してお送りします。」 「誠に申し訳ございませんでした。 再発行してすぐにお届けいたします。」と言うのがいいでしょう。 そして会話の終わりには、「大変ご迷惑をおかけしました」と、再び謝罪することも大切です。」

 会話の中であれば、終わりと最後で何回か謝罪するのは、くどくないかもしれませんが、書面だとちょいとくどいですよね(会話による場合、点での接点になりますが、書面の場合、全部が一度に確認されますので、面での接点になりますからねぇ~)。 この辺りも、敬語同様に難しいところだと思います。 謝罪しないような状況を作り出すことが一番重要だとは思いますけど、そうはいっても人間、失敗することも多々あります。 そのとき、口答ではなく、書面にて謝罪文を作成するとき、どういった文章を表わすか、重要なビジネススキルですね。

164頁 「このたびはご愁傷様でございます。 どうかご霊前にお供えください」が香典を渡すときの正しい表現だそうです。 「ご霊前にお供えください」とは言えていなかったような。。。 今後、注意していきたいところです。

 なお、「ほんの気持ちですがお納めください」の「お納めください」は間違いだそうです。 どういう言葉遣いをしていたか状況を思い出せないのですが、「お納めください」を使っていたような使っていないような。 使っていないとすると、何て言ってた!?

173頁 目上の人に送る年賀状において、単に「正月を祝う」という意味になるそうなので、「賀正」は使ってはいけないそうです。 目上の人には、「迎春」、「初春」といった二文字の賀詞、「寿」、「福」といった一文字の賀詞もいかんようです。 「謹賀新年」とすることで、「謹んで」という意味がでてくるので、好ましいということのようです。

 「賀詞」を2つ入れないというのも重要なようで、これはわかってはいますが、書くことがないときに困りますよね(私も印刷の年賀状を出しますが、自筆がないというのはどうも・・・と思ってしまう世代ですので、何か書こうとすると、書くことない場合、思わず、印刷で謹賀新年など記載されているのに、あけましておめでとう。って書いたりしてしまいます。。。)。 年賀状を書くと本当、自分にとっての相手の位置づけが明確になるので、1年に1度のいやぁ~な体験です(書くことに困るなら、出さなきゃいいんでしょうが。。。)。

 

 

本日のキーワード: 尊敬語はまだしも、謙譲語は難しいですな。。。

 

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2008年11月 9日 (日)

螺鈿迷宮

螺鈿迷宮 海堂尊 角川書店

 碧翠院桜宮病院の消滅までの経緯がわかります。 白鳥のAI(オートプシー・イメージング)への造詣の理由の一端がわかったり、姫宮が活躍したりと、チームバチスタの栄光等の3部作に繋がっていく作品です。 チームバチスタの栄光から繋がってくるものかもしれませんが。。。 時期的なものはよく検証できてません・・・

 本作では、今までの作風とは違って、医学ネタがキーとはなっていないです。

 

389頁 「広い客室には、他に乗客はいない。 帽子を目深にかぶり、濃いサングラス、首にまいたスカーフが口元を隠している。 ・・・ 列車はきしみをあげながら、北の大地へ、桜宮の血脈という名の災厄を運んでいった。」

225頁 「眼を凝らすと葵には、左の目尻から口角の側を通り顎まで傷跡がうっすらと残っている。」

 小百合とすみれの双子の姉妹ではなく、葵が生き残ったという設定になるのでしょうか・・・

 

 

本日のキーワード: 本作はさすがに・・・

 

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2008年11月 4日 (火)

エースの品格

エースの品格 一流と二流の違いとは 野村克也 小学館

 俺は凄いんだぁ~といいつつも、ぼやきが入ります。 野村克也本としては、野村ノートでいいですかね。 自分のことというよりも、監督という目を通した選手たちの観察本です。 野村チルドレンといえば、石井、古田といったイメージがありますが、両氏に対する評は、あまり良くないのですかね。。。 他の選手に比べると、・・・っというとこです。 野村氏の戦績をみると、(名監督の1人といえるとは思いますが、優勝をバロメータと考えると)プロ野球監督として成功したといえるのは、ヤクルト時代だけですね。

40頁 「「満足、妥協、限定」は、プロ野球選手にとって三大禁句なのである。」

 一般人にとっても同様ですね。 自分の能力を限定することにより、満足がすぐ生まれ、妥協していくのか、自分の能力を限定して妥協したところで満足を生み出すのか、慢心しないで、自分の能力を限定しないというところが重要ですかね。

 

 

本日のキーワード: 池山って楽天のコーチだったんですねぇ~

 

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2008年11月 3日 (月)

(財)日本オリンピック委員会 公式写真集2008

(財)日本オリンピック委員会 公式写真集2008 財団法人日本オリンピック委員会(JOC)監修 株式会社イーエム・エンタープライズ

 情報プレゼンター とくダネ!で、小倉智昭氏が、冒頭に紹介していましたので、見てみました。 北京オリンピックのとき、その日その日のダイジェストもロクに見れなかったのですが、(画像として報道されなかったであろう)メダリスト以外の多くの日本人が世界を舞台に戦っていたことがわかります(メダリストの写真が多いですけど。。。)。 そして、一枚一枚の写真で輝いています。 写真の場合、画像と違って、その瞬間を捉えたものですが、躍動感が伝わってきます。 いい写真集だと思います。 中でも、競技の瞬間の一枚の場合には、選手の視線がいいです。 こういう目をして生きていかなければなりませんな。

 いいなぁ~と思ったものを抜粋。

 「カヌースラローム男子カナディアンペア」

 選手の視線と水滴、水の流れすばらしい一瞬です。

 「Swimming 男子4×200mリレー」

 こいっ!こいっ!! 泳げっ!泳げっっ!!という気持ちが伝わってきます。

 「Gymnastics Artistic」

 女子選手の瞬間の姿勢は凄いです。

 「Synchronaized Swimming デュエット」

 シンクロの水中での鋭い視線。 水中でも目を見開いているのですね。。。

 「Badminton 女子ダブルス」

 その容姿から人気のおぐしおの真剣な鋭い視線。 動きはあまり感じられない写真ですが、瞬間としてはベストショットではないでしょうか!

 「Diving 4大会連続出場」

 姿勢を保つためか、歯をくいしばりいい表情をしています。

 

 

本日のキーワード: 目力

 

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2008年10月30日 (木)

宇宙細胞

宇宙細胞 黒葉雅人 徳間書店

 題名と、帯に惹かれて読んでみたのですが・・・ 本格的生化学SFかと期待したのですが、途中から、!?!?!?!?!?の連続です。

 ここまで来ると、もうどうでも良くなってきます。 無理やり感が満載で、面白かったのは、潜水艦の話くらいまでなので、一章だけでした。 後は、読みきるのに、ある意味、勇気と根気がいります。 知っていることを、つなぎ合わせて無理やり作るとこの話になるかなぁ~

 第9回日本SF新人賞受賞作ということです。 たいした賞ではないのかな?と思いきや、Wikipediaによると日本のSF作家・翻訳者や評論家、編集者による親睦団体である日本SF作家クラブという錚々たるお歴々が所属している団体の賞なのですよね。 何が良かったのでしょうかね???

 

 爪蛸、蝉海老、人粘体と出てきて、描写がわかりにくいので、どんな形態をしているのか今ひとつ掴み難かったのですが、蝉海老については、他のブログではバルタン星人との声もあるようです。 私は、プロヴータを想像していました。

 

86頁 「日本国内でP4施設があるとすれば、日本国立感染症予自衛生研究所、略して「感予研」が一番妥当だ。 ・・・ 感染症の研究所だというのに、なんとも恐ろしいことに、日本首都、東京の地下を走る、地下鉄東西線早稲田駅のすぐそばにある。」

 本作では、微妙に名前を違えているので、国立感染症研究所のことだと思いますすが、P4(いまだと、BSL-4)施設は、戸山にはありませんよね。 総合科学技術会議 分野別推進総合PT ライフサイエンスPT 第5回会合の9頁を読むと、形式上、理研にもあることがわかります。 日本でのパンデミックの可能性があるといえる鳥インフルエンザは、L-3ですが、L-4を機能させていないというのは、国家としての危機管理の点で、緩いといわれても仕方ありませんよね。 確かに、近隣住民との問題はあるでしょうが、必要な施設と思います。 日ごろから使い慣れていることが、早い対応につながると思います。

165頁 常温核融合、懐かしい。。。 一時期、ニュースの一面に出まくっていた覚えがあります。 この先生が、公開実験に成功したというのが最近ニュースになったようですね。

 

199頁 「男は人生の目的を見つけないと、だらだらと呼吸するだけの肉袋になるしかない。 なにか生きる張り合いを見つけないと食う・寝る・ヤルだけの糞袋だ。 生きる理由が必要な生き物なんだよ。」

 うまいたとえですね。 とはいえ、最後は、男も女も、動物種に関わらず一緒になりますから、、、 しかも、途中に流れている種の保存という観点も、どこかへ置き去られます

 

 

本日のキーワード: 生物物理とはいいすぎか。

 

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2008年10月26日 (日)

すごい裁判官・検察官ベスト30

東京地裁で3000回傍聴している私が選ぶ すごい裁判官・検察官ベスト30 弁護士もイケてます 傍聴官 かなざわいっせい 東邦出版

 長嶺超輝著の「裁判官の爆笑お言葉集」に比べるとかなりな勢いで、冷やかし系の書籍です。

105頁 「被告人が、ちかんをしなかったとは言えない。」

 検察が立証できなくても、親告罪である以上、被害者の証言は重たいのでしょうね。 よくTVでも物理的に不可能であるのに、、、といった痴漢冤罪のドキュメントが流れますが、、、 電車通勤する以上、自己防衛が必要ですね。。。

150頁 「・・・、裁判官、書記官、そして検察官ふたりはそのまま居残る。 弁護人だけが入れ替わり、・・・ 公判スケジュールが詰まっている法廷では、このように被告と弁護人だけが次々と入れ替わり、開廷宣言がなされる。 ベルトコンベアーに被告人が載せられてきて有罪判決を受け、再びベルトコンベアーに載せられ流れるように去ってゆく、犯罪者処理工場の現場を見ているようだ。」

 こういうシステムって、冤罪を生み出すことにならないんでしょうかね。 弁護士-裁判官のつながりよりも、検察官-裁判官のつながりのほうが強くなって、両者が阿吽の呼吸とでもいう感じに。。。

 

 

本日のキーワード: 国策捜査(2008年8月23日のエントリー)の読後以降、傍聴ものはちょっと気が引けてます。。。

 

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2008年10月23日 (木)

ホームレス中学生

ホームレス中学生 田村裕 ワニブックス

 映画化され、TVドラマ化されていますので、いまさらながら読んでみました。 200万部売れたとのことですが、・・・

 どこら辺が多数の読者を生み出したのか、私には???でした。。。 「東京タワー」の方が、よかったですねぇ~

7頁 「ご覧の通り、まことに残念ではございますが、家のほうには入れなくなりました。 厳しいとは思いますが、これからは各々頑張って生きてください。 ・・・・・・・・・・・・解散!?」

 有名なフレーズです。

 

 まきふん公園で、野宿して雑草を食べていたというシーンばかりが先に伝わってきたりしていますが、実は、公園生活よりも回りから支えられて生活している期間の方が長いことがわかります(こちらの方が、田村氏の伝えたかったことでしょう。)。 公園でずっと生活していたら、食べるものに困りますものね。。。 

 

 父親を探し出したり、兄が続編として書籍を出したりと、少しショーマンシップが強くなってきている感がありますが。。。

 

 

本日のキーワード: 一杯のかけそば

 

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2008年10月22日 (水)

続未来からの警告

続未来からの警告 ジュセリーノ予言集II ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース サンドラ・マイア著 韮崎潤一郎監修 山川栄一訳 たま出版

 2008年5月17日の「未来からの警告」のエントリー以来読んでみました。 本作は、より過去の手紙に対する考証となっています。 ということで、前作の方がより面白いです。 面白いといってはいけないかもしれませんが、もう、日本では、TV等でも特集組まれるくらいですから(ショーマンシップのマスメディアに取り込まれていますので)、まぁ、いいでしょう。

 日本は、大地震の発生とインフルエンザの流行の予知が多いです。

45頁 「「二〇〇九年九月二十五日に、マグニチュード8.2の地震が、日本の大阪と神戸を直撃するのを観察しました」という予知文書があります。」

 たぶん九月というのは一月の誤記です。

67頁 「二〇一八年六月二十一日に、東海地方でマグニチュード10.6という強い地震が起き、一千人以上、もしくは百万人もの人が死亡するだろうということです。」

173頁 「“二〇〇八年九月十三日に起きる中国の地震(・・・)は、日本の東海地震となる可能性があります。 日本で起きれば、中国では起きないし、もし中国で起きれば、日本の東海地震は二〇一八年になります”」

265頁 「私は、二〇〇九年一月二十五日に、マグニチュード8.2の地震が日本の神戸や大阪の都市を直撃するのを見ました。」

313頁 「関東では、二〇一〇年が問題で、この年は五月のマグニチュード7.7と九月にマグニチュード8.4というのがあり、特に九月は「第二の関東大震災」といわれる規模になると考えられる。」

314頁 「また中部地区で起きる地震は、いわゆる東海地震、あるいは東南海地震になるわけだが、二〇〇八年九月十三日(名古屋ならマグニチュード8.6、中国ならマグニチュード9.1)がまず注意すべきタイミングであろう。 その次が二〇一八年のマグニチュード10.6があり、これは大きい。

 関西地区では二〇〇九年一月のマグニチュード8.2と、二〇一二年にマグニチュード8.9という大きい地震が予知されている。」

 日本だけにはまるわけではないですが、

273頁 「二〇一三年まで鳥インフルエンザ(H5N1型)が流行し、約七千三百万人が犠牲になる可能性があります。」

318頁 「温暖化が続く二〇三〇年に蔓延するタイプ9(H9N2型)」というのも出現するようです。

 なお、温暖化も警告していますが、最終的には氷河期に入るようです。

 

 これは当たると面白いですが、

303-304頁 フェリペが監督になると、南アフリカのサッカーW杯で、ブラジル、ドイツ、フランス、イングランドという順位になるそうです。

 

309頁 「ファティマの第三の予言」というものがあるようですが、Wikipediaに詳しいですね(ファティマの聖母の項)。 この本では、ジュセリーノ氏の「ファティマ聖母のメッセージ」における「地球はマヤ歴の終わりから三十一年以上は生き残れない」を重ね合わせています。 なお、マヤ歴の終わりとは二〇一二年なので、二〇四三年に当たるようです。

 なお、二〇四三年には、ジュセリーノ氏によれば、世界人口の八割以上が消えるそうです。。。

 

 これは外れているとは思いますが、

67頁 「鳥インフルエンザが日本で発生し、二〇〇八年九月二十六日までに、他のすべての国に広がり、多くの日本人が死亡するでしょう。」

119頁 「ある生徒がニューヨークのコーネル大学で十五(人)を殺し、三十五人以上を浮揚させます。 ・・・ その事件は二〇〇八年十月十六日に起きます。」

 

 ちょっと、書籍自体を検証してみると、

45-46頁 「未来の出来事であるにもかかわらず、動詞には未来形がありません。 「観察しました」は過去形であり、それに「直撃する」という不定詞がついて、「直撃しているのを観察しました」という、同一主語の複合動詞句になり、すでに出来事を、起きたこととして表現しています。」

 とありますが、

65頁 「東海地震の発生を警告した厚生労働省あて書簡」の「Behold I have seen through my dreams that will have a big earthquake at Tokai Region in June 21 of 2018 which may kill more than thousand people or million of them and will reach  10.6 at Richter Scale.」

 ですけど・・・ 思いっきり未来形ですけど。。。 「have seen」についていうならわかりますけどね。。。 他の英語文でも、I see thruogh my dream … will …となってますけどね。。。 なお、ポルトガル語だと上記ようなのかもしれません。。。

334-335頁の安全地帯及び海没地域の地図が記されていますが、シベリア-サウジアラビア-ブラジルにかけてのベルトが安全地帯だそうです。マダガスカル、オーストラリア、フランス、スカンジナビア、日本、韓国、メキシコ、アメリカ西海岸は水没しちゃうようです。。。

339頁~ 二〇〇八年については月別予言が記されていて、二〇〇八年十月に、リーマン破綻のことは記載されていませんので、今の世界経済の状況って人間という種が生存する上では大した問題ではないということでしょうか。 まぁ、ジュセリーノ氏の予言は、天災などの自然災害と、社会的犯罪(特に、銃犯罪)についての予言が多いってこともあります。 経済ものは皆無といってもいいかもしれません。。。 そういえば、戦争に関するものも少ないですね・・・ 公表されていないだけなのかな???

 

 

本日のキーワード: 個人的には、11月のマグニチュード6.5の地震が東京を襲うとされていることとHIVウイルスに対する最初の実験的なワクチンが現れ免疫処置がなされるとされていることと、12月のポール・マッカートニー氏に健康上の問題が生じるとされているのが気になるところです。

 そういえば、Iに比べると、HIVウイルスワクチンに対する記述がより科学的に理に適ったものになりましたか。。。

 

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2008年10月19日 (日)

ミスゼロ、ムダゼロ、残業ゼロ!

ミスゼロ、ムダゼロ、残業ゼロ! 事業効率化コンサルタント オダギリ展子 幻冬舎

 続けて整理本です。 この本は、「情報は1冊のノートにまとめなさい」に比べて私にとって俄然よいです。 それほど売れないとは思いますが、とっても一般的です。 私のデスクはとんでもなく汚いので、少しは見習ってみたいところです。

 ステープラーの使い方やクリアファイルの使い方等勉強になります。 知らずにやっていることも多いですが、認識してやると自分のデスク周りも変わってくることでしょう。

 著者が属していた特許事務所での経験が土台となっていますが(確かに、昔は紙ベースで管理していたでしょうから、リスク管理の観点では最先端だったかもしれませんが。。。)、今は、企業はコンプライアンスとかにうるさくなっていて、かつ外野からの規制もより厳しくなっていますし、多くのソフトが開発されていますから、企業の方がリスク管理はきちんとできている気がしないでもないです。

68−69頁 「・・・、クライアントであるA社とB社がライバル会社であるのに、A社に送付すべき出願前の明細書をB社に送ってしまったらどうなるでしょうか?」

 「これは余談ですが、私が勤務していた特許事務所では、担当者を決めるときにライバル会社となり得るA社とB社を同じ人に任せることはまずありませんでした。」

 これはあまり好ましくない記載ですねぇ〜 著者が勤めていた特許事務所からすれば、突き止められたくない話ですね。 コンフリクト発生しまくってそうな勢いです。 今だと・・・

130頁 「書類の紛失・混同を避けるために、机の上に広げる案件は1件のみとすることを鉄則としている私ですが、できれば1つの作業をするときに広げるファイルなども少ない方が良いですね。」

132頁 「・・・、「探す」「迷う」「調べ直す」という行為は生産性が低く、業務を遂行する上で「障害」となってしまいます。」

 といった観点から、デスク周りの掃除ですね。。。


 この本を一言であらわすなら、

173−174頁 「「おばあちゃんの知恵袋・オフィス版」という感じで、アナログ系の泥臭い効率化のワザの集団ですが、それでもそれらのデジタル系のワザと共存してこれからもオフィスで頑張って生き残ってほしいと思っています。」

 

 

本日のキーワード: オフィス事務の効率学

 

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2008年10月18日 (土)

情報は一冊のノートにまとめなさい

情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 奥野宣之 Nanaブックス

 何年か置きにこういった、整理系の書籍が流行りますね。 ちょっと前は捨てる系でしたが。。。 これは、ためる系です。

9頁 「なぜ、これまでの情報整理術ではうまくいかないのでしょうか。 身も蓋もないことかもしれませんが、「マネできないから」です。 そして、その原因は大きく分けてふたつあります。 第一に「負担が重すぎること」 ・・・ まず、成功者や組織のリーダーは特別に自立心が強い。 彼らはとにかく、コツコツ努力することに慣れっこです。 慣れすぎて、もう頑張るのが息をするのと同じだから「簡単です。 誰でもできますよ」で済ませていまう。 ・・・」

 とありますが、私からすると、氏の方法も大して変わらんような。。。 中身的には、ライターだからこその整理術とでもいおう感じです。。。 一般人向けではないです。 

 私の思いですが、一般人向けのものではインパクトが出ませんから、きっと売れませんね。。。 ですので、書籍化されることはないでしょう・・・ ネットで一般人が書いている整理術でも少しずつ取り入れている方が、百倍マシかもです。

 情報の取捨において、情報を捨てて整理する場合にはゼロで(必要な情報は意外に少ない。)、集める場合には1だとすると(情報は網羅的に管理する。)、一般人の情報管理は0.5くらいがいいと思いますが、それではインパクトが生まれてきません・・・ だからこそ、いつまでもあらゆる整理本が出てくるのでしょうが。。。

 

 エージェントから出版されている書籍なのですが、該エージェントのHPによれば、

 「優れた企画・原稿と判断した場合には、詳細な条件などをご説明し、ご承諾を得た上で、弊社があなたのエージェントとして、出版に向け、あなたの企画・原稿にさらに磨きを加え、出版までお手伝いします。

 ですから、インパクトは重要ですよね。。。 我々の情報の整理にはインパクトは必要ありませんので、書籍には馴染みにくいことしきりだと思います。

 

 

本日のキーワード: アップルシード・エージェンシー

 

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2008年10月15日 (水)

ジーン・ワルツ

ジーン・ワルツ 海堂尊 新潮社

 iPS細胞ものに絡んで、小説でもGeneものです。 設定としては、「医学のたまご」の前の時代が記載されています。 この作品では珍しく桜宮市はほとんどでてきません。 あいかわらず、面白く読めます。 この作家は私の琴線を擽るようです。

54頁 「父親を誰かということを百パーセント断言できないの。民法上の規定もそうなんです。 母親は母親として規定されますけれど、父親は”父親であると推定可能な男性”というように規定されているんですから」

民法 第三章 親子 第一節 実子

(嫡出の推定)

772条1項 妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する。

 が関係しているでしょうか。  母についての規定は見つけられなかったです。 ただ、嫡出しているか否かが重要なようなので、嫡出=母という規定なのかもしれません。

 広辞苑第5版によれば、

「嫡出 正妻からの出生。 法律上有効な婚姻をした夫婦間の出生。 正生。」 ちょっと、わたしのイメージ(嫡出=母)とは違うようです。。。

 

200頁 「アプガー・スコア」

 知らないワードが出てきました。

 「単純な五項目の計測で、赤ちゃんの予後が推測できます。 項目は皮膚色、心拍数、刺激に対する反応、筋緊張、呼吸の五項目、その英語の頭文字を取って、APGARと言うんです。」

 

230頁 「韜晦」

 知らない単語が出てきました。 「とうかい」と読むそうです。 意味は、広辞苑第5版によれば、「自分の才能・地位などをつつみかくすこと。 形跡をくらましかくすこと。」だそうです。

 

 

本日のキーワード: 続々編がありそうな感じです(続編は、医学のたまごという位置づけで!)。

 

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2008年10月13日 (月)

ゲノム敗北

ゲノム敗北 知財立国日本が危ない! 岸宣仁 ダイヤモンド社

 2004年の第1版発行なので古い本なのですが、ヒトゲノム計画を今一度思い出してみるために、読んでみました。 臨場感あって面白く読めます。

 iPS細胞のときには、早い段階で予算化されたわけですが(それでも、山中氏は少ないって言っていたと思いますが、、、)、ゲノム解読貢献度6%の悔恨があって少しは、他山の石とできているからでしょう。。。 

64頁 「伏見の特許取り下げとカリフォルニア工科大学の特許出願が84年1月、日立の特許出願が翌2月」

 カリフォルニア工科大学に、4色蛍光色素法の基本特許を取得されてしまった、くだりです。 日本が、シークエンサーという箱物の競争において、後塵を拝していることの理由として1番に挙げられているものです。

166頁 「極めて脆弱な国家戦略による多大な損失-。 日本のゲノム解読プロジェクトに対して知的財産という視点から警告を発してきた人物がいる。 その人物とは、ゲノム敗北の問題を広く「国家戦略」「国益」という観点からとらえ、いまも時折声を大にして知財戦略の欠如を訴えている元自民党幹事長の加藤紘一である。」

 一時期は、首相候補と言われていた氏ですが、いまやすっきり影が薄くなってしまって。。。 この件を読めば、小泉政権下で、知財を1つの国家戦略となったことの裏には加藤氏の力があったのかもしれません、と思います。。。

214頁 「85年に米シータス社が開発したPCRは、いまや遺伝子解析に欠かせない。」

 たしか、PCR法の原理を思いついた発明者は、かなりの変わり者というか、カブキ者だったんですよね。 

 「このPCRは、シータス社が特許を取得したが、その後、特許権に関して研究用はPEに、治療用はスイスの大手製薬会社、ホフマン・ラ・ロシュにそれぞれ売却した。」

 私は、ずっとPCRの特許はロシュのものだと思っとりました。。。 PEとはパーキンエルマーです。

215頁 「ICAN法は、60度前後の一定温度で遺伝子を増幅することができ、PCRのように温度を制御する特殊な装置を必要としない。」

 ICAN法とは、等温遺伝子増幅法の略です。 

 特許3432339号 発明の名称:核酸配列の増幅法でしょうか。

 【請求項1】 核酸配列を増幅するための方法であって、(a)鋳型となる核酸、デオキシリボヌクレオチド3リン酸、鎖置換活性を有するDNAポリメラーゼ、少なくとも1種類のプライマー、および該プライマーより生成する伸長鎖を切断するエンドヌクレアーゼを混合して反応混合物を調製する工程;ここで該プライマーは、鋳型となる核酸の塩基配列に実質的に相補的であり、デオキシリボヌクレオチドおよびリボヌクレオチドを含有し、該リボヌクレオチドが該プライマーの3’末端又は3’末端側に配置されたキメラオリゴヌクレオチドプライマーであり;および(b)鋳型となる核酸へのプライマーの特異的なアニーリング、DNAポリメラーゼによる伸長鎖合成反応及び鎖置換反応、並びにエンドヌクレアーゼによる伸長鎖の切断反応が行える一定の温度条件で増幅産物を生成するのに充分な時間、反応混合物をインキュベートする工程、を包含することを特徴とする核酸配列の増幅方法。

 「鎖置換活性を有するDNAポリメラーゼ」が、上記特許における特徴となる発明特定事項でしょうか。 請求項1では、温度条件は限定されていませんね。 PCR法では、温度をかけて二本鎖を一本鎖にしているわけですから、一本鎖にする酵素に特徴があるんでしょうな。

 

221頁 「ここまでくると、証券会社が放っておかない。 会社創立からわずか二年半後の〇二年九月二五日、東証マザーズに上場。 大学発のバイオベンチャーとしては日本初の上場であり、・・・」

222頁 「森下は、「商品を持たずに株式市場に出て、二期連続赤字のまま増資できたのは異例のこと。 ただIT関連の株式と違って、病気に苦しんでいる人がいい意味のサポーターになり、8000人近い株主が真剣に投資してくれている点にうちの存在意義があると思う」とバイオベンチャーならではの利点を強調しながら、「それだけに一日も早くモノ(薬)を出さなければ株主の期待を裏切ることになる」とまなじりを決して決意のほどを語った。 アンジェスでは心臓疾患、虚血性動脈疾患向けの遺伝子治療薬の開発を急いでおり、〇五年度中に国内販売を開始し、〇七年には米国内での発売を目指している。」

 アンジェスといえば、HGFやNF-κBデコイオリゴですが、まだ、どちらも上市はされていないようです。 アンジェスMGのHPを見ると、H17年度のIR情報で更新がとまっているのはなんでなんでしょう!? What’ Newは更新されていますけどね。。。

 私は全く知らなかったのですが、

234-235頁 「バーチャル(仮想)細胞」として「E-CELL」というものがあるようです。 

 「タンパク質の合成やエネルギーの生産など細胞内で起こる生命現象を、コンピュータ上に丸ごと再現しようという試みである。 あるいはシミュレーション(模擬)細胞」と読んだほうがぴたりとくるかもしれない。」

 この本が出てから、4年もたっていますから、今のE-CELLはどこまで進んでいるのでしょうか。 一度確認してみたいものです。

 これまた知らなかったことなのですが、

273頁 「・・・、マウスの完全長cDNA六万種を一冊の本に収めた「DNAブック」の試作に成功した。 これは水溶性の紙の上にcDNAを染み込ませて製本したもので、本にはゲノムデータを収録したCD-ROMも付いている。 利用者は、必要なcDNAが掲載されている部分をパンチで切り取り、水に溶かして増幅装置にかけると約二時間で簡単に取り出せるという。」

 今は、DNAブックは、株式会社ダナフォーム社の登録商標のようです。 マウスのcDNAについては、理研が一日の長であるというのはさすがに私でも知っています。。。

274頁 「10大遺伝病」というのがあるようです。 このHPによれば、

 鎌形赤血球貧血症

 嚢胞性繊維症

 脆弱X染色体症候群

 βサラセミア

 テイ・サックス症候群

 フェニルケトン尿症

 血友病

 デュシェンヌ型筋ジストロフィー

 ハンチントン舞踏病

 α1アンチトリプシン欠損症

 だそうです。

305頁 「腎臓病新薬の開発を目指す「レナサイエンス」(本社・東京都新宿区)で、大学の技術シーズ(種)を基盤にした創薬ベンチャーとして、〇〇年に設立された。」

 レナサイエンス社のHPはなさそうです。 なお、こんな感じ(その1その2)で横浜市には、ベンチャーがあるようです。 レナサイエンスの創始者のブログです。

308頁 「〇一年に経産省が打ち上げた「大学発ベンチャー1000社構想」に対し、これまで七九九社(〇三年末)が産声を上げている。 業種別では、・・・、医療・バイオ関連が二九三社だった。」

 ポスドク1万人計画とか、弁理士1万人計画とか、数字が先に立ちますなぁ。。。

314頁 「日本でバイオベンチャーが起業するのがいかに難しいか。 一個人が大組織を飛び出してつくった「ファルマデザイン」(本社・東京都中央区)の事例は、それを如実に表している。」

 まだ、上場していないような感じですねェ~。

 バイオベンチャー絡みの話題のトリとして、

317頁 「海外のバイオ事情に精通し、日本のバイオ投資の先駆者である「バイオフロンティア・パートナーズ」(本社・東京都中央区)の大滝義博社長である。」

 バイオ分野に特化しているそうですが、メンバーも錚々たる感じです。 「大滝は、ジャフコ在籍中の一〇年余に米欧のバイオペンチャー五〇社に投資している。 そして、このうち三三社を株式公開にまで持ち込み、」とありますが、それに比べると、投資先のIPO実績としては、ちょっと寂しい戦績でしょうか。。。

 

324頁 「ゲノム装薬につなげる究極の勝負は、タンパク質の構造を決定し、機能を解析したうえで基本となる物質特許を取得することにある。」

 ちょっと、舌足らずでしょうか。

 タンパク質の構造を決定し、機能を解析したうえで、タンパク質に結合することによって、タンパク質の機能を変化させることのできる化合物をインシリコで見つけ出し、、、ですね。 物質特許を取るにこしたことはないですが、常に取れるとは限りません・・・

 ゲノム創薬というか、タンパク質の構造解析からの創薬では、どのタンパク質の機能を止める(亢進する)ことがクリティカルかを見つけ出すことも重要ですね。

336頁 「取材の過程で、伏兵・中国の潜在能力を強調する人物が何人かいた。」

 「もう一人は、実際に出願された特許を審査する特許庁の幹部である。 この幹部は「まだ公開されていない国際出願特許の内容を見ているので、公務員の守秘義務から詳しいことはお話できない」と前置きしながらも、こんな言い方で将来の中国脅威論を強くにおわせた。」

 とありますが、日本の特許庁では、中国で出願されたPCT出願を公開前に見れるってことでしょうか??? ってことは、日本のPCT出願も他の国でも見れるってことですよね。。。 うーん、微妙!!! そのような情報を使わない国がないとも・・・ 特許庁を受理官庁としているPCT出願が見れるのは分かるんですけど。。。

 

366-367頁 「ヒトゲノム解読の歴史については、勝利したアメリカ側から数多くの読み物が出ているが、日本側から歴史全体を検証した書物は皆無に近かった。 ・・・ そうした現実に直面して、二一世紀のライフサイエンス産業の核になるであろうヒトゲノムの解読史を日本を舞台に書き留めておきたいと思った。 そこには和田昭允のような異能が存在し、ゲノム解読の黎明期には、明らかにアメリカの五年先を走っている時期があった。 にもかかわらず、国際ヒトゲノム計画に対する貢献度がなぜ六%に甘んじなければならなかったのか、その本質にメスを入れたいと考えたのである。」

 上記が、まさにこの本の骨子でした。

 

 

本日のキーワード: 理研

 

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2008年9月28日 (日)

法律オンチが会社を滅ぼす

法律オンチが会社を滅ぼす 1テーマ5分で分かる企業法務講座 畑中鐵丸 東洋経済新聞社

 読み物として面白いです。 語り口調もざくっとしていてよいです。

 氏は、弁護士法人を経営されているようですが、他に弁護士2人、パラリーガル5人と結構大きいですね。 どうも社員1人弁護士法人のようですが、特許業務法人とは異なるのですね。 気になったので、弁理士法を確認してみると、

弁理士法2条6項 この法律で「特許業務法人」とは、第四条第一項の業務を組織的に行うことを目的として、この法律の定めるところにより、弁理士が共同して設立した法人をいう。

 なので、複数で設立することが条件ですが、弁護士法人については、個人で設立できるようです。 そもそも、法律事務所の場合、1人事務所というのが少ないということ、法人化することの意味が異なることがあるようです。

 産業構造審議会知的財産政策部会 第3回弁理士制度小委員会 配布資料に詳しいです。

 なお、氏が元いた事務所のようです。 法律事務所の名称と、URLが連動していま・・・

 

148-149頁 知財が難しい理由として、氏が挙げておられるのが

「(4)知財に関わる弁護士や弁理士が極度に専門化してしまい、企業経営者と効果的にコミュニケーションできないことがある ・・・ 知財問題については、象牙の塔に閉じこもるようなタイプの方ではなく、コミュニケーション能力に長けた弁護士や弁理士を身近に置き、問題の本質や実体を見極め、不要に恐れたり、乱暴に無視することなく、適正かつ効果的に対応していく必要があります。」

 「コミュニケーション能力に長けた」身につまされる話です。 たしかに、象牙の塔というか、自分のデスクに閉じこもりがちです。。。

164頁 「一 公正取引委員会の基本スタンスは「並行輸入保護」 二 正規代理店が理由なく並行輸入品の修理を断るのは独禁法違反 ・・・」

 並行輸入といえば、BBS事件やフレッドペリー事件で弁理士にも著名ですが(弁理士試験時代から)、弁理士になると出てくること非常に少なくなります。 それは、独禁法が絡んでくるからですが、、、 独禁法は弁理士の業務(4条)になっていませんからねぇ・・・ 結局、弁護士になっちゃうわけです。 とはいえ、独禁法の勉強は必要だなぁ~とたまに思うときもあります。

 弁理士の業務(4条)ではないですが、種苗法は知財的なので、弁護士というよりも弁理士が担当すること多い気がします。 申請自体は、行政書士が多く手がけているようですが。。。

184頁 「デューディリジェンスとは 

・・・ 一般に、公認会計士の方が財務諸表の中味をチェックし、我々弁護士が権利関係や契約関係をチェックしますが、その他、対象企業が知的財産権を保有している場合弁理士さんが参加したりする場合がありますし、さらに・・・」

 デューディリジェンスには、弁理士も関与するのですねぇ~ ちょっと勉強してみるのもいいかもです。 世の中不景気でM&Aも減っているとかって聞きますが、知識として有しておくと差別化できるかもしれません。 というのも、知財評価の方は、少し勉強してみたのですが、○○アプローチというのがちんぷんかんぷんで、手を出すのを止めているのです。。。 最近とみに領域を広げるという意味で何かに手を出さないといかんと痛感しているところがあるもので・・・

196頁 「「事業会社のTOB」であっても、「アタマの切れるファンドや行儀の悪いベンチャー企業のTOB」を見習い、相手に考える余裕もないくらいに先手を取り続けるべきです。 ・・・ ケンカなんて、準備を万全にし、気合と根性入れて、下品に一気呵成に、進めた奴が勝つに決まってます。 無駄な上品さを追求する買収アドバイザーのアホな助言なんか無視して、徹頭徹尾「ケンカ上等!」モードで進めて下さい。」

 意見書にもいえそうです。 一気呵成に主張したおす必要があるかもと思うことしきりです。 拒絶理由の係らない部分にまで補正で減縮できているときは必要ないですが、微妙なときにどこまで強く出張すべきが悩むことあります。 隣の芝生は青いではないですが、他人の意見書はぼろくそに審査官の認定等を否定している気がしています。 主張も苛烈だなぁ~と思うことしきりです。 ガツンと主張したおす方がよいのか、審査官もヒトの子ですから、やんわりと攻める方がよいのか、悩むところです。

204頁 「チェンジ・オブ・コントロール条項 

ところで、外資系企業と取引すると、チェンジ・オブ・コントロール条項(あるいはチェンジ・イン・コントロール条項)というものを目にすることがあります。 これは、「取引先企業の支配権が合併や買収で変動した場合、相手方企業が契約を破棄・変更できる」という仕組みです。」

 YOMIURI ONLINE マネー・経済の用語集では、「ライセンス契約や代理店契約などの重要な契約を結ぶにあたって、買収などで一方の会社の支配権(コントロール)が変わった(チェンジ)場合は、相手方の会社が契約を破棄できるとする条項。敵対的買収者にとっては、買収に成功しても、重要な契約が破棄されてしまえば、買収企業の価値が低下するため、買収防衛策としての効果がある。」と記載されています。

 チェンジ・オブ・コントロール条項、お勉強になりますね。

208頁 「当社はまだ株式公開に至っておりませんので、定款上株式譲渡制限を付けております。 ・・・ 当社の監査役の会計士の先生は、「会社法上株券を発行する義務があるので、請求されたら株券を発行せざるを得ない」との意見ですが、株式公開を見てもらっている証券会社の方は「株券が変な方の手に渡るならまずは株式公開は無理」といっています。」

209頁 「現在の会社法下においては、「定款変更を実施し、株券不発行会社に移行する」などとおいうことをしていれば格別、この種の小賢しいことをしていない多くのフツーの会社は株券発行会社のままですから、やはり、株券発行を拒否する根拠がないのです。」

 株券の電子化とは関係ないんでしょうか? 電子化されても株券の発行はまた別の形式でするということなんですかね??? そういえば、我が株券はどうなっているのでしょうか。 そろそろ調べないといかんです。

 

 この本を読んできっかけが与えられたのですが、、、 そういった意味でもよい本でした。 持っておきたいなぁと思った明細書を書く以外のスキルとして、M&A、種苗法、職務発明といったところに知識の主軸をおいてみたいと思います(いつ使うときがくるのかは神のみぞ知るで、私にはわかりませんが・・・ 宝の持ち腐れといえるぐらいに、、、 まずは宝にする必要がありますが・・・)。 今、弁理士会が力を入れていると考えられるコンサルにも生きてくる知識だと思うんですよね!!

 

 

本日のキーワード: 株券の自由化

 

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2008年9月26日 (金)

乳と卵

乳と卵 川上未映子 文藝春秋

 いわずとしれた芥川賞受賞作ですが、まぁ、凡人の私にはよくわかりません。 判決や審決も対外文章長いですが、また、審査官の拒絶査定もママ長いですが、氏の長さは次元を超えています。 それがいいというのもあるのでしょうが。。。 私には不向きな小説です。

 

 最近の芥川賞は、作品そのものよりも、石原慎太郎氏の選評の方が表に出ること多いですよね。 山田詠美氏などがそれと真反対の選評を述べていたりして! そっちの方が面白かったりして。。。

 

 文藝春秋2008年3月号より

 「薄くて、軽い  石原慎太郎」

 選評の題名からして、すさまじいです。 話が飛びますが、139回で芥川賞を受賞した楊逸氏に対しても、

 「楊逸氏の『ワンちゃん』は、日本語としての文章が粗雑すぎる。 ・・・ 選者の誰かが、「こうした素材を描いた小説が文藝春秋の本誌に載ることに意味がある。」などといっていたがそれは本来文学の本質と全く関わりない。 そうした舞台としてはむしろそこらの週刊誌の方がふさわしかろう。」

 と、一刀両断です。 とはいえ、他の選考委員も多くが日本語が拙いといっていますので、石原氏の書評としては、まぁ妥当といえるのかもです。 なお、たかだか、半年ほどで日本語がうまくなるもんなのでしょうかね???

 で、本題ですが、

 「受賞と決まってしまった・・・私は全く認めなかった。」

 「・・・、乳房のメタファとしての意味が伝わってこない。」

 「一人勝手な調子に乗ってのお喋りは私には不快でただ聞き苦しい。 この作品を評価しなかったことで私が将来慙愧することは恐らくあり得まい。」

 一方の、山田詠美氏

 「饒舌に語りながら無駄口は叩いていない。 ・・・ 受賞作にと、即決した。」

 人生そのものが賛否両論の石原氏ですが、私は、歯に衣着せないところが、、、いまどきないタイプなので、トータルで見ると、お気に入りの政治家だったりします。 なお、今回の総裁選でようやく勝ちあがった方も、(わざとらしい!? 意図的な!?)失言癖という点では、類似する政治家ですな。

 乳と卵とは関係が全くなくなりました・・・

 

 

本日のキーワード: ウルトラマンガタロウ 

 

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2008年9月23日 (火)

司法のしゃべりすぎ

司法のしゃべりすぎ 井上薫 新潮新書

 氏の著作を2007年9月13日のエントリー以来に読んでみました。 ほぼ1年ぶりですね。。。

 昔の私なら、原理主義的ともいえる氏の論調に真っ向から大賛成を送っていたのかもしれませんが、今の私だと全賛成という風には思いません。 思わなくなった自分にちょっとした寂しさを覚えるところです。 提言としてはすばらしいことだと思うので、政府関連の委員とかになって活躍されたりすると、何て、法務省が政府委員に入れるわけないですね。。。 佐藤優氏ばりに発信されると変わるのかもしれませんが。。。 ブログとか、ネット媒体で発信はされていないんですかね?! 

3頁 「たとえば、蛇足=無駄のために裁判の遅延は一段と悪化します。 「裁判の迅速化に関する法律」により第一審判決までの審理期間を二年とされた今日、放置しておくわけにはゆきません。」

 上記がこの本での骨子です。

 理系的発想と、文系的発想というのが、根底に流れているのかもしれません(理系、文系として区別するのは古い気がしますが、、、 なお、氏は理系の大学出身です。)。 氏は、結論から導き出そうとするのに対し、氏の反証している「蛇足」については、前提を確立させてからということになるでしょうか。 しかし、裁判所によって蛇足がついたりつかなかったりするのは問題ですよね。 今は、それほど騒がれませんが(一般人が認識したことから、マスコミも取り上げなくなったのか、そういう戦術を取ることに意味が見出せなくなったのか。)、一時期の靖国参拝の違憲判決とかよく分からなかったですよね。 原告側は負けているのに、判事内容には満足したので、控訴/上告しないというのは。。。 蛇足は、確かに不要かもしれませんが、蛇足がないと、成立しないのも確かなところで、特許法の世界でも、蛇足部分での判断部分が巾をきかしていることもあるはずです。 蛇足(付言)が多いのは、知財高裁第3部ですかっ!?!

 A(犯罪の成立) → B(損害の発生) → C(時効の成立) → D(請求却下)

という場合の論理構成として、Aを述べることが蛇足だと氏はしているわけですが。 

1) A(仮に成立) → C(時効の成立) → D(請求却下)

2) A’(仮に不成立) → D(請求却下)

なので、結局、導き出される結論はDなので、Cだけ述べればよいというのが氏の主張なのですが、、、 この理論は分からないでもないのですが、氏の中では、Aが仮に成立という前提にたっているわけで(そこは、判決文に書かないということになるのでしょうが、)、何だか矛盾もあるようなないような。。。 被告側の弁護士の主張が弱かったという点は問題ではないんでしょうかね? あるいは、原告側の弁護士の主張がうまかったというとこでしょうか? 状況設定は、刑事では無罪とされたのを、民事で損害賠償を請求されたという設定なんですが。。。 原告側の主張としては、損害賠償を認めさせるというよりも、罪を民事でもいいから認めさせたいというところにあるでしょうからね。

 なお、何はとりあえず時効が成立しているから、請求却下でもよいと思うのですが、時効が成立するためには、そもそもの損害の発生があるわけで、損害の発生があるためには、犯罪の成立があるわけで、となると、犯罪の成立の有無についても、述べなきゃいかんと思うのは仕方ないような仕方あるような・・・ 

 この本の中でも例示されているのですが、氏の説に乗ると、形式的に却下だけしたと取られて、裁判官が原告の心情を汲み取っていないとマスコミの大キャンペーンが繰り広げられたりしますね。 この本での蛇足といわれるものは、常に、犯罪があったとされている場合になってしまうわけですが。。。 民事裁判なのか、刑事裁判なのか、という点は考慮される必要はないのでしょうかね? 法に基づいて判断だけすればよいということであれば、裁判において、和解勧告などせずに、バンバン裁いていけばよいともいえるわけで。。。 裁判官の首を絞めているような絞めていないような・・・

143頁 「しかし、特に先例として扱う価値のあるものと判断された少数の判決は、判例と呼ばれ、判例集に登載される。 ただし、実定法上に判例の定義はないし、判例集に登載する基準が明らかでないので、あいまいな話である。」

 裁判所HPでも、 

 最近の判例一覧として、

・最高裁判所判例集

・下級裁判所判例集

・知的財産裁判判例集

となってますから、今の裁判所からすると、判示されたものは、全部、判例って意味ですかね。 最高裁判決=判例ってよく言う方いましたが、今となっては、・・・でしょうか。

 

 日本弁護士連合会のHPで検索すると、今、東京弁護士会に所属されているようですが、事務所名を掲げておられないようですし、登録されている住所も明らかにご自宅って感じの住所なので、弁護士としての活動はされていないのでしょうかね?

 

本日のキーワード: 蛇足論とでもいえそう。 なんでもかんでも蛇足に結び付けて一般化しようとしているように見受けられますが・・・

 

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2008年9月22日 (月)

裁判官はなぜ誤るのか

裁判官はなぜ誤るのか 秋山賢三 岩波新書

 2008年8月23日のエントリー「国策捜査」の中で紹介されていたので、読んでみました。 昨今の特許の審査に重なってくるところが多数ある気がします。

25頁 「・・・、裁判官が「処理件数」を引き上げるためには、ひたすら「過重労働」を積み重ねる路線か、あるいは「手抜き」「省力化」路線しかない。」

 きちんと本願を把握しない、本願と引例とを対比しない、なんてことが・・・

174頁 「・・・、我が国の刑事訴訟法に関わる実務は、刑訴法の現行規定やそれに対する通説的な学説に依拠して運営されているというよりも、「検察官」と「裁判官」という国家の官僚集団が打ち立てた解釈や実務運営要領などに準拠して現に運営されているという事実である。」

 「3.2.3 実施可能要件違反の拒絶理由通知

 ・・・ 理由は、できる限り文献を引用して示すことが好ましい。 この場合の文献は、原則として出願時において当業者に知られているものに限る。 ・・・」(審査基準から抜粋)

 審査基準ですから厳密にいえば守る必要はないのでしょうが、、、 拒絶理由で、審査基準の文言を引用して36条違反を通知されることはあっても、「できる限り文献を引用して」という部分を守っている拒絶理由(審査官)は皆無に近いですね。。。 新規性・進歩性の立証責任は、審査官側にあるとされているのに対し、36条の立証責任は、出願人側にあるとされているからこそ、審査官の36条の拒絶理由の乱用を防ぐためにも、上記運用がなされるべきところなのだと思うのですが、、、 昨今は、文献を示すことなく、また、技術常識を考慮してとの記載もなく、単に実施例に開示されているものよりも広いから実施可能でないとして36条4項1号違反が多発されている気がしないでもないです。。。

 この辺りにからむ判決が、「偏光フイルムの製造法」事件ですね。 巷では、一般にパラメータ事件と考えられていますが、一部筋では、旧法下での特許出願に現行審査基準の適用が認められたというところが評価されているとか。。。

176頁 「現実には裁判所の検察官に対するハードルは驚くほどに低く、最近の裁判官は検察官がごく一通りの立証をしただけで、検察官立証は十分であるとして、今度は弁護人に対して反証を求めるという傾向があるが、その結果、被告人・弁護人は無実の立証責任を負担させられることになっている。」

 「(2)動機づけとなり得るもの

 ①技術分野の関連性

 発明の課題解決のために、関連する技術分野の技術手段の適用を試みることは、当業者の通常の創作能力の発揮である。」

 とされているとはいえ、昨今は、課題解決を考慮することなく、単に、関連する技術分野の技術だからとして、軽くジャブのような拒絶理由を通知してくること多くないですか??? あまり関連性がなくても阻害要因がないから、進歩性なしなんて通知されたらたまりません。

178-179頁 「英米においては、基本的に法曹一元制度が採用されており、法曹資格を有する者のうち、裁判官以外で法律に関する職務に従事した者の中から裁判官を任命する制度が採用され、しかも、併せて陪審制度が採用されている。」

 裁判官も、審査官も官僚という日本とは随分違うのですね。 欧米では特許になっていて、日本ではさらに狭い範囲に限定しているのに、特許にならないのは・・・的なインストラクション来ますから、そういう場合にはキツイデスね。。。 日本での権利範囲の広さも米国では侵害訴訟においては採用されたりするとのことですから、補正できる範囲にそりゃ限界領域ってものがありますよね。 総じて、文言の意味は分かるが、明細書でバッチリ定義していないとして、日本ではその後どうしようもできない部分を、(審査官も了解のうえ)不明確!!実施可能じゃない!!ってバシバシ打ってくる気がします。 そういうときって、拒絶したいだけなんでしょうか・・・

 

 第5章の長崎事件として紹介されている痴漢冤罪は、明日はわが身になるかもしれませんので、色々とネット情報もあるようですので、男性諸氏は、一度検討しておく必要がありそうです。 とはいえ、昨今、痴漢冤罪はニュースとしては下火でしょうか。。。

 

155頁 「九九.九パーセントの有罪率 我が国では刑事裁判の有罪率は異常というほどに高い。 例えば、一九九八年、九九年度に第一審判決を受けた被告のうち、無罪になったのは〇.一パーセント程度であり、有罪率は九九.九パーセントにのぼる。 ・・・ 公判で否認する被告人の事件について、我が国でどの程度の割合で有罪・無罪の判決がなされているのかについては、正式の統計は公開されていないのが現状である。」

 ??? とすると、99.9%の有罪率というのはどこから来る値なのでしょうか? 上記文脈の中で紹介されている渡辺保夫 「刑事裁判を見る眼」 岩波現代文庫 の中で紹介されている数字なのでしょうか??? ジャーナリストが1件1件確認した値なのでしょうか? 無作為抽出した推定値なのでしょうか???

 

 

本日のキーワード: 昨今、冤罪事件も新聞をにぎわさなくなってますね。。。

 

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2008年9月21日 (日)

風になった日

風になった日 高橋尚子 幻冬舎

 これまた古い本ですが(2001年第一版発行)、一流どころの本ということで読んでみました。 ちょっと、文体が幼いです。 この本の中では、小出監督、万々歳なのですが、この後どういう心境の変化があって、小出監督の元を離れることになるのかに興味がそそられるところです。

 高橋尚子選手といえば、私の中では、バンコクアジア大会での大独走とセピア色的なTV放送が強く印象に残っています。

 なお、Qちゃんの愛称の理由が分かります。

 

80頁 「長く走るのは好きだったが、ダメだ、ダメと言われつづけて、自分でもその言葉に洗脳されていたような気がする。 「素質がない」と言われたこともある。 だから、人の倍やって人並み、人の三倍やって人並み以上だと、いまでも思っている。 少しでも練習を休んだら、私の記録なんてガクンと落ちてしまう。 自分は本当に弱い選手なのだという気持ちは、いまでもずっと変わっていない。」

 大野氏の書籍でも同じことが書かれていますが、弱いと思う気持ちと、強いと思う気持ちが同居しているのが一流選手でしょうか。 ある意味自分勝手に使い分けられると。 練習では、弱いといってがんばれ、試合では、強いと念じて戦うと。 

 

 

本日のキーワード: 王貞治、山下泰裕、衣笠祥雄、千代の富士に次ぐ、スポーツ界からの国民栄誉賞なわけですね。

 

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2008年9月20日 (土)

全力投球

全力投球 我が選んだ道に悔いはなし 大野豊 宝島社文庫

 谷川浩司氏や羽生善治氏の自伝は私の中でバイブルなのですが、、、 各界で一流と呼ばれる人の書く書籍にはキラリと感じさせることが多いので、好きなのです(谷川氏、羽生氏は将棋ですが・・・)。 なお、ビジネスマンの場合には、新興の場合には(少々、チャライですよね。。。)、そこまでガツンとさせてくれる人がいないのも事実です。

 ということで、広島カープファンにはこたえられない大野豊氏の書籍です。 私の世代で、広島カープファンだと、北別府、大野、川口の3本柱にはググっと来るはずです。 巨人の、斉藤、槙原、桑田との三連戦にはラジオの前で手に汗握ったことが一度ならずあるのではないでしょうか?(広島-巨人戦だと、それほどTV中継はなかった気が。。。) 試合の方は、毎試合1点取った方が勝ちという感じでした。

 サウスポーということもあり、大野氏と川口氏はよく比べられていたわけですが、メジャー志向が強いといわれていた川口氏と異なり、大野氏は広島一筋だったわけで、ファン心理からすると広島を裏切った感のあった(正当に、FAで出て行ったわけですが)川口氏に対する感情とは違う感情が大野氏に対してはあるわけです。 そういう意味からも、東都から広島を逆指名した野村謙二郎氏のことを広島ファンは応援し続けるわけです。 佐々岡、前田、緒方といった選手にも愛着をなくさないわけです。 江藤や金本といった選手は違うわけです。

 

121頁 「第1章にも書いたが、私が引退を決める契機となった、巨人の高橋に打たれたホームランについて、 「こだわりがあったストレートならわかりますけど、変化球を打たれて、なんで辞めるんですか」と言ってくれたのもイチローだった。 私とは18歳も年が離れているが、 (この若さで、なぜ、これほどまでの向上心を持って、野球に取り組むことができるのだろうか) と、いつも感心してしまう。」

 素敵なフレーズだったので、引用しました。

 

 2001年初版の本なので、若干、古いのですが(まぁ、大野氏のコーチ戦略や解説が、今も新しいとはいえないと思いますが、、、 そういったところが、今回の星野ジャパンだったのかもしれません、、、 コーチが、山本浩、田淵、大野って・・・ さすがの広島ファンでも、・・・です。)、、、 

 そのあたりが如実に表れているなぁといのうが、

126頁 「結局、ライバルは自分自身。 自分自身に確固たる物を身につけられるかどうか。 心の迷いや弱さが出た時、自分自身に負けることなく、それを断ち切るだけの精神力や信念を持てるかどうか。 いかに自分を作っていけるかということなのだ。」

143頁 「強くなるには、練習しかない。 技術を取得するには、練習しかない。 しかし、いい加減な気持ちでやっている練習では、絶対に身につかないし、強くなれない。 気持ちが入った練習を、体いっぱい使って取り組む。 要はこれを毎日繰り返しできるか。 これを毎年積み重ねていけるかどうかだ。」

195頁 「あとは、本人の意識の問題ですね。 何本か走る中で、ただ単に走る10本って意味がないんですよ。 例えばダッシュでいえば、一歩をどれだけ大事にできるか、ですよ。 いかに一歩に集中するか。 ・・・ ピッチャーはマウンドに行って投げるのが仕事かもしれないけど、そこに行くまでにやることの中で、身につけることはほんとにたくさんあると思うんですね。 キャッチボールひとつにしてもそうですよ。」

 確かに、8割でなんとかなるときもあります。 そこを、甘えずに常に10割でいけるか。 8割にすれば、早く帰れるときに、時間がかかっても、他の要件にしわ寄せが行って結局自分が苦労することになっても10割に持っていけるか。

 ここは弁理士としても生命線ですね。 たまに、8割でもと思うこともありますが、かぶりを振って、10割を志すようにしています。 きっと、いつか、その10割が自分に花開くであろうと考えて。

 

163頁 「この仕事を始めて2年目になるが常に心がけているのが、自分はあくまでもこの分野では新米ということ。 ・・・ (プロ野球選手として現役が長かったから何でもわかりますよ) という態度ではなくて、いつも新鮮な気持ちを持って低姿勢でいろいろな話を聞くようにしている。」

 過去の自分に自身を持つことは大事ですが、そこに安住したり、そこのみに寄りかかるのはいかんですよね。 貯金は貯金し続けることが必要で、食いつぶしてはいかんわけです。 そういう意味では、一生悟れることはないのでしょう。。。

 

 

本日のキーワード: 全力投球できているでしょうか?

 

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2008年9月19日 (金)

そうか、もう君はいないのか

そうか、もう君はいないのか 城山三郎 新潮社

 なぜ、この本を読もうと思ったかは分かりませんが。。。 城山三郎といえば、私の中では、「落日燃ゆ」&「指揮官たちの特攻」です。 先の作品は、いわずとしれた、A級戦犯として刑死したただ1人の文官である広田弘毅元首相をモデルとした作品です。 後の作品は、特攻の話です。

 司馬遼太郎が、明治黎明期の人物を鮮やかに甦らせる作家なら、城山三郎は、昭和の人物を甦らせる作家といえるかもしれません。 城山三郎の作風は、個人に照準をあわせてますので、人物を通して歴史を描く、司馬史観までは、昇華されることはないでしょうが。。。 

 

 本作では、奥さんのことを書きつつ、氏の作家として成功するまでの流れも伝わってきます。 一言、好い本ですね。

 

 

本日のキーワード: 夫婦

 

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2008年9月16日 (火)

さらば財務省!

さらば財務省! 官僚をすべて敵にした男の告白 内閣参事官 高橋洋一 講談社

21頁 「小泉改革も安部改革も二〇〇七年に話題になった埋蔵金論争も、今も続く増税を主張する「財政タカ派」と経済成長を志向する「上げ潮派」の対立も、さらには道州制の導入を睨んだ地方分権も、突き詰めれば、小泉改革以来本格化した、「小さな政府軍」と「大きな政府軍」の戦いだ。 ・・・ 特別会計の剰余金を財源として拠出せよと迫り、成長路線をとる中川秀直元幹事長や公務員制度改革、独立行政法人改革などを進める渡辺喜美金融相・行革相は、小さな政府軍。 谷垣貞一政調会長や与謝野馨前官房長官ら、増税路線の財政タカ派は、大きな政府軍。 こう色分けされる。」

 今の政治がよくわかります。 自民党総裁選挙でいえば、与謝野馨氏は、財政タカ派の代表ですね。 小池百合子氏や石原伸晃氏は、上げ潮派の代表でしょう。 これらはどちらも、財政改革の流れは違えども改革派といえる方たちですね。 麻生太郎氏はどちらかというと旧来のばら撒き系ですよね。 どちらかというと非改革派といえるかもしれません。 石破茂氏の位置づけはようわかりません。

 与謝野氏にしても谷垣氏にしても世代は半周りほど違いますが、麻布中・高→東大法という道を歩いていて、どちらも財務省とは関わりはなさそうなんですが、、、 私の中では、政策のイメージは2人とも財務省寄りですよね。 谷垣氏の方が財務省の代弁者的なイメージがあります・・・

 

 高橋洋一氏は、当然に財政タカ派に対しては批判的です。

166頁 「財政タカ派はまず先に財政均衡ありきで、極端にいえば、財政さえ立ち直れば、国民経済が多少がたついてもかまわないという「財政原理主義」だ。 財務省は、財政原理主義で国の金庫番。 まず確実に財政再建を実現することが自分たちの使命だと信じ切っているので、財政タカ派についている。」

 

 小泉→安部時代の政治の流れもよくつかめます。 福田時代は氏も中心にそれほどいなかったためか、筆法が弱いです。

177頁 「小泉政権が誕生して、実質的な政策立案の主導権は、霞が関から官邸(諮問会議)に移った。 これが一回目の政策立案のパワーシフトとするなら、二回目は与謝野諮問会議から中川政調会へのシフト、今回、三度目のパワーシフトが起こったと見ることもできるだろう。」

 

 よく、消費税アップの根拠として、

192頁 「「日本は八三四兆円もの債務を抱えている。 これはGDPの一六〇%にも上る危機的数字だ」 と国民の危機感を煽っている。 財務省の主張する八三四兆円は「粗債務」で、国際敵にしばしば使われている「純債務」ではない。 ・・・ 純債務は約三〇〇兆円まで減る。 ・・・ つまり、「純債務で見れば日本は財政危機などではない」と財務省は主張したのだ。 日銀と同様、国内向けアナウンスと海外向けアナウンスはまるで違うのである。」

 それでも300兆円は借金ですから、ゆくゆくは、我々庶民から巻き上げていくわけですよね・・・ 年金や、いろんなところに皺寄せが行くのでしょうね。 その最たるものとして、1990年~2000年頃って、日本の薬品代は世界売上第2位で、欧米の外資が日本市場を狙っているとかいっていたのに、厚生労働省の医療費は下げず、薬品代は下げるのヒヨッタ政策によって、今や、製薬外資にとって魅力のない市場になったということが挙げられるのではないでしょうか!? 軒並み、製薬外資は、研究所を引き上げましたよね。 きっと、中国にシフトしているんでしょうね・・・ 医療貧乏な時代も来るのも近いかもしれません。。。 世界にいけば薬はあるのに、日本では認可されていないなんて時代が遅かれ早かれくるかもしれません。 金持ちは、米国、欧州で治療を! ハワイで治療を!!なんてのが当たり前な時代がすぐ来そうです。。。

 

251頁 「マスコミが垂れ流すのは、民主党の「天下り全面禁止」という耳触りだけはよい謳い文句で、その先にある、高給取りばかりの役人天国にはまったく触れようとしない。 理由は定かではないが、「霞が関が裏で糸を引いている。 職員の労働団体である官公労がバックで糸を引いている」と分析する人もいる。」

 天下りの問題って難しいですよね。 民間だって、大企業で社長までやれば定年も60歳でなく、その後も顧問やいろんなところでおゼゼを手に入れるすべはいくらでもあるわけで、、、 官僚のトップになった人が、同じようにするのが悪いということにはならないと思います。 民間では取締役クラスにならなかった人は60歳で定年を迎えると、よっぽどのことがないとそのまま引退ということになるのですから、また、途中で肩をたたかれた場合には、・・・ですから、官僚も、途中でドロップする人を守る天下りはやめたらいいと思います。 私のイメージとしては、国一よりも、国二、国三、地方上級職とかが問題の巣窟では?です。 なお、民主党の母体は労働組合ですから、上記は仕方ないでしょうか。。。

 

 

本日のキーワード: この本は勉強になります。

 

 

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2008年8月30日 (土)

医学のたまご

医学のたまご 海堂尊 理論社

 日経メディカルに連載されていたものだそうです。 オンライン版もあるのですが、随分前に、ユーザー登録しておかないと記事を読めなくなってから足が遠のいてます。

 海堂氏の著作においては、それぞれが連作になってはいないのですが、高階学長など登場人物、桜宮市など背景がかぶっているので(そういう意味では連続性があるので)より面白く読めます。 ミステリーかというと微妙という感はこれまで私が読破した著作でどれも感じられます。 本作は、チーム・バチスタの栄光からはじまる3部作の続編といったところでしょう。 なお、全作制覇を目指したくなる作家です。

58頁 「大学病院は昔は国立だったけど、20年くらい前に独立行政法人という組織になって、」

 独法化されたのは、平成16年4月1日からですから、平成36年ころの話ということになります。 さすがに、前記3部作との連関性は年齢から考えると薄くなっちゃいますが、登場人物名が同じ人が何人かいます。

 佐々木アツシ(ナイチンゲールの沈黙) → スーパー高校生?

 垣谷雄次(チーム・バチスタの栄光) → 垣谷教授?

123頁 「『チーム・曽根崎』の結成ね」

 と、チームが好きな作家ですね。 江戸川乱歩の少年探偵団の影響を受けているのでしょうか。 どの作品でも、謎(とはいえないかもしれませんが)を解き明かす上で、チームとしての連携が重要です。

 

 

本日のキーワード: やられたらやり返せ(アクティヴ・フェーズ) 明鏡止水(パッシブ・フェーズ)というのは、チーム・バチスタの栄光において白鳥圭輔が使う戦略ですね。

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2008年8月25日 (月)

ぼく、オタリーマン。3

ぼく、オタリーマン。3 よしたに 中経出版

 2巻がピークでしょうか。。。

 

 

本日のキーワード: より洗練されていますが。。。

 

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2008年8月24日 (日)

ぼく、オタリーマン。2

ぼく、オタリーマン。2 よしたに 中経出版

 1よりは、垢抜けたというか、洗練されたというか、面白くなっています。 自虐的に普通すぎるところが、人気の所以でしょうか? いやみがないところが、いいのかもしれませんね。

 

 

本日のキーワード: 普通のサラリーマン化してますね。 オタぶりが欲しい。。。

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2008年8月23日 (土)

国策捜査

国策捜査 暴走する特捜検察と餌食にされた人たち 青木理 金曜日

 佐藤優氏、田中森一氏、細野祐二氏の著作を読んできて、国策捜査の対象となった方々には畏怖の念を抱いているわけですが。。。 この書籍においても、やはりこのお三方は異能です。

 筆者は、中立性を保とうとしているのですが、途中から中立性は???といった感じになっていき、所々で踏み込みすぎています。 思い入れのある人がいるの丸わかりです。。。

16-17頁 「直截に記してしまえば、私はここで両者の主張のどちらに理があり、事件の真相が何であるかを軽々に断ずるだけの材料を持ち合わせてはいない。」

 冒頭の方では、上記のようにあるのですが、、、

 田中森一氏に対しては、

114頁 「だが、その弁護活動を単に「悪徳」と断罪してしまうのは安易に過ぎるように思う。」 

126頁 「そんな田中氏が詐欺罪に問われている石橋産業事件も、「目障りな田中」を除去するために検察が事実を歪めて繰り出した捜査だった疑いは拭えない。」

 今、田中森一氏は、収監中ですよね。 あるサイトで、自ら弁護士資格を返上したみたいな文章を読んだ気がしていたのですが、夢だったでしょうか(Wikipediaによれば、刑の確定により、弁護士資格を喪失していることになっています。)。 また、もっと、本人が作っている感がありましたが、なんか荒れている感じがします。

106頁 「出世のために常に上級審や上司、あるいは検察の意向ばかり気にする「ヒラメ裁判官」の横行だ。 当然ながら、真実の解明や公正な裁判の追及といった司法の理想は脇に追いやられる。」

 出世のために常に審判部や上司、あるいは裁判所の意向ばかり気にする「ヒラメ審査官」の横行だ。 当然ながら、産業の発達や公正な発明の保護の追及といった特許法の理想は脇に追いやられる。

 裁判官、審査官、審判官と皆さん「官」ですが、サラリーマンである以上、ヒラメ化するのは仕方ないですよね。 長いものにはまかれることで、それが、ある意味安定をもたらすわけですからねぇ~ 安定性という善と、ヒラメ化(膠着性)という悪といったとこでしょうか。

 そもそも、雇われという世界にいる以上、官であれ、民であれヒラメ化するのは仕方ないと思います・・・

 最後にひとつ、私は、冷やかし半分で読んだわけですが(2008年1月27日(日)のエントリー)、

192頁 「こんな裁判もすでに「権威の崩壊」が急進行している、というのが佐藤氏の見立てだ。 「一例を挙げれば、最近、(裁判の)傍聴マニアの書いたような本が結構売れるようになった。 これは根源的に司法がバカにされているということだと思う。 類似の本は以前からあったけれど、あまりマーケット・メカニズムの中には乗らなかった。 しかし、現在は違う。 これは司法の権威というのが内側から崩れている証左の一つではないでしょうか。」」

 

 

本日のキーワード: 起訴されれば99.9%は有罪 司法を考える会 三井環氏

 

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2008年8月 6日 (水)

レバレッジ・リーディング/レバレッジ時間術

100倍の利益を稼ぎ出す ビジネス書「多読」のすすめ レバレッジ・リーディング 本田直之 東洋経済新報社

レバレッジ時間術 ノーリスク・ハイリターンの成功原則 本田直之 幻冬舎新書

 こういう方々に共通するのは、時間の使い方ですよね。 多分、ブログも書いていない方が多いでしょう。。。 私自身、こういう方々のように時間を切り詰めて(と、見える、感じる時点でいかんのでしょうが。。。)生活できませんねぇ~ 騙されたと思って、小学生の頃のように時間割を作ってみるとよいのかもしれませんが。。。 そういえば、小学生の頃って、夏休みのしおりとかで、一日の過ごし方的な時間割円グラフを作らされてましたね。

 内容はほとんど一緒なのですが、本田氏の本は、ホントに2時間もあれば十分に通読できるのでお勧めです。 ポジティブになれますし、ビジネス書を読もうという気にさせてくれます。

  

 どうでもいいことですが、本田氏は1500円の本を15万円の利益を生むと考えておられるようです。 そして、氏は年間400冊程度読むようです。 となると、読書から考えられる富の生み出しだけで年収6000万ですか! いいですねぇ~

 

 レバレッジ・リーディングより。

75頁

 紹介されているメルマガの書き手として、土井英司氏、藤井孝一氏、松山真之助氏、Tulipa氏、鮒谷周史氏、増永寛之氏、岩元貴久氏、和仁達也氏、ファイナンシャルアカデミー通信。

80頁

 先の本で有料の書評サービスとして、「Book Summaries」で検索すると、海の向こうの書評サービスが紹介されていましたが、本作では、日本の書評サービスも紹介されています。

 

 

本日のキーワード: 心機一転です。

 

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2008年8月 5日 (火)

レバレッジ勉強法

レバレッジ勉強法 仕事に役立ち、継続的なリターンを得る 本田直之 大和書房

 レバレッジ・シンキングに続いて読んでみました。 内容的には、レバレッジ・シンキングにかぶる部分多数ですが、読みやすい本を書かれる方だと思います。 また、読んでいてハッとすることが多いです。

72-73頁 ビジネスパーソンの勉強法として、「①ビジネス書を読む ②うまくいった人の話を聞く ③スクールや通信教育を利用する」が挙げられています。 これまで、語学を勉強する上で勉強の仕方のマニュアル本といったものを読んだことは皆無でしたので、弁理士試験の合格体験記のような位置づけで読んでみたらいいのではないかと思いました。

146頁 「わたしは高校時代自分自身が使って効果があったSIMというリスニング教材と、NHK教育テレビで放映していた「ミニ英会話 とっさのひとこと」という番組を見ることから始めるよう、アドバイスしました。」

159頁 「また、外資系銀行時代の同僚には、留学経験もないのに英語が堪能という人が何人かいました。 彼らがやっていたのはNHKの「ラジオ英会話」。」

162頁 本のサマリーサービスとして、英文サマリーのHPがあるようです。

 「BOOK SUMMARIES」で検索すると見つかるでしょう。

163-164頁 SIMの紹介があるのですが、SIMとは何の訳なんでしょうね? ちょいと調べましたが分かりません。 なお、SIMで検索すると、とある会社がヒットしますので、SIMは商標なのかもしれません。 と思って調べていたら、SIM/同時通訳方式というのが登録商標になっています。 で、会社案内を見てみると、SIM=Simultaneous Interpretation Method(同時通訳方式)とあります。

176頁 「また、ファイルした情報は、定期的に見直しては捨てることも大切です。 ・・・ 一年前に紹介された素敵なレストランは、すでにシェフが変わっていたりします。」

 これは、たとえがうまいですね。 私も、引越しの度に、業者が違うのでダンボールの詰め替えだけをやっている本とか資料がたくさんあります。 ようは、次の引越し先で開けていないわけです。 引越しの時だけ日の目を見るだけですので、不要なはずなんですが、捨てられずにどうしようかと思っていたのですが・・・ ちょっと、資料の見直しをしてみたいと思います。

182頁 「世の中の動きを俯瞰し、予測するのが経営者としてのわたしの仕事ですが、・・・」

 とありますが、こういうビジネス書って、成功した後の実践法は記載されているのですが、途中過程でどういった勉強をしたらよいということは書いてないんですよね。 そもそも、下々が世の中の動きを俯瞰していてもあまり役には立たないわけで、別にやるべきことがあると思うんですよね。 だから、下々が俯瞰するために行うリーディング法を学んでもあまり意味はないわけで。。。 ビジネス本の位置づけの難しいところでしょうか。 となると、成功しそうだなと思われ、かつ、ブログとかで成長日記みたいのをつけている人をみつけて、同じようなことを実践するしかないかもしれませんね。 αブロガーを参考にするよりも、βブロガーを参考にするのがいいのかもです。。。

 

 

本日のキーワード: こういう本はところどころに出てくる、成功前の話部分を掻い摘むのがベストですね。

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2008年8月 4日 (月)

そのノブは心の扉

そのノブは心の扉 劇団ひとり 文藝春秋

 「陰日向に咲く」の方が断然面白いです。 セルフ小説のようですが、発想はやっぱ変わってますね! 完全フィクションだとしたら、凄い発想です!!

 

 

本日のキーワード: 

 

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2008年8月 1日 (金)

阪急電車

阪急電車 有川浩 幻冬舎

 往路は連載、復路は書き下ろしらしいです。 行きと帰りになっているところが面白い設定といえるのではないでしょうか。 行きだけというのだとちょっとさびしいです。

 まぁ、中身は、ほのぼのエッセイですが。。。

 

 

本日のキーワード: 電車での物語りって最近はないですねぇ。。。

 

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2008年7月31日 (木)

国家情報戦略

国家戦略成功戦略 佐藤優 高永チョル(吉吉で一字です。) 講談社+α新書

 対談という名を借りた、佐藤氏史観の発散本です。 個人で書いてもよかったような。 もう少し、高氏をフィーチャリングしてもよかったのでは!?

 国家戦略というとおり、インテリジェンスのハイテク技術等も紹介されていて、「U-2」や「エシュロン」というのがあるようです。

 U-2は、高高度で飛行する偵察機です。 とはいえ、U-2は、1950年代から活躍しているようですから、最先端といえるかというと微妙ですが。。。

 Wikipediaによれば、日本にエシュロンの情報収集基地があって、日本自体も傍受されているのに、すべての情報を得ることができないというのは国防上どうなんでしょうかね。。。 The アングロサクソン至上主義といったところです。。。

 

 

本日のキーワード: 常のキーワードですが「インテリジェンス」

 

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2008年7月29日 (火)

野村ノート

野村ノート 野村克也 小学館

 野村監督といえば、ノムラスコープがわれらの世代では有名です。 あの9分割は斬新でした。 ほかにも、「ID野球」や「野村再生工場」など新聞ネタの豊富な監督ですよね。 さすがに、私は、氏の現役時代を知りません。

 

5頁 「プロフェッショナルとは「当たり前の事を当たり前にやる」ということになる。」

 弁理士の場合には、どんな案件でも当たり前のように、出願手続きを終えるというところまでは、プロフェッショナルとして行えますが、その後はどうするのがプロフェッショナルなんでしょうか。 出願戦略を踏まえた顧問契約を受けていれば別ですが、出願を単に受任するだけでは、片手落ちな気もしますね。 企業も、弁護士には駐在等で受け入れを行っている法務部等あるようですが、弁理士の駐在を受けている知財等あるんですかね? 事務所としてもその辺にビジネスチャンスがありそうな気がしますが。 企業の知財部の人間と、共同で発明発掘を行うというところでしょうか。。。 弁理士のプロフェッショナル性って難しいところですね。 ある意味、発明がすべてだったりするわけで、我々の力量で特許になったり拒絶になってりという案件はそれほど多くない気がします。

 

 人間くさくて面白いところですが、

119頁 「ヤクルト、阪神と監督をやって、多くの選手が年賀状ぐらいはちゃんと寄こすが、古田からは年賀状も来ない。」

120頁 「私が育てたと自負する選手のなかでは、石井一からも年賀状1枚来ない。 ・・・ 彼に対しては私のなかで「自分の教育が足りなかった」「試合で使いたいばっかりに人間教育を怠った」という反省がある。 結婚もしていることだから、奥さんが内助の功を発揮して夫の支えとなるべきである。」

 このあたりは、人として最低限ですね。 クライアントからの信頼を受けるという点でも重要なことですね。 身につまされますな。

197頁 「たとえば監督の要求とは、

①自主性をもってほしい(これがなくなるとチームは必ず滅びる)。

②何のための試合なのか、その目的、目標を明確にもってほしい。

③監督が何をしてほしがっているか知ってほしい。

④野球が仕事なのか、それとも勝つことが仕事なのか、自覚してほしい(もちろん後者が正解である)。

⑤ファンが何を要求し、何を感動するのか考えてもらいたい。」

 この本は、野村監督が現役選手に読んでもらいたいことで満載な本な気がします(一般人が読むものではない?!)。 また、読者側としては、管理職が読むとよいでしょうか。 私自身、あるとき①を強く痛感したことがあります。 何であれチームというのは、各人が自主性を持ち、自分のすべきことを明確に理解しているときに強さを発揮しますね。 リーダーとしては、各人の自主性に任せることも必要ですが、任せすぎると自分の持分の明確化という点でマイナスな気がします。 私もその当時読んでいたらまた変わっていたかもしれません。。。

208頁 「元首相の中曽根氏が挨拶されるとき、よく使われる言葉に、「結縁、尊縁、随縁」がある。 一期一会と同じような意味で、つまり人生というのは縁である、縁を結び、縁を尊び、縁に従うという意味だ。」

 縁に随うの誤記でしょうか!! 一期一会の派生した意味というとこでしょうかね。 中曽根氏といえば、司馬史観というのが私のなかのイメージですので、野村監督も、

 

 

本日のキーワード: 司馬遼太郎につながるでしょうか。。。

 

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2008年7月28日 (月)

チーム・バチスタの栄光

チーム・バチスタの栄光 海堂尊 宝島社

 「ブラックペアン 1988」、「ナイチンゲールの沈黙」に続いて読んでみました。 順番が逆ですが・・・

 新人を発掘する、第4回「このミステーがすごい!」大賞受賞作です。 

 相変わらず面白いです。 というか、この本があるから、上記2作が面白いといえるのでしょうけど。。。 読む本の方向性を変える予定ですが、この作者の本は読み続けてもいいかな!?と思うところです。

 

 バチスタ手術、本当にある術式のようです。 動画つきです。

 

 

本日のキーワード: 一人の選考委員の、ある意味、ミステリーといえるのかという判断もあったようですが、面白ければ何でもよしということで!!!

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2008年7月27日 (日)

枕女優

枕女優 新堂冬樹 河出書房新社

 下世話小説第3弾です。 こうまとめて読むと、読んだ本に罪はないですが、ちょっと考えさせられました。 最近の、悪食読書もそろそろ潮時ということころでしょうか。 ということで、読む本を少し軌道修正しようと思います。

 

 それにしても20年くらい前にありそうな古い設定の安いドラマです。

 

 

本日のキーワード: 反省・・・

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2008年7月26日 (土)

ウツボカズラの夢

ウツボカズラの夢 乃南アサ 双葉社

 ウツボカズラとは、広辞苑 第五版によると、ピンときませんが、Wikipediaによれば、「他の植物に寄りかかって高くまで登る。一部に高く伸びない草本的なものもある。根は貧弱で、あまり発達しない。時に根元からも新芽を出す。」、「ウツボカズラの捕虫器は、壺のような形で、いわゆる落とし穴式で虫を捕らえるようになっている。」とあり、まさに主人公の生き様です。 寄生とまではいかないが、寄りかかり、自分の持っているものは脆弱で、相手がはまり込んでくるのを待って獲ると。 したいとは思いませんが、あこがれたりはする生き方ですねぇ~

 渋谷は松涛が舞台になっているかと思いますが、便利な場所にありますよね。。。 学生時代、東急百貨店本店は、Bunkamuraとかあって敷居の高いデパートでしたねぇ。。。 行く度に宝塚系の女優さんを見ていた気がします。

 

 

本日のキーワード: 植物つながりで非常に良いHPを、植物雑学事典

 

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2008年7月23日 (水)

戦場のサレ妻

戦場のサレ妻 上下 蓮居くうな 主婦の友社

 題名につられて読んだら、卒業していたはずのケータイ小説でした。 特に感想もないっす。

 なお、サレ妻とは、浮気を「サレ」た妻ということだそうです。

 

 

本日のキーワード: 

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2008年7月 8日 (火)

ロト6で3億2千万円当てた男の悲劇

成金ノンフィクション ロト6で3億2千万円当てた男の悲劇 久慈六郎 集英社

 ドラマ化されるということで読んでみました。 いろいろネットでは、情報が飛び交っているようですが、まぁ、痛さが人を呼ぶんでしょうね。。。

 とはいえ、ブログのほうはそんなに訪問者がいない感じですね。

 

 宝くじ等で3億当てるのはロマンですよね。 私も一時期買ってましたが、最近はご無沙汰です。。。  

 

 

本日のキーワード: 3億あったら。。。

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2008年6月28日 (土)

楽園

楽園 上下 宮部みゆき 文藝春秋

359頁 「本書のなかでで前畑滋子が再三思い出し、周囲から思い出すよう働きかけられる、”山荘”を舞台とした「九年前の事件」を描いたもので、こちらも非常に残酷な事件が連発する大部の長編作品でしたので、・・・」

 本書では、前畑滋子が謎を解いていくわけですが、再三、上記事件が顔を出すわけです。 こちらの事件の全容が、本書での謎とどう絡み合いつつ明らかになるのかと思って、読み進めていたのですが、あとがきに書いてありました。

 ということで、「模倣犯」を読まないといけません。

 宮部みゆきらしくゆっくりと話が進んでいきます。 じわりじわりと。 こういうところが、この作家が人気のあるところなんでしょうね。 落ちも、エッ!?っていうどんでん返しもせず淡々と。

 

 

本日のキーワード: 「理由」や「火車」の方がおもしろいかな。

 

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2008年6月25日 (水)

忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス

忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス 明橋大二 1万年堂出版

 たまには、こういった本を読むのも心が安らいでよいですね。 親子のあり方だけでなく、男女のあり方についても勉強になったりします。 この本の主題としても、子供の育て方もその1つにあげられると思いますが、それ以上に、子供を育てる上でパートナーとどううまく付き合うかという点がある気がします。 深読みすると、基本、子育ては母親が行うもので、父親がどう機嫌よく母親に子育てをしてもらうかという・・・

23頁 「しつけも大事、勉強も大事、しかし、いちばん大切なものは、自己評価(自己肯定感、自尊感情)といわれるものを、育むことです。 自己評価とは、「自分は生きている価値がある」 「大切な存在だ」 「必要な人間だ」という気持ちをいいます。」

 これは、今の時代にもっとも必要なことなのかもしれません。 自分が大切な存在だとして育てられなければ、次世代にその育て方を伝えられるものでもなく。。。 核家族化し、近隣住民との関係も薄れている昨今の性(必然)なのかもしれません。

75頁 「妻の苦労に対して、ねぎらい、感謝の言葉をかけること。 ・・・ ところが、実際には、ねぎらうどころか、逆に否定したり、傷つけたりしていることが少なくありません。 夫としては冗談のつもりが、妻からすると、無神経極まりない言葉として、後々まで恨みの種になることもあります。」

87頁 「男の人は、用件を伝えることに重きが置かれるのに対して、女の人は、自分の気持ちを伝える(出す)ことに重きが置かれます(すべての男女ではありませんが)。 ですから、妻の話を聞くときには、用件がどうかというより、まず、気持ちをじゅうぶん聞いて、わかってあげる必要があるのです。」

 この2つはジェンダーを考慮する上で非常に重要かもしれません。 しかし、昨今は、男女の別で区切れないような社会生活を営む夫婦関係といのもあるわけですから、男女ではなく、どういった役割を担っているかを考慮する必要がありそうです。

 そういえば、日韓−韓日、早慶−慶早とはいいますが、男女−女男とはいいませんね。 そっちの世界の方々も、女男に言い方を変えろとは言っていないような。。。 女男となると意味が変わりませすね(女の様な男)。

131頁 「「タイムアウト」など、体罰によらないペナルティの方法が、いろいろ開発されてきています。 *警告しても許しがたい行動を続けたとき、決まった時間(一般には年齢と同じ時間。 3歳なら3分)だけ、決まった場所にいさせること」

 私の世代では、今で言う体罰は当然のことでしたから、体罰は絶対的にダメといわれましても、なかなか受け入れられないものが。。。 小学校の先生なんて、宿題忘れたときなどの必殺技を必ず持っていた気がします。 生徒も逆に嬉々として受け入れていた気が。。。 1つの社会性を学んでいた気もするのですけどね。 とはいえ、家での体罰と、学校での体罰は意味づけが違うかもですね。 私自身、両親から体罰食らったのは、人生で1回こっきりな覚えがあります。 親からの体罰と、社会からの体罰は違うかもです。

 人間にダメなら、ペットにも体で教えさせるというのはダメなんでしょうね。 今は、どうやってペットにしつけをするんでしょう。

 

 

本日のキーワード: 

 

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2008年6月23日 (月)

ナイチンゲールの沈黙

ナイチンゲールの沈黙 海堂尊 宝島社

 「ブラックペアン1988」が中々に面白かったの読んでみました。 大ドンデン返しがあるかと期待したのですが、そのまんまでした。 犯人は違うところに。。。って思いながら読み進めたので、楽しめました。 あいもかわらず、最初は、登場人物の把握に苦しみました。。。 

 チーム・バチスタの栄光の続編なんですね。 読んでみないといけません。。。

 

 理系の知識を生かしつつ、作家活動をしたといえば、森鴎外、手塚治が筆頭ですが、大衆文学の二刀流といえば、瀬名秀明氏ですかね!

 

 

本日のキーワード: パラサイト・イブ 

 

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2008年6月21日 (土)

ブランケット・キャッツ

ブランケット・キャッツ 重松清 朝日新聞社

 ビタミンFの作家です。 ほのぼのとしたエッセイを著す方ですから、この本もほのぼのします。 手法は違いますが、星新一を彷彿とさせます。 時に、こういう本もいいですね!

 すぐ思いつくとこですが、猫の気性(性質)?ごとに、話が作られていることもよいですね。

15頁 「赤い毛と黒い毛の遺伝子を両方持つのは、オスの染色体だと不可能らしいんだよな。 たまに染色体異常で生まれるオスもいるんだけど、確率は多くても千分の一ほどだし、外見はオスでもオスじゃないんだ」 ・・・ 「生殖能力がないんだよ」

 Wikipediaによれば、三毛猫とは、白、茶、黒の猫のことなようです。 上では赤い毛とありますが、、、 X遺伝子でO-oのヘテロになる必要があるようです。 ようは、X(O)-X(o)ということですね。 オスは、X(Oまたはo)-Y(-)ですから、三毛になりようがないということです。 なお、X(O)-Y(o)や、X(o)-Y(O)が生まれれば、オスでも生殖能力があるようです。 生殖能力があっても、三毛猫がさらに生まれる確率が高いわけではないのは、三毛三毛でX(O)-X(o)とX(O)-Y(o)が結婚しても、X(O)-X(O)、X(o)-X(O)、X(O)-Y(o)、X(o)-Y(o)になるので、確率は2分の1ですか。

50頁 メインクーン

97頁 マンクス(ランピー、ランピーライザー、スタンピー、ロンギー)

なんて、猫がいるようです。

 

 

本日のキーワード: 実は、猫も犬も、、、

 

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2008年6月10日 (火)

容疑者Xの献身

容疑者Xの献身 東野圭吾 文藝春秋

 夜明けの街で、赤い指に続いてです。 「夜明けの街で」はどんな内容だったか、もはや忘れてしましました。。。(トホホ) 「赤い指」の方は覚えているのですが。。。 本著作は、読み終わってから、東野圭吾作と知りました。 前に読み切りが得意な作家かも的なことを書きましたが、この本は、連載ですね。 構成のトリックが面白いといえましょうか。。。 伏線がはられていないので、当然に、読者からするとそーだったの!?となるのですが。。。 上記2作とは異なり、面白いです。 最初っから犯人が分かっているのに、ミステリー作品に仕上がっているというところがよいのかもです。 さいご、落ちへと急展開していきますが、これはこれでありかと。 私は、ドラマは見たことないのですが、湯川学として、福山雅治が浮かびます!!

 

 映画化されるようなので(10月公開)、東野作品への注目度がさらに高まりそうです。 先に、前2作(「探偵ガリレオ」、「予知夢」)を読んでみてもいいかもと思いました。

  

 

本日のキーワード: 直木賞受賞作

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2008年6月 8日 (日)

広島お好み焼物語

広島お好み焼物語 ふしぎな食べものが生まれたのはなぜ? 那須正幹 PHPノンフィクション

 ひょんなことから、広島に行く機会に恵まれました。 広島お好み焼のルーツはなんだろうと思い、当該書籍を図書館で借りてみました。 発行所からもわかるように、ノンフィクションです。 広島お好み焼と、原爆投下は切っても切れない関係にあるようです。 それを言うと、長崎はどうなんだ?といえるのかもしれませんが。。。 長崎のちゃんぽんも同じ位置づけになるかもしれないなぁ~と思うところがあります。

 「善さん」、「みっちゃん総本店」あたりをルーツと呼んでもよいのかもしれません。 そのほかに紹介されている店としては、「KAJISAN」、「大野」、「伊藤」などがあります。 これらの店は(特に、後者3店)、昔ながらのといえるのかもしれません。。。 ガイドブックにも出ていないですね。

 広島には、「お好み村」、「お好み共和国ひろしま村」というのがあるそうです。 これらは、観光客目当てなんですかね?それとも、地元民向け??

 

 お好み焼きを離れて、この本を読んでみるのもいいのではないかと思います。

157頁のあとがきに、「彼は、広島のお好み焼が、なぜ全国的な食べ物になったのか、そのなぞを解き明かして、子ども向けのノンフィクションで書けないだろうかというのです。」とあります。 書籍自体は、子どもがターゲットのようですが、十分に大人でも読めます。 広島お好み焼を食べるときには、先の戦争を思い浮かべてみるのもよいかもです。

 

 

本日のキーワード: 炎の鉄板

 

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2008年5月22日 (木)

特許裁判

特許裁判 小杉健治 集英社文庫

 これまた、私がよく参考にしているブログで紹介されていた本なのですが、、、

 US特許法のディポジションの制度をうまく取り込んだ作品です。 途中までは、US及びJPの制度の違いから来る、知財に関する話で盛り上がり面白く読めます。 エンディングは、単にオヤジの痴話話におちついていくので、蛇足です。 種はどうでもよいですね。 「鷲の驕り」の方が断然面白いでしょうか。

60頁 「日本からアメリカへ輸出した製品が、アメリカ企業の特許権を侵害した場合、その企業は被害の立証なしで関税法(337条)違反で輸入禁止命令を求めて、ITC(米国際貿易委員会)へ提訴出来るのである。」

153ー154頁 「米国では特許ビジネスが生んだ特許管理会社というものが生まれています。 こういった会社は自ら生産施設を持たず、他社の埋もれている特許を安く買い、侵害の可能性のある企業を相手取って商売をしているというものです。 そのやり方は巧妙であり、法すれすれの戦法をとる会社もあります。」

 今だと、パテントトロールと特許流通とになるのでしょうが、排他権として使うか、独占権として使うかの差ですよね。

 

 

本日のキーワード: 宿敵、夏井冬子の先端犯罪

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2008年5月21日 (水)

君空

君空 ‘koizora’ another story 美嘉 スターツ出版

 同じ作者の作品でしょうか? というくらい、言葉の使い方、小説の運び方に違いがあります。 恋空のほうは自分の詞といえるかもしれないですが、こちらは、商売という色が強いかもしれませんね。 文章の内容も説明くさいです。 ヒロの性質を表そうとしているのかもしれませんがね。 前作では、ユカが忘れられましたが、本作では、「俺と美嘉とノゾムとノゾムの彼女の4人が、」と、アヤが名前で出てきません。 ヒロにとっては、そういう位置づけという意味合いがあるのかもしれませんが。。。

 

 

本日のキーワード: これで、ケータイ小説は卒業します

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2008年5月20日 (火)

恋空 上下

恋空 ~切ナイ恋物語~ 上下 美嘉 スターツ出版

 トーハンで2007年のベストセラー10位なわけですが、12位の「赤い糸」に15位の「もしもキミが」を足したような内容です。 これは、純愛の小説のように捉える向きもあるようですが、私には全くそうは思えません。 年老いたということでしょうか。。。

 純愛となるまでの設定が惨いです。 ただ、こういうのが、中高生に受けるということは、周囲にもこういう環境の人がいて、ケータイ小説の設定はいまや日常において普通なんですよね。 きっと・・・ 私らの青春小説とでもいえるのといえば、村上龍の「69」や宮本輝くらいですよね。 それか、ホイチョイですか!

 世界の中心で愛をさけぶ!もそうでしたが、昨今の恋愛小説、青春小説は、軒並み、恋愛としては○ですが、人生としては、死に別れることが多くて、△な作品が多くないっすか? 時代もドッグイヤーと言われているのもあって、小説も劇的に変わっていかないと流行らないんですかね?

 

 登場人物がカタカナなのは何か意味をなしているんでしょうか? そんななか、「優」です。 現在のつながりを暗示しているのでしょうか!?

 

 

本日のキーワード: ユカは?

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2008年5月17日 (土)

未来からの警告

ジュセリーノ予言集Ⅰ 未来からの警告 マリオ・エンジオ著 韮澤潤一郎監修 山川栄一訳 たま出版

 TVでジュセリーノの予言として紹介されていたのを見てから気になっていたので、読んでみました。 9/11を予言していて、常に、公証役場の印を証拠としてとっているという。 実は、私の住んでいるところに信奉者がいるようで、掲示板にジュセリーノ予言が貼られていたりするのもありまして・・・

 この本は、ジュセリーノ自身が書いたものではなく、彼を取材したジャーナリストの著なのですが、やっぱり興味あるのは過去の予言の検証ではなく、今後におこることの予言ですよね。 予言といえば、私の世代では、ノストラダムスの大予言です。 1999年7の月に恐怖の大王が降りてきて人類は滅亡するというものでしたねぇ~ 歴史で習った、平安時代の末法思想につながるものだと思ってましたが、少なからず、刹那感に苛まされていた時代といえるでしょうね。 私自身にも、将来に対する虚無感というものがありましたねぇ~ 中でも、核のボタンが押されたときというのを、誰もが想像していたに違いありません。 今では考えられないくらい、核というのが身近でしたよね。 北朝鮮の核問題が身近になってこないのも、昔の米ソの冷戦時代に比べればというところで、ある意味、舐めているのかもしれませんね。 北斗の拳や、ターミネーターの世界は、今となっては(まだ、現実になるかもしれませんが)笑い草かもしれませんが、、、 そーいえば、昨今、核廃絶への軍縮がニュースになりませんね。 この辺が、昨今の学生さんたちの意識と、われわれの世代の学生時代の意識との差を生み出したのかもしれませんね。

 

 今だと、ミャンマーと中国の自然災害がどのように記載されているかも含めて検証してみたいと思います。 ミャンマーのサイクロンについては特段の記載はないような感じです。

145頁 「2008年9月13日に、中国で地震が起き、30メートル以上の津波が海岸を直撃します。 震源地は南寧と海南島です。 これによる死者は百万人に上ります。 地震の前に小さな地震が頻発し、国家と国民を不安にします。」

 予言によれば、四川の地震に次いで別の地震がということになるのでしょうか。。。 さすがに、四川と南寧のある広西チワン族自治区や海南島のある海南省は異なっていますね。

147頁 「2007年もしくは2008年の7月13日に、日本も巨大な地震の被害を受け、大勢の命が奪われます。」

 Wikipediaによれば、中国では、四川、雲南、甘粛省という縦のベルトに沿って、昔から地震が多いんですね。 2007年に日本におきた地震というと、記憶に新しい新潟県中越沖地震が7月16日に起きていますね。 これは、予知が当たったといえるのでしょうかね? ただ、日本といっても広いわけで、対応が取りにくいですよね。

200頁 「川崎市で2005年に、さらに2009年に多数の犠牲者を出す自身が大阪市で起きるということが他の文書から分かる。」

 前者は外れているようですね。 202頁に2005年については本著書の中でも検証がなされているのですが、的中しているとも外れているとも言ってはいません。 2005年7月23日に起きた地震を例にあげています。 震源は千葉だったようですが、「千葉は、川崎市から東京湾を隔ててすぐ隣にあり、被害はむしろ都市部の川崎市などで報告されている。」と、ちょっと苦しいでしょうか・・・

274頁 「2008年には、ブラジルのルワナという薬草からエイズ・ワクチンが開発されますが、しかしすぐに、エイズよりもっとひどい病気が発生します。 これは、かかると4時間で死亡します(監修者注-次作で詳述の予定)。」

 天然物からワクチンが作られるというのはちょっと。。。 科学的に考えると???ですね。 まぁ、予言は科学ではまだくくれない分野ということで! ワクチンができるということは、HIVに罹っていない人たちが今後かかることなはいということで、天然痘のように根絶宣言を出せる時代がくるかもしれませんね。 なお、エイズのワクチンというのは、HIVに感染しても、AIDSを発症しないというワクチンなんでしょうかね? まぁ、そんなことはないんでしょうが。。。

 以下、気になった予言を列記しておきます。

315頁 上記、200頁の記載と重なるところですが、「2009年- ・・・ /1月25日にマグニチュード8.2の地震が大阪や神戸を直撃し数十万人の犠牲者が出る。 11月にも日本で大きな地震があり、数千人が死亡する/・・・」

316頁 「2011年- ・・・ 癌の治療法が発見されるが、新しい病気が発生する/・・・/鳥インフルエンザ(H5N1型)が人間へ感染し出し2013年までに7300万人の死者。 この前兆は普通の風邪に似ている/・・・/致命的な新ウイルスが出現する。 エルスと名付けられ、免疫がなくなり、動けなくなって動けなくなって肺に感染し、4時間で死亡する」

322頁 「2043年- 世界の人口が減少し、人類の8割が消える」

 ただ、氏の予言は変えることができるそうなので、悲観的になることはないのです。

 

323~326頁には、2007年ジュセリーノ氏発表の世界の安全地帯候補地が記載されていますが、当然に日本はあがっていません。 2038年~2040年に地震と火山噴火のために海中に沈むとされているからです。 ブラジルについては州、町単位で細かく記載されていますが、世界については、12国の地域だけです。 基本、内陸国の内陸地です。 アジアだと、モンゴル、ネパール、タジキスタン、キルギス、カザフスタン、中国です。 

 

 

本日のキーワード: 続未来からの警告は出版されているようです。

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2008年5月12日 (月)

赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説 桜庭一樹 東京創元社

 出だしから古い感じ満載です。 明智小五郎や金田一耕助が出てきそうです。 ビジュアル的な小説で、映画化されそうな感じを受けます。 他の色は暗いトーンなのに赤だけ鮮やかな紅とでもいわん色で表された映画になるでしょうか! TVでいうと、「TRICK」が近いでしょうか。 「赤朽葉家」というところから、強烈ですね。 万葉 泪 毛鞠 百夜 鞄 孤独と登場人物のネーミングも。。。 このミステリーがすごい!の2008年度の”警官の血”に続く、2位なわけですが、本作はミステリーの範疇に入るのでしょうかね。 推理小説ではなく、怪奇小説ですね。

 小学生の頃、読んだ江戸川乱歩シリーズの黄金仮面を思い出しました。 いやぁ、怖かったですねぇ~ ついでに、私のいた小学校では、読んだ本について5~6行程度に感想を書いて、何頁読んだかというのを読書月間として競争させられたんですよね。 放課後図書室にコモって読書してたのですが、毎年、どうしても勝てなかった女の子がいたのを思いだいました。 今も読書を続けているでしょうかねぇ~

 

 

本日のキーワード: 阿部さん

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2008年5月 8日 (木)

おひとりさまの老後

おひとりさまの老後 上野千鶴子 法研

 上野千鶴子といえば、ウーマンリブ、フェミニズムの代名詞のようなお方。 現在、東大教授(正しくは、東大大学院教授?)かと思いますが、東大に教官として就任した際には、えらく騒がれてませんでしたっけ!? 東大への黒船来襲みたいな感じで、週刊誌や新聞が書いていたような覚えが。。。 東大つながりで言えば、西部邁氏の退官も話題になりましたか。 現厚生労働大臣の舛添氏も話題になりましたっけ。。。 「朝まで生TV」世代であることがバレます・・・

 書籍自体は、年齢的に読むのがちょっと早すぎたようです。 現実感がないのでちょいと疲れます。 勉強にはなりますけど。。。 あっと、ちなみに、ご婦人向けの本だと思います。 紳士連からは、反面教師にすべき内容といえるでしょうか(ふと思ったんですが、婦人の反対語ってなんでしょうかね?)。

 

53頁 「日本の法律は、夫婦共産(夫婦共有財産)制を認めていないから、夫が稼いだものは夫のもの。 だが、財産法では個人主義をつらぬいている日本の法律は、遺産相続になると妻をぐんと優遇することになった。」

民法762条(夫婦間における財産の帰属)

1条 夫婦の一方が婚姻前から有する財産及び婚姻中自己の名で得た財産は、その特有財産(夫婦の一方が単独で有する財産をいう。)とする。

2条 夫婦のいずれに属するか明らかでない財産は、その共有に属するものと推定する。

でしょう。 この条文もちょっと古い感じはしますね。 個人商店のような場合には、2条の適用でしょうか。 嘗てのサラリーマン家庭だと1条で、専業主婦には、財産は発生しないという考え方になるのでしょうか。

60頁 「北欧の高齢者住宅の平均規模が、ひとりあたり60㎡だと聞いていたから。 ・・・ 人間ひとり暮らすのに、60㎡はミニマムだと思う。」

 都心には住めませんね。。。 2人で住むとして120㎡のマンション買おうと思ったら、えらいことです。。。 

106頁 「メンテナンスのいらないのがほんとうの友人、という言い方をするひともいる。 ・・・ 幼なじみの旧友なら、そんなこともあるかもしれない。 だが、「何年も会わずにすむ」ような関係を、わざわざ「友人」とよぶこともない。 必要なときに駆けつけてくれ、自分を支えてくれ、慰めてくれ、経験を分かちあってくれるからこそ、友である。 だからこそ、友人をつくるには努力もいるし、メンテナンスもいる。 ・・・ ほうっておいても保(も)つような関係は、関係とはいわない。 無関係、というのだ。」

 と、バッサリですが、著者は友人と呼べる人を多数まわりに抱えているようです(凄いことです。 周りが価値を見出しているという風に勘ぐることもできますけど・・・)。 年賀状だけって、友人ではないという考え方(につながると思うのですが)、共感しますね。 必要なら時間を作ってでも会おうとするでしょう。。。 しかし、必要なときに駆けつけてくれる友人、何人いるでしょうか。。。 このままでは、老後が寂しいものになりそうです。。。

231頁 「歴史からの色川大吉さんが「自分史」ということばを発明して以来、・・・ とはいえ自分史は「自慢史」ともいわれる。 ・・・ ほんとうに価値があるのは、特定のひとにあてたメッセージとしての自分史。 わが子にあてて自分の生きたあかしを残したい、と思って書かれた記録なら、残されたこどもたちにとってかけがえのない宝物になるだろう。」

 ブログも自分史になりますかね。 10年後、20年後には、ブログが進展したツールはどうなっているのでしょうか。

 

 

本日のキーワード: まずは、今を大切にですね! 

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2008年4月28日 (月)

警官の血 上下

警官の血 佐々木譲 新潮社

 血というのは血族の方です。 英語題の方が適切でしょうか。 「The Policeman’s Lineage」

 3代に渡る因果が滔々と流れていきます。 上巻は、2代目へのエピローグかと思ったら、2代目もいきなり途絶えます。 話が急展開します。 読み終わった後、ロシア文学(壮大という意味なんですが、言い過ぎ?!)を読んだ後のような感じになりました。 2代目までは、善人風に描かれていて、初代は、中途で倒れ、2代目は組織の中で押しつぶされていきます。 3代目は、図太く生き残っていくような感じに描かれています。 時代背景とともに、日本人の世相を描いているのでしょうかね? まぁ、3代目の図太さも、2代目からの血であることがエピローグ部分で明らかになるのですが。。。 連載小説だったようですが、一気に読んだほうが面白いかもしれません。

 

 

本日のキーワード: このミステリーがすごい!2008年版

 

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2008年4月23日 (水)

監査難民

監査難民 種村大基 講談社

 著者は、共同通信の記者のようです。 ルポとして面白いです。 臨場感も十分です。 「公認会計士VS特捜検察」、「小説会計監査」は、公認会計士側から書かれた書物ですので時に専門的過ぎて???な部分が表れてくるのですが、こちらは、そんなことはありません。 人間に焦点が当てられているように感じますので、その点もグッドです。

167頁 「同協会はかねて、民事上の損害賠償に対して「無限連帯責任」を負う現行の監査法人制度を改め、「有限責任制度」の導入を要望していた。 合名会社の規定が準用される監査法人では、・・・ 会社法上の「合同会社」への移行を認めてほしい・・・ 合同会社は、原則として全員一致で定款変更などを決定し、出資者である社員が業務執行にあたる。 この点は現行の監査法人と同じだが、株式会社と同じく、社員は法人の債務に出資金を超えた責任を負わない。」

 たしか、特許業務法人の社員も無限連帯責任ですよね。 ちなみに、2月末日で特許業務法人は、84もありますね。 50人近い弁理士がいる事務所で特許業務法人化している事務所はないような感じですね。 っと、そんなことよりも凄いのは、90歳以上の弁理士が34人いて、85歳以上90歳未満の弁理士が31人もいることです。

168頁 「日本の刑事法制は法人の犯罪能力を認めておらず、法人を直接罰することができない構造になっている。 法人の刑事責任を問う場合には、「両罰規定」に基づき、社員の違法行為を防げなかった過失責任を問うかたちとなるのだ。」

 特許法にも両罰規定はあるわけですが、こういう裏というか法の規定があるのですねぇ~ 民法等のいわゆる法律の勉強もせないかんのでしょうなぁ~と、思わさせられます。 

特許法197条 詐欺の行為により特許、特許権の存続期間の延長登録又は審決を受けた者は、三年以下の懲役又は三百万円以下の罰金に処する。

 出願人は詐欺によって特許権を取得すると特許法により刑事罰に処せられるわけですね。 弁理士の場合は、受けた者にはならないでしょうから、何法に基づいて罰せられるんでしょうね。。。 なお、審決には、拒絶審決は含まれないと解されるようです(青本より)。 訂正認容審決の場合は当然に刑事罰の対象でしょうかね。

170頁 「会計士業界にとって念願だった有限責任制度も導入されたが、合同会社への移行には多くのハードルが設けられた。 そのひとつが「最低資本金」である。」

 そういえば、会計士事務所で監査を行うところって、監査法人になってますね。 大手はすべて法人格もってますか。。。 法人でないといけないんでしょうかね。 Wikipediaによれば、大蔵省から監査法人に限ることが望ましい旨の方針が通達されているようです。 なるへそ。 日本も4大監査法人、世界も4大会計事務所でそれぞれが提携しているようです(この本にも出てきます。)。

186頁 「株式を新規公開する企業については財政状態や経営成績、調達する資金の使途など八項目を引受審査で調べるよう実務指針で定めていたが、ワークング・グループでの議論を踏まえて、審査項目に「公開適格性」や「企業経営の健全性と独立性」などを追加し、「反社会的勢力との関係の有無や排除の仕組み」を調査するよう求めた。 ・・・ 金融庁の要求は、引受審査部門を組織的に独立させることにあった。 証券会社では、投資家への販売を見込んで企業の増資を一手に引き受ける「引受」と、その引受の適正を審査する「引受審査」は利益相反の関係にある。 ・・・ 日証協は、最終的には引受審査の独立やマニュアル整備などを了承した。」

 証券会社って、野村、大和、日興コーディアル、山一がかっての4大証券だったかと思いますが、不祥事だらけですね・・・

191頁 「公認会計士法で社員かどうかの判断基準は、ひとつには出資者であるかどうかだが、監査の責任者を社員と捉えることも可能です。」

 日本の特許事務所は、ほとんどが所長の個人経営事務所が多いとこだと思いますが、もっと業務法人化が進んで、事務所として代理人を勤めるという時代になるのでしょうかね?

 と、他のことで多数勉強になりました。。。

 

 

本日のキーワード: 業務法人

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2008年4月21日 (月)

甘い薬害 上下

甘い薬害 上下 ジョン・グリシャム アカデミー出版

 私の中では、ジョン・グリシャムといえば、「ペリカン文書」、「法律事務所」、「評決のとき」といった、映画の原作者というイメージが強いです、、、 特に、法律事務所でのトム・クルーズのイメージ。。。 薬害とあるように、この本もFIRMを主題とした話となります。 ジョン・グリシャム自体、弁護士なんですねぇ~

 翻訳者は 天馬龍行氏で、アカデミー出版社(の社長のようです)から、超訳シリーズとして刊行しているようなんですが。。。 シドニィ・シェルダンの血族、ゲームの達人等も翻訳しているようなんですが。。。 今ひとつ、しっくりこない日本語になっている感を受けました。 何か、言葉が軽いというか・・・ とはいえ、本自体は、一気にさらっと栄枯盛衰が読めるのでちょっとした時間に読むには面白いと思います。 これも超訳のなせる技かもしれません。 

 「超訳」は、商標登録(2282390号)されているようです。 「超訳シリーズ」も2385270号として商標登録されていますね。

 それにしても、アメリカの訴訟社会というのは恐ろしいもんですね。 アメリカの判事さんがズボンの紛失をしたとしてクリーニング店を訴えたり、マックを訴えたり等、海の向こうの話として聞いている分には、面白いのですが、そのような訴訟の乱立が入り込んできた社会というのは生きにくそうです。 とはいえ、本来の趣旨とは異なったところで、違憲を求めてそこかしこに裁判を起こすのも似ているのかもしれませんが。。。

 

 実社会での甘い薬害は、COX2選択的阻害剤ですね。

 

 

本日のキーワード: 法曹3000人時代にはどうなるんでしょ!?

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2008年4月20日 (日)

指し手の顔 下

指し手の顔 上 脳男Ⅱ 首藤瓜於

 なるほどという結末でありました。 イブと警察の最後の立ち回りシーンは想像力を書きたてられて面白かったです。

 

 脳男(鈴木一郎)はあまり関係なかったですね。。。 脳男Ⅱと副題がついてますが、脳男Ⅲへのプロローグでしかないといえましょう。 

 

 

本日のキーワード: 脳男Ⅲはどういう展開になるでしょうか。。。

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2008年4月 7日 (月)

指し手の顔 上

指し手の顔 上 脳男Ⅱ 首藤瓜於

 天童荒太ばりに、精神系の推理小説です。 私の拙い理解力から考えると、イブは、櫻子ではないかと。。。 松浦善三へのブローカー的な地位にも立てますし。。。 

 

 

本日のキーワード: さて、結果はいかに?!

 

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2008年4月 6日 (日)

ぼく、オタリーマン。

ぼく、オタリーマン。 よしたに 中経出版

 累計売上凄いようなので、読んでみました。 今ひとつ、私にはググっとはきませんでしたが、、、 絵がうまいわけでもなく、展開がおもしろいわけでもなく、コマ割がうまいわけでもなく、ただただ、普通なのがいいのでしょうか。

 最近は、ちょっと疲れ気味で楽な本を読む傾向があります。 仕事で疲れて、さらに、自己啓発で疲れたくないというとこです。

 

141頁 「あとよく見るのが、同じ大学の同じ学科にもう一度入る夢です。」

 私の場合、以前、なぜか、同じ大学の入学試験を受けなおして、しかも、落ちる夢をよく見ました。 しかも、自発的に退学してから受けなおす夢でして、落ちたことにより途方にくれるという夢でした。 何でそんな夢を見るのか不思議でした。 生活に脈絡なく見ていた気がします。 そーいえば、最近ようやく見なくなりましたねぇ~ 大学入試の次の試験に合格できたからでしょうか。 とはいえ、弁理士試験をもう一度受ける夢は見ませんねぇ。。。 

 夢といえば、高熱を発すると同じ夢を見ますが、最近は、高熱を出さなくなったので(年取って、熱が出るといえば、インフルエンザだと思いますが、私は、罹患したことがないと思います。)、その夢も見なくなりましたねぇ。。。

 

 

本日のキーワード: レム睡眠の方が体はリラックスしているとか。。。

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2008年4月 5日 (土)

その後のツレがうつになりまして

その後のツレがうつになりまして 細川貂々 幻冬舎

 「ツレがうつになりまして」に比べると、その後では、情報提供系になっています。 作品としては、前作の方が面白いと思いますが、実際に、自身がうつになったときに、読むとよいのは、こちらの本だと思います。 という内容でした。

 

 

本日のキーワード: イグアナの娘はドラマ

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2008年3月29日 (土)

陰日向に咲く

陰日向に咲く 劇団ひとり 幻冬舎

 いまさらですが、またまた、読んでみました。 お笑いタレント本の走りといえる本でしょうか。 とはいえ、大ベストセラーになっただけのことはあって、そこら辺の、推理小説より面白いです。 ショートショートとしては王道の、登場人物が連関している話なのですが、そこは、妄想芸人の劇団ひとりですから、その発想にほぉ~!というところです。 タレント本の妙は、TV画像から作られるイメージとのギャップにあるのでしょうね。

 

 

本日のキーワード: とはいえ、相変わらずの登場人物の把握が半分くらいです。。。 楽しみも半減。。。

 

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2008年3月26日 (水)

東京タワー

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン リリー・フランキー 扶桑社

 いまさらですが、読んでみました。 転調の妙といったとこでしょうか。 思い出話のエピソード部分と、そこからの現実の部分と。。。 エピソード部分の話の運びは非常にうまいです。 吸い込まれる。 オカンの大切さ、オトンの大切さを考えさせてくれる本ですね。 最後、7年も同居しての、この本ですから、ましておや・・・

166頁 「口と金では伝わらない大きなものがある。 時間と手足でしか伝えられない大切なことがある。 オトンの人生は大きく見えるけど、オカンの人生は十八のボクから見ても、小さく見えてしまう。 それは、ボクに自分の人生を切り分けてくれたからなのだ。」

189頁 「いったん始めたら5年はやめたらいかんのや。 なんもせんならそれでもええけど。 五年はなんもせんようにしてみぃ。 その間にいろんなことを考えてみぃ。 それも大変なことよ。 途中でからやっぱりあん時、就職しとったらよかったねぇとか思うようやったら、オマエはプータローの才能さえないっちゅうことやからな。」

 オカンへの愛でうまった作品ですが、貰っている(影響を与えている)言葉としては、オトンからの言葉です。 その意味で、時々、オトンなのかもしれません。 良作でした。

 

 

本日のキーワード: 日本 → 富士山、 東京 → 東京タワー?

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2008年3月24日 (月)

起業戦争の極意

【ユダヤの商法】起業戦争の極意 藤田田 KKベストセラーズ

 チャンスをお金に変える方法、藤田田の頭の中、藤田田語録、勝てば官軍につぐ、藤田田シリーズ第5弾です。 とはいえ、藤田田氏の著作としては3作目です。

 内容は、まぁ、これまでとほぼ同じです。 300版にもなったという、「ユダヤの商法」の続編のようですが、、、 私の読みたい「ユダヤの商法」は、古書としてしか売っていないようですね。 しかも、アマゾンで、4880円よりとなっています。。。

 藤田田氏は、マクドナルド、トイザらスの日本への導入に成功して、ブロックバスターは失敗したようですね。 1991年にこの本は初版として発行されていますが、ビデオレンタルのブロックバスターは、1999年には、GEOに売却されてますね。

138頁 「たとえば、コカ・コーラが神棚や仏壇にそなえられるようになってはじめて、欧米の文化がと融合したと言えるようにである。 私は、ハンバーガーをいかにして日本文化に溶けこませるかという課題を、日夜考えている。」

169頁 「率直に言って、私は「NOと言える日本」という言い方はおかしいと思う。 ・・・ 私の言う”第三の道”とは、言ってみればアメリカを構成してきた多民族の一つになった気持ちで、日本文化とアメリカ文化を「融合」させ、アメリカに「溶けこみ」、新しい文化を作っていく道である。」

 このあたりは凄い発想ですね。 だからこその、マクドナルド、トイザらスでしょうか。

142頁 「だれかの家に泊まれば、あのとき泊めてやって御馳走してやったのだから、今度はおれが行って泊まるぞ、と”一宿一飯”にこだわる。 私は、つねに反対給付を期待している日本人は、なんと心の貧しい国民だろうかと悲しくなる。」

 日本は農耕民族だったわけで、しかも、天候に左右されて1年の稼ぎが決まる生活をしていたわけで、相互扶助の精神が宿るのも無理からぬことではないんですかね。 一方、狩猟民族であれば、施しの精神が生まれても然りと思えなくもないですよね。 そして、施す人間が君主となって、、、 いわゆる、絶対君主制などの封建制ですね。 そう考えると、特に米国での連邦制というのもうなずける気がしてきますね。 日本には、道州制等を導入して地方自治という観点はなかなか育たないかもしれません。。。

177頁 「本来、人間は裸で生まれてきた。 裸で生まれ、死ぬときも裸だ。 だから、たとえここで死んでも、もともと裸で生まれてきたのだからなんの悔いもない。 そう思い定めて真剣勝負にのぞめば勝てる。 よしんば負けてもそれはそれで天命だ、というわけだ。」

186頁 「”スペクタラー・サクセス=目を見はらせるような成功”とは、我ながらいい言葉である。 私が”スペクタラー・サクセス”をかちえたのは、「人間は裸である」という基本的な哲学を一刻も忘れたことがないからである。 これで儲けてやろうとか、私財を残そうとか、そういう私心をいだいたならば、確実に私は起業家として失格したにちがいない。 私は、そういう私心はかけらも持たないで、365日を事業にささげた。」

 これができたら苦労しないんですよね。 ちょっとした差だと思うんですが、大きな差です。 裸で飛び込むというのは言葉でいうのは簡単なんですが、一線があるとつくづく感じます。

204頁 「ノウハウをあからさまにしても「新手」を創造すればよいのである。 その意味で本書は、「読者よ、私のノウハウをわがものとし、さらに発展させよ」という”激”である。」

 昔は、強く思っていましたが、今は・・・ 情報を発信、開示することで、さらに貪欲に情報を求める(求めなくてはならない)功罪も生まれるので、あからさまにするという作業はとても大切だと私自身も認識しているのですが。。。 

 

 

本日のキーワード: 裸

 

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2008年3月23日 (日)

赤い指

赤い指 東野圭吾 講談社

 「夜明けの街で」に続いて読んでみましたが。。。 前回と同じような感想です。 ある一つの落ちを作って肉付けしていくのがうまい作家なのかもしれません。 書き下ろしの得意な作家!? 本作では、4組の親子がテーマですね。

 

 

本日のキーワード: 秘密、白夜行、片思い、手紙、幻夜

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2008年3月22日 (土)

「気づき」の幸せ

「気づき」の幸せ 木村藤子 小学館

 私は、霊感がないので、霊魂の存在をほぼ信じていないのですが。。。 とはいえ、科学が万能でもなく、科学はあるものを、万人が納得できるように現在の時点で説明できているに過ぎませんので、いずれ霊の世界も説明できるときがくるかもとも思っています(科学を使うと説明できることが多いので、みんなが信じているというのが、私の科学に対するスタンスでもあります。)。 ということで、科学以前のおみくじも、○○の母などの占いも私はやりません(これらは、霊との対比としてはちょいと違うか・・・)。

 著者はいわゆる力を有しているようですが、後段は、ほとんど人生相談についてです。 占いとかに近いのかも。。。 心が弱くなって何かにすがりたい、はたまた誰かに虚勢を張りたいという人の駆け込み寺のようです。 その点から、占いとかに近いものがあると思ってしまいました。 なお、著者は、人生相談における著者の回答への説得力の付与という点で、自分の力を利用されているようです。 ですので、除霊とかの話はほとんどないです。 霊障であることもほとんどないようです(万人に見えないところが、宗教の怖いところでもありますね。)。。。 現在の医療機器にも写らないガンが見えるといっているので、医療行為を行うと捕まってしまいますので、うまくこらボレーとして早期診断に使えるとよいのではないかなぁ~と思ってしまいました。

 この書物を読もうと思ったのは、確か、TBSの金スマに出演しているのを見て、興味をもったからでした。 著者は、霊能者として知られているようですが、自身も認識されているようですが、宗教家のように思えます。

113頁 「心をつくらずして修行しても神は認めてくれないと思います。 これは宗教家に限らず、誰にでもいえることではないせしょうか。 どんな厳しい訓練をしても、練習を積んでも、人間の心ができないと、深い部分での心の交流はできないと思います。 さまざまなことに「気づき」、自分に「気づき」、人を陥れたりせず、自分のカルマは自分の心で汚れ落としをするべきなのだと思います。」

 「カルマ」、「人間の心」これらに尽きる感じです。 日本人には、生活に密着している強い宗教というものがないと思います。 いまや、仏壇もない家が多いでしょうし、神棚なんてもっとないでしょう(私の現住居も当然のようにありません。)。 となると、こういう宗教というか、占いというか、人生相談というか、導師というか、道しるべ的なものがはやるのもいたしかたないのかな?と思いますが、かたや、宗教が生活に密着している、イスラムの国々や、キリスト教の国々ではどうなんでしょうね? 部族なんかだと、祈祷師がいたりしますね。

127頁 「私に向かって、「お守りを授けてください」という人が、大勢います。 お守りをいただいても、「心の汚れ」を取り除かずお守りを身につけたのなら、神をその汚れの中に置くことと同じでしょう。 あまりに浅はかな考えです。」

 職場で、うまくいかない場合に、上司が悪い、同僚が悪いというのともかかってくるところなのですが、そう思わずに、まずは自分を振り返ってみるいうことです。 お守りも持っているだけでは何も変わらないわけで、お守りを持つことによって、行動に繋げる、行動を変えるというところにお守りの意味があるということなのでしょう。 身につまされますね。

 

 

本日のキーワード: 恐山のいたこ

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2008年3月21日 (金)

ひとり日和

ひとり日和 青山七恵 河出書房新書

 2006年下半期の芥川賞受賞作ですね。 芥川賞は、こういう私小説的な新進女流作家の作品好きですね。 とはいえ、2003年下半期の

 金原ひとみ 蛇にピアス

 綿矢りさ 蹴りたい背中

に比べると、不足感を感じてしまいます。 (女流作家の私小説的なものを含む)恋愛小説的なものへの私自身の年のせいもあると思うのですが、この時のW受賞作品はどちらも凄かったのを思い出しました。 

 私は、文藝春秋は、芥川賞の全文が出るときに買って読むこと多いです。 昔は、一人旅に行くときにはお供にしてました(今考えると何を考えとるんでしょうか。。。 じじむさい・・・)。

 吟子さんと主人公知寿の近からず遠からずな不思議な家族のような関係と、現代のぐだっとした感のある恋愛とのギャップの妙ですかね? それと、だらーっとした時の流れな風でありつつというところもあるのでしょうか。

 

 

本日のキーワード: 日蝕

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2008年3月19日 (水)

勝てば官軍

勝てば官軍 成功の法則 藤田田 KKベストセラーズ

 「チャンスをお金に変える方法」の元本でしょう。 内容は同じ。 同じ出版社であることに気づくべきでした。。。

 

 

本日のキーワード: チャンスをお金に変える方法

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2008年3月18日 (火)

小説会計監査

小説会計監査 細野康弘 東洋経済新報社

 公認会計士VS特捜検察に比べると、著者が今もその世界で生きてるからか、勢いが弱いです。 しかも、ほとんど、実話を元にしているでしょうに(容易に想到できます)、題名にも「小説」とついてますし、全て偽名にしているところにこの本を何のために書いたのか?という疑問が残りました。 何か、自己保身が強い気がします。

95頁 「まだまだ続けますよ。 松下大臣のようなよい上司を持ち、安全な方法をたくさん学びました。 これからが稼ぎ時です。 ABCをはじめ、この属国をせっせと売り渡して、私も関係のできた海の向こうの友たちを喜ばせますよ」

 松下大臣というのは、いわずとしれた、大学教授だった人のことでしょう。 小沼総理政権に対する苛烈な意見も満載です。

 そして、UFJいやいや、ABCの話も、

104頁 「勝は椅子にもとれて居眠りをしていたのである。 かなりよく眠り込んでいたようである。」と夢の話にして、念には念をという感じです。

 後は、政権の米国追従に対する苛烈な意見のオンパレードです。

130頁 「小沼政権はひたすらに、これに協力してきた。 米国の必要とするマネー資本主義の優等生になり、米国の国際企業の利益を支えてきた。」

 とはいえ、

136頁 「小沼さんは中曽根さんに学んだようだ。 日本の国益に関係なく、米国の望むこと、好むことのみをし続けてきた。 『忠犬ポチ』と揶揄されているが、飼い主米国の顔色を見て、いうことを聞き、その心まで読もうと懸命だ。 米国にとってはとてもかわいいだろう。」

 中曽根氏や、故橋本龍太郎氏は実名です。

144頁 「民営化すると巨大銀行が誕生することになり、オーバーバンキングの論理で銀行の数減らしに躍起になってきた金融行政とは根本的に矛盾することにもなる。 国は数合わせのために、また強権を発動するかもしれないね。 どの金融グループが狙われるかね。」

 結局のところ、会計士が職人としての仕事ができた昔がよくって、グローバル化して世界標準化しつつある政策等はよろしくないというのが、この本の根底に流れているものでしょうかね。

 

234頁 「口では、会計士監査の重要性を声高にいって、試験制度を手直しして、会計士の人数をいまの5倍にも増やすと宣言していながら、一方では、現在監査に従事している会計士たちを大事にせず、保護する気などサラサラなく、小さな傷をも探し回って叩きまくり、士気をおとしめ続けている。」

 公認会計士試験に近づく、弁理士試験ですから、同じような状況が起きないともいえませんね。 まぁ、発明の場合、会計のように偽造できるかというとなかなか難しいところもありますけどね。。。 たまに、論文偽装や特許偽装の問題も起こりはしますが、まだまだ、理系の世界は性善説が強いですね。 したがって、弁理士自体が特許庁との手続きをしている中で、刑事罰に問われることはほとんどなさそうですね。 出願人から手数料を預かっておいて、着服するというのはたまに起きていて、刑事処分を受けることもあるようですが、これは次元が違いますからね。 偽装という意味からすると、弁理士が発明を書きすぎちゃうのは偽装かもしれませんが、とはいえ、一応、発明自体が概念化したものですし、どこまで概念化できるかの観点で語ると偽装とはいい難く、やはり会計士や弁護士の偽造とは次元が違いますな。

 

 

本日のキーワード: とはいえ、今は、リメンバー小泉政権ですね。

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2008年3月17日 (月)

日本の有名一族

日本の有名一族 近代エスタブリッシュメントの系図集 小谷野敦 幻冬舎

 著者は、比較文学者であることもあって、出ている家系は、文学界に細かいのですが、エスタブリッシュメントといえるのかしらん。。。という感じです。 しかも、巨匠に続いているかというと・・・ エスタブリッシュメントな家系の中で、巨匠といえるような人がどのように生まれてきて、その後に続く中に、巨匠と呼ばれる人が生まれ、実は、この巨匠同士が親族だった!のようなのを期待していたのですが、ある巨匠がいて、その後の子孫はこんな感じというののオンパレードなので。。。 私にとっては、あまり有名ではない文学の道に進んだ人の話が多すぎなこともあり。。。 想像外のエスタブリッシュメント同士がどうつながっているのかが記載されているのかというのも期待していたのですが・・・ そういう意味では、政財界の話はなかなか面白いのですが、既にWikipediaなどに出ている内容で、新鮮味はなかったです・・・ 歌舞伎の家系はなるほどねというところです。

 政財界では、2代、3代と続くことはあっても、才能がすべてである、文学の世界では、2代、3代と続かないということを考えると。。。 政財界って。。。 そういえば、音楽家でも何代も続くことってないですね。。。

 

 私としては、明治期に爵位を授けられた元大名家や元公家、明治の元勲たちがどのような縁戚関係を有しているのかという点を知りたいですねぇ~ 表に出てこないエスタブリッシュメントなんではないかと思っています。

 

 

本日のキーワード: 生まれながらにして

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2008年3月13日 (木)

女子の本懐

女子の本懐 市ヶ谷の55日 小池百合子 文藝春秋

 はからずも、55という数字であるところがよいですね。 小池百合子氏は、マドンナ議員の走りとでもいおう方で、日本新党、新進党、そして、今は自民党とある意味節操なく渡り歩いている割りに、要職についていくので、「・・・・」と揶揄されることもあろうかと思います。 この本でも本人も自弁していたのですが、どこに出ていたか失念してしまいました。 う~~、気になる・・・ 関連して、147頁 「・・・、嫉妬の世界である永田町ではマイナスだろうか。 女ヘンの二文字「嫉妬」を男ヘンに変えてほしい。」 うまいです。

32頁 「モラルとモラール」 モラルは道徳で、モラールは士気なんだそうです。 モラールアップは士気向上なんですね。 モラルアップとして使ってませんかね!? 仏語と英語のちゃんぽんですね。

94頁 「たった一日で、ヘリ、輸送機、民間機と、六度も飛行機を乗り継いだことになった。」

 一日に6回ですか。。。 私は、政治家にはなれません。 間違いなく、すぐに風邪ひきます。

 小池百合子防衛大臣といえば、事務次官問題が起こったわけですが、今度は、イージス艦の衝突事故と、国防を司るはずなのに、こんなにマスコミに顕にされてていいんですかね。 他国は舌なめずりしていそうです。 積極的に、国を守るべき機関をマスコミがネタにしまくっていて、攻撃の必要性はないとはいえ、これで防衛ができるんでしょうか。 他国で、こんなに軍隊がニュースになることはないんじゃないでしょうか? アメリカでも、ニュースとして聞こえてくるのは、おおよそ兵士のモラル問題ですよね。 ちなみに、今の事務次官は、順番を飛び越して、このときに守屋氏の後任になった増田氏ですね。

165頁 「中東戦争の激戦地であったゴラン高原でのPKO、UNDOF(国連兵力引き離し監視部隊)活動に、日本から自衛隊を派遣するにあたっては、」

 ゴラン高原に派遣されていたのですね。 知らなかったです。。。 1996年からなんですね。。。 あれまっ!?

 二部構成になっていて、前段は、防衛大臣としての外遊日記&守屋元次官問題日記になっていて、後段は、著者の政治姿勢論とでも言うべきものだと思うのですが、あまり入ってきません。 ねっからの政治家ではないという感じを受けます。 キャッチコピー的です。 そういう意味では、小泉さんと全く同じかもしれません。 理想論を通り越して、空論とでもいえそうな感じです。 とはいえ、環境大臣時代には、夏がくーれば、クールビズ、冬がくーれば、ウォームビズ♪という状況をつくりあげたんですから、マスコミ使いは相当なものかもしれませんね。

 

 なんだかあらぬ方向に進んでいってしまいましたが、この本を読むといいのは、防衛省についても少し記載されていて、防衛省に対する愛とでもいおうか、防衛省に関する記載は非常に痛快です(ナショナリズムが発揚されます。)。 エジプトに留学されていたことから形成されている国際観からきているのかもしれませんが、国防というものへの重要性をきっちりと理解されているなぁ~とは思いますよ! ですんで、女同士の戦いをようやく終焉したどこぞの郵政議員より、初の首相でもいいかもです。 ちょっと、マスコミ付きすぎですかっ!?

 

 

本日のキーワード: 不破さんには期待しているんですが。

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2008年3月12日 (水)

家を買いたくなったら

家を買いたくなったら 長谷川高 WAVE出版

 家を買うわけではないのですが、財テク(古っ!)的観点から興味を持ってみることにしました。

16頁 「日本人のDNAに潜む土地への執着も無関係ではないように感じます。」

 都心だとマンション住まいになることが多くなりますが、分譲マンションを購入しても、土地への執着心は満足されませんね! でも、都心で一戸建ては、一般サラリーマンには厳しいものがありますよね。

19頁 「家をもつことで手に入るものは、資産という経済的価値だけではありません。 じつはそれ以外の部分、ライフスタイルが充実する、生活が快適になるなど、目に見えない価値こそ重要なのです。」

 購入するときは、家が欲しいから買うではなく、何のために家を買うかです。 そうすることで、身の丈にもあってくるわけですね。 なんだか、昔の、一人前になったら家を買うもの的な、団塊の世代時代の日本の生き様が私の中にも色濃く流れているのかもしれません。。。 そのためにも、

38頁 「多くの人たちは、「現在の自分たちの状況からすると、どの程度の家が買えるのか」という、”制限”から考えていきがちです。 ・・・ ここではまず、現実的な条件をすべて忘れて「理想の家」を考えてみる”ブレーンストーミング”をしていきます。」

 確かに、いくらローンを組めるのか、という観点で家選びしてしまう気がしますね。 大学選びにも通じるかもしれません。 日本人の特性ですかね。 何が欲しいのかではなく、できる範囲でと考えてしまうのは。

71頁 「住みたいエリアが固まってきたら、その地域の犯罪発生率や税金関係、子育て支援策などについても調べましょう。 現在は自治体のインターネットで調べることができますし、犯罪発生率は警察庁のホームページでわかります。 役所に電話で問い合わせてもいいでしょう。」

 警察庁のHPには、ぱっと見、なさげですけどね。。。

 

 テクニックとして、

75頁 自宅のFAXが入った名刺を作成する、希望物件の概要書を配布する。

82頁 ゼンリンの住宅地図(図書館、役所等でもコピーできるようです。)、1万分の1の縮尺地図

84頁 「都市計画上の商業地や工業地地域は「日陰規制」がありません。」

152頁 「マンションの「全住戸の専有面積に対する坪当たりの平均単価」を営業マンに聞くことを忘れずに。 相対的に安いのかどうか比較する時には、一坪当たりの単価で比較する必要があります。」

152頁 中古マンションを購入する場合には、「仲介業者さんに購入予定のマンションの大規模修繕計画について必ず聞いてください。 おそらく、業者さんもわからない(あまり関心がない)と思いますので、管理会社にヒアリングしてもらうようにしましょう。」

 やっぱり、家を買うときには、そこそこマニュアル本を読んだ方が良さそうです。 著名なディベロッパーを選んでも、・・・なことがあったりする時代ですからね。。。

 

 ローン話として、

103頁 公的融資(公庫融資、財形住宅融資、自治体融資)と民間融資が住宅ローンだそうです。

135頁 「住宅ローンでは、物件価格の100%全額を貸してくれるケースは少なく、「物件価格の80~90%まで」という上限を設定しているところがほとんどです。」

137頁 4000万円の物件を買う場合のシュミレーションとして、35年3.6%の金利で、4000万円借りると、70409640円返すことになるようです。 3040万も余計に返すということですね。 これは、銀行も儲かりますね。。。 2500万円の借り入れだと、44005920円返すことになるようです。 これは頭金1500万円の計算ですので、5900万円で物件を買うことになるということでよいですかね。 この場合でも1900万円が利子ということなので、やっぱり、35年ローンというのは貸し倒しがなければ、銀行側からすると、細く長くの確実性の高い商売ですね。

140頁 「一般的にローンを組める限界は、年収の5倍と言われています。」

 年収800万だと、4000万円の物件がベースになりますね。 で、それに頭金がどれだけあるかで、ランクが変わってくると。。。 この発想はよろしくないです。

 

 藤巻健史氏の「マネーはこう動く」と同じなのですが、

114頁 「住宅ローンの金利は、この長期金利を目安に決められているのです。 ・・・ 短期金利は日銀が決めるものですが、長期金利はマーケットが決定するものですから、」

125頁 「可能性として考えられるのが、貨幣価値を下げる施策をとるのではないかということです。」

 この面を強く出すと財テクなんですが。。。

 

 

本日のキーワード: 7つの習慣(著者が感銘を受けた本だそうです。)

 

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2008年3月10日 (月)

内藤式「ザ・検索術」

内藤式「ザ・検索術」 これで何でも探し出せ!仕事ができるヤツだけが知っている 内藤誼人 廣済堂出版 2006年10月5日第1版第1刷

21頁 「これらのキーワードは、このページにむけて張られているリンクに含まれています: pen」

 キャッシュを見ると分かるのですが、『ITセミナー』で検索すると、『セミナー』のみハイライトされるので、『IT』は検索ワードになっていることが分かります。 前言撤回。

82頁 国立国会図書館の「NDL-OPAC」の蔵書検索システムを使うと、自分と同じ名前の人が別のところで、別の活動をしていることが分かるわけで、不思議な気分です。 名前って、一部の人の中で理解できる、区別できる称号ですね。 どこどこの○○となって初めて、名前として認識記号になるわけですな。

83-84頁 「Webcat Plus」は連想検索というものを機能として備えているそうですが、面白い検索機能ですね。 とはいえ、ヒットしてくるのが、たいてい大学の図書館のようですので、意味があるかというと。。。 大学の図書館って一般人にも開放しているんですかね??? そーいえば、してたか。。。 コピー代がぜんぜん違った気がしてきましたよ。

100頁 「ドラなび」は終わっているようです。 東日本と中日本で東京は半分に割れていますね。 この分割案にも色々と、あったんでしょうなぁ~ 東日本は、ドラぷらとの名称で、中日本は高速日和です。

 

120頁 「MARSFLAG」は、見える!検索エンジンということで、面白いですね。 ヒット数が少ないですが(情報量が少ないからだと思いますが。。。)、HPを作りたいときとかに参考情報を得るのに使えそうなサイトですね。

121頁 「Clusty」というのもカテゴリー毎に分割されていて、Yahoo!の黎明期のようですね。 Yahoo!が巨大化しすぎた以上、こういう検索サービスも有用になったりするわけですね。 ちなみに、Clustyは、日本発ではないようです。

190頁 「Wayback Machine」はキャッシュ検索ができるようです。 上記2つの検索エンジンだと、該㌻はヒットしませんが、Wayback Machineでは、えらく古いキャッシュが保存されているようです。

 

151頁 以上のように、この本もご多分にもれず、有用サイト情報と化しているわけですが、αブログまとめサイトのような強力リンク集を作っている人っていないんですかね!? ジェネラルな知識が求められるわけですが。 今なら、ブログサイトをI’m feeling lucky!で片っ端から検索かけていけば、αブログのまとめサイトは作れますかね。 「便利ツールとして、使えるビジネス文例集WORDで使える人事労務管理書式集Mick’s実例文例集仕事に役立つサイトが紹介されています。」に続いて、ビジネス文書の森ビジネス道場レターなびとカブルことなくここでも紹介されています。 152頁には、ビジネスマナータウンページというのもあります。 レターなびとビジネスマナータウンページは、公共機関が出しているものですね。

 

 巻末に参考文献が出ているのですが、なんとなくの権威付けでしょうか。。。 加えて、134頁には「私は、年間に15冊近くも本を執筆している。」ということで、しかも、ノウハウ本を執筆していますので、才能の発露ということではありませんので、各本の内容面でのレベルはおしてしるべしです。

 R25のブチ・スマートモテリーマン講座と同じイラストが描かれている著書(「人たらし」のブラック・・・術)がありますが、これはイラストレーターが同じだけですね? R25は、武田篤典氏の著作ですね。 イラストがあれだけ特徴あると、同じ系列の本かと誤認混同しますね。。。

 

 

本日のキーワード: SHU-THANG GRAFIX

 

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2008年3月 9日 (日)

GOO&Google検察の達人

goo&Google検索の達人 森羅万象 工学社 平成16年10月20日発行

88頁 「の」でつなぐこと検索が紹介されています。 『○○ △△』で検索するなら、『○○の△△』ということですが、結構使えるかもしれないです。 ただし、外的付加的な用語の関係にないと「の」は使えないですね。

 後半は、有用㌻の紹介のオンパレードですが、

105頁 地図㌻に関して各社あがっていますが、Yahoo!では、アルプス社ですかね。 検索ボックスがYahoo!がリンクされていて、おぉ~と思ったら、Yahoo! JAPANのグループ会社なのですね。 Googleは、アトラスでしょうか。 この本は、gooがメインですが、gooはノーチェックです。 昔は、gooの検索も権威があったんですけどね。。。 Mapionは、Alps Mapping KKとCyberMap Japan Corpの著作権のようです。 すなわち、Yahoo!で検索かければ同じ図が出るってことですわね。 あとは、MapFan Webですか。 そういえば、最近、マップファンの地図が検索されてくるのをリンクしている㌻減りましたね。

116頁 化学物質データベース化学物質総合情報提供システムはどちらも、「go.jp」ですね。 金属とそのおもな用途(周期律表)というHPが紹介されているのですが、「mmaj.go.jp」なので、今は見れないようです。 「mmaj」とはどこのことでしょうかね。 「jogmec.go.jp」で、こんなのは見つかりましたが。

144頁 特許関連でも紹介されていますが、特段目新しいのはないでしょうか。 さすがに、「go.jp」か、財団法人、社団法人の「or.jp」ですね。 そんな中、唯一、これ。 外国特許庁へのリンクが豊富なので、私もたまに使います。

219頁 単位変換㌻がぁ~欲しいと叫びましたが、紹介されています。

 ユニットマーケット

 今度使ってみようと思います。

 

 

本日のキーワード: goo

 

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2008年3月 8日 (土)

Googleの裏技・便利技

お役立ち度No.1Googleの裏技・便利技 Vista対応 田中眞由美/瀬崎利惠子 新星出版社 2007年9月25日初版発行

 この事務所の職員のようです。

14頁 『メッシュをμmに』です。 単位を換算できます。 万能の単位の換算表は欲しいですよね。 特許庁も、SI単位を推奨していますからね。

38頁 「filetype:doc」や「filetype:xls」は使えますね。 特許庁HPを検索するなら、『filetype:pdf』をつけるとよりグッドですかね。

70-75頁 「site:」、「inurl:」、「allinurl:」、「intitle:」、「allintitle:」はうまく使いこなすといいでしょうね。 特に、タイトル検索は検索数を減らすためには、良いでしょうね。

89頁 Googleで『サジェスト』をキーワードに、I’m feeling luckyで探すと、Googleサジェストに行くとなっていますが、全く違う㌻にいくようです。 なお、Googleサジェストの日本語㌻ありました。 GoogleのmoreからGoogleサジェストに行くと、英語㌻が出るんですよね。 とはいえ、Googleサジェストとの記載になっていますけど、URLは=enとなっていますね。 日本語版だと、=jaなんです。

 

 

本日のキーワード: 特別構文

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2008年3月 7日 (金)

グーグル最強活用術

見てわかる グーグル最強活用術 一発で「トクする情報」「欲しい情報」が手に入る(しかもタダ!)究極のグーグル本 佐藤香織とグーグル使い方研究会 イースト・プレス 2006年7月20日第1刷発行

6頁 「グーグルでは、アルファベットの大文字・小文字、記号以外の半角・全角を区別しません。」

 『patent』及び『PATENT』と検索してみたところ、Yahoo!では認識が違いそうです。 

10頁 「グーグルでは32個までのキーワードを設定することが可能です。」

 32個はさすがに使わないですね。 というか、32個もキーワード入れてヒットする検索って何でしょう!? そういえば、「○○ △△」と検索することが多いと思いますが、「○○ ○○ ○○」と検索するとより「○○」が強くヒットするというのを読んだのを思い出しました。。。

16頁 ITセミナーで検索するとITがストップ語なので検索できないとありますが、今はそんなことはなさそうです。 『ITセミナー』、『+ITセミナー』や『”ITセミナー”』で検索するとヒット数違うようですし、検索結果の㌻での表示も違うようです。

36頁 Gmailは、今も紹介必要なのでしょうか? アカウント㌻見るとそんなことなさそうですが。

66頁 グーグルでは、辞書機能は、アルクの英辞朗のようです。 グーグルの言語ツールだと翻訳もできるんですね。 私は、いつもYahoo!exciteだったので、ツールに加えたいと思います。

 

 

本日のキーワード: 翻訳機能

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2008年3月 6日 (木)

頭のいい人のGoogle仕事術

頭のいい人のGoogle仕事術 熊谷企画編 笠倉出版社 平成18年7月26日初版発行

 ほとんど、優れものサイトの紹介です。

53頁 我が家のアンペアチェック 東京電力のHP面白いかもです。

55頁 保険選びネット 比較サイト多くなってきましたよね。 比較サイトの有名どころとしては、価格.comですが。

97頁 中古マンション購入体験記 ブログもここまで来ると、公益性が出てきますよね。 ついでに、マンションコミュニティーも紹介されています。 ただ、この書籍では、「e-mansion」として紹介されていますが、ネットで「e-mansion」で検索すると、ブロードバンドインターネットサービス会社がヒットしますので、要注意です。 また、上記マンションコミュニティー重すぎです・・・

182頁 「IEの右クリックを拡張する」というフリーソフトがあるようですが、これは面白そうですね。

 独立する際には、こんなのもいいかもしれません(63頁)。 一期一会繋がりでもあります。。。 

 

 

本日のキーワード: 交流会ドットコム

 

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2008年3月 5日 (水)

グーグル活用ビジネス編

グーグル活用ビジネス編便利ツール&検索技 カンタンに仕事に活かせる、ハイレベル活用術 戸田覚 Gakken 2007年3月8日第1刷発行

12頁 パーソナライズド検索という機能がGoogleにはあるようです。 ログインする必要があるようなのですが、、、 これって、Googleの戦略にはまっている感じがありませんかね? Googleは、広告で成り立っているわけですから、こういうパーソナル㌻を作ると、効率的な広告を出されやすくなりそうですな。。。

16頁 Googleツールバーをつけると、これまた便利な機能がついてくるようですが。。。 

 これら機能は、Google本で必ず紹介されていますが、私の志向している検索の効率化にはあまり寄与しない気がします。

23頁 GoogleのLabsには、Googleサジェストというのがあります。 Yahoo!だと、キーワード入力補助機能をONにするということですね。

26頁 Googleデスクトップは便利そうな気がします。 私は、ワードに備忘録を残しているので(しかも、バラバラに)、いつもどのファイルだったっけ?と思って探すことが多いので、便利な機能な気がします。 もう少し検討して入れてみようかな!というところです。 とはいえ、家のパソコン上のファイルを探したいことはないのですが・・・ 会社関係だと、基本、ファイルのダウンロード禁止ですよね。。。 

33頁 「商品の名前やキャッチコピー、アイデアを思いついても、既に世にあるものなら採用したり、商品化することはできない。 「素晴らしい商品名だ!」と思った時ほど、グーグルで検索して、先を越されていないか確認するのが大事だ! また、特許がまだ取得されていないことも確認しておきたい。」

 とありますが、まだまだ、一般人の認識ってこんなもんなんですね。 グーグルで検索すると、不正競争の観点からは、サーチできるといえるのかもしれませんけど。。。 グーグルで特許は検索できませんよね。 とりあえず、乗っかいといたという感じのコラムです。

49頁 「多くのサイトで禁止されていることに、画像への直リンクがある。 これは主にホームページで使う場合だが、画像そのものにリンクをしてはいけないということだ。」

 リンクを貼ると、なんの権利を侵害するんでしょうか。 絡むとすると、著作権法ですよね。。。

60頁 スクリーンキャプチャをうまく使いこなせていないので、勉強ポイントです。 「「画像ショット」「スクリーンショット」「画面コピー」などとも呼ばれる。 通常は、キーボードの右奥にある「Print Screen」キーを利用する。 ・・・、全画面をキャプチャするなら「Print Screen」キー、アクティブになっているウィンドウだけをキャプチャするなら「Alt」+「Print Screen」キーを押す。」

 スクリーンの一部の画面をキャプチャする場合には、どうするんですかね。 取り込んで、その後で、処理しているんですかね?

64頁 マップで、今だと、お店情報も貼り付いているので便利ですね。 写真機能とかにしてマップを見始めると止まらなくなったししますよね。。。

 

45頁 便利ツールとして、使えるビジネス文例集WORDで使える人事労務管理書式集Mick’s実例文例集仕事に役立つサイトが紹介されています。

 知財関連として、『契約書 文例 特許』で検索してみると、こんなのこんなのがあったりしますね。

 特許・ノウハウに関する共同研究開発契約の手引き

 誰でもわかる!取引・連携で知的財産を守るためのポイント

 

 

本日のキーワード: 知的財産契約書

 

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2008年3月 4日 (火)

はじめてのGoogle&Yahoo!インターネット検索術

はじめてのGoogle&Yahoo!インターネット検索術 井上繁樹 秀和システム 2006年6月25日第1版第1刷発行

 2、3冊読むと、あとは、同じようなことばっかり書かれているので、流し読みなのですが。。。

44頁 「numrange:○○-○○円」か「○○..○○円」とすると、価格帯を指定して検索ができるようです。 価格帯を指定してネットで買いたいことはないので、現状の私には不要な検索ですが・・・

 この書籍で、紹介されているFroogleは、日本語バージョンはまだ出ていないんでしょうか。。。 Productサーチになっています。。。 Googleの場合、日本語版だと、「ウェブ 画像 地図 ニュース グループ Gmail more」ですが、英語版だと、「Web Images Maps News Shopping Gmail more」ですね。

59頁 フレーズ検索のは「"○○"」でも「”○○”」でもいけるようです。

82頁 ワイルドカード検索は、Yahoo!ではできないことになっていますが、今は、できるようです。 なお、「○○*△△」でも「○○*△△」でもよいようです。 でも、ワイルドカード検索したいときなんてあります!?

130頁 RSSリーダーについては、いずれ勉強しなくてはいけないなぁと思って、はや、・・・ RSSリーダーが何たるか全く分かりません。

154-155頁によれば、RSSリーダーとして、Web型、アプリケーション型、ブラウザ組み込み型とあるようで、

194頁 ポッドキャストをうまく使うと、英語の勉強になりますね。 iTunesも初めていじってみました。 いやぁ、出遅れまくりです・・・

 

 

本日のキーワード: iPod

 

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2008年3月 3日 (月)

グーグル&ヤフー!で仕事が100倍速くなる本

グーグル&ヤフー!で仕事が100倍速くなる本 佐々木俊尚 畠山志穂&できるシリーズ編集部 インプレス 2004年12月11日初版発行

 どの本もですが、免責のために登録商標についての記載がされていて、TM、○R、○Cマークは付記しない旨記載されています。 

序として、「インターネットを使って仕事を100倍速くこなすにはこの2つのサービスの得意分野を知り仕事の状況に合わせて使い分けることが第一歩となります」とあるのですが。。。 なかなか、使い分けはできない感じがしてます。

14頁 「Googleでキーワード検索すると、Googleが重要だと判断したホームページから最初に表示されます。 Googleは、さまざまなホームページからリンクを張られて参照されているホームページを重要だと判断します。」

 Yahoo!の場合は、そうではないようです(ディレクトリもありますし、他の要素からも表示される順番が決まってくるそうです。 って、そのようなことをどこぞで読みました。)。 そうそう、Yahoo!と書いたときは、おおむねYahoo! JAPANをあらわしています。 それと、私も、○Rとかは、付記しないで記載しています。

137頁 「Yahoo! JAPANのキーワード検索は、検索結果にYahoo!サービス、Yahoo!カテゴリー、スポンサーサイトに一致するホームページが優先的に表示され、登録されていないホームページを探すには時間がかかります。」

 とあるから、上記なんですが、今は違うかもですね。 なんだか、表示のさせ方にもコツがあるようですので(私は、全く不知です。)、ヒット順は気にしない方がいいということだけはいえそうです。

20頁 「Googleならば、キーワードを入力するだけで、瞬時に最適なホームページを検索結果として表示してくれるキーワード検索、Yahoo! JAPANなら天気やショッピング、路線情報といった目的を限定した検索をしてくれるサービス検索です。 ・・・ 「Googleでは情報を集めるためにキーワードで検索」「Yahoo! JAPANは日常業務をスムーズに進めるためのサービスの中身を検索する」」

 使い分けを推奨しています。

23頁 「○○とは」が、意味を調べるときにはよいというのが、すべての書に通じていることなんですが、「○○ 用語」というのも紹介されています。 私は、意味だけでなく周辺の用語も知りたかったりするので、「○○」と直で調べること多いですが。。。

 「○○とは」 「○○」 「○○?」でヒットするベージ微妙に違いますね。

40頁 「Googleニュース日本版では著作権の関係上、読売、毎日、産経の3紙のニュースを検索することができません。」

 これは、きっとYahoo!も同じですよね。 確かに、ヒットしませんか? 日経も同じですかね? とはいえ、今だとON-LINE版にはつながりますね。 時代が変わりましたかね?!?

59頁 路線を検索するとき、私はもっぱら、Yahoo!路線情報なのですが、Googleだと、東京から大阪と「から」でつなぐ必要があるような感じですが、しかもそこから、「駅前探検倶楽部」か「えきから時刻表」にいく必要があるようです。 そんなら、最初っから、どちらかのサイトをブックマークしている方がよくないっすか? とはいえ、今だと、Googleでも、Googleトランジットがあります。 Googleマップと連動しているので、面で見れるので、面白いですね。

97頁 さすがに2004年の本を読んだのは古すぎたようです。 「inurl:」と「site:」は、Googleでのみ使える機能となっています。 いまや、Yahoo!もGoogleもそれほど機能的には異ならないので、どちらかに関する本を読んで、同じ機能はないかな?と探すのも1つの手でしょうか?? Googleの方が検索本は充実している気がします。 Yahoo!の著作は、どちらかというとコンテンツとして使いこなしましょう!的な気がしてます。 

105頁 「site:」検索が有用であることが記載されていますが、今となってはあまり意味なくなっちゃいましたね。 公的なHPは大体サイト内検索機能ついていますもんね。 特許庁のHPもリニューアルされて、Googleのサイト内検索がついたのはヒットですよね。 前は、酷かったですからね・・・

 

 これらのタイプの本は最終的には有用サイトの紹介に終始しはじめるのですが、

131頁 2典Plus 2ちゃんねるとは関連はなさそうですが。。。

160頁 「EIGO de Mail.com」見てみたかったのですが、つながらないですねぇ~

168頁 英文電子メール講座 今は、サイト名は変わっているようです。

174頁 e-総務 こうやってマニュアル化されていくのですなぁ。 本読んだりする必要はもうないですね!! AIMCOM社の実用文例集も紹介されていますが、今は閉じちゃっているようです

 

 

本日のキーワード: 検索の方法から、有用サイト情報の収集ですかね!

 

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2008年3月 2日 (日)

YAHOO!JAPAN絶妙な検索の秘伝書

とっておきの秘技 YAHOO!JAPAN絶妙な検索の秘伝書 持丸浩二郎・蒲生睦男 C&R研究所 2006年7月3日初版発行

 検索の仕方って学んだことなかったので、マニュアル的なものを読んでみることにしました。 とっつくのによくわからないのもあって、図書館でたくさん借りてきました。 どれも検索の仕方の本質というよりは、検索ツールの紹介です。 これらの本に出ている方法は、目から鱗ということはなくて、私のやっている検索と大きな違いはないかな?というところです。 何を勉強すればよいのでしょうかね。 この業界の専門用語というか、すべてに疎いのですが、ベータ版ってなんでベータなんでしょうか? まぁ、特に意味はなさそうでした(検索先)。 以下、登録商標の表示は省略です。

15頁 YAHOO!は、Googleの検索エンジンを使っていて、その後、自社開発YSTに変更しているのですね。 何かで読んだ記憶がありましたが、再認識です。

17頁 YAHOO!は、ディレクトリとロボットの併用でネット環境を徘徊して情報を収集・表示し、Googleは、ロボットと。 YAHOO!は、ディレクトリが1つの売りですが、私は、検索していて、そこから結果を見たことはないですねぇ、 学生のころは、ディレクトリ㌻だけ出たりして個々の㌻は、先にいかなくと見れなくて、不便だったことを思い出しました。 昨今は、個々の㌻も同時に検索されてくるので、便利になったと思います。

 YAHOO!は、トップ頁を変更しましたが、さすがに慣れました。 また、基本は変わっていないと思うので、この本の内容も援用できます。

19頁からインスピ(以下、同じ) YAHOO!のトップ㌻だと、検索ボックスの上に、「ウェブ 登録サイト 画像 ・・・ 」とあるかと思います。 私は、「ブログ」と「辞書」くらいしか使いません。 『弁理士』と入力して検索してみると、YAHOO!だと、日本弁理士会がトップにヒットしますが、GoogleだとWikipediaじゃないですか!! 弁理士会、再考の余地ありそうです。 なお、関連検索として、どちらも「弁理士 年収」となっています。 みんな、年収に興味しんしんなのね。。。 

27頁 「○○とは」と検索するとよいとありますが、強烈に用語の意味を知りたいことってないですよね。 そもそも、辞書機能を使いたいなら、辞書㌻をブックマークに入れておけばよいわけで、エクスプローラ開いて、すぐ辞書㌻にいかずに、「とは」で検索しなきゃいけないほど、時間に追われているわけでもないですしね。 とはいえ、辞書㌻をブックマークからクリックする時間を年間に直すと1時間くらいになるというなら、再考の余地ありそうです。 YAHOO!だと、辞書㌻の結果も見れるし、個別に各㌻も同時に一覧できるのですね。 113頁によれば、「○○?」でもいけるようです。 ここの?は、全角半角可だそうです。

35頁 検索キーワードの順番は、よく入れ替えて検索したりします。 ヒットの仕方違いますからね。

36頁 検索窓上の「ウェブ」をクリックすると、「ウェブ全体」か「日本語のページのみ」の検索ができます。 これは、そこそこ便利ですね。

43頁 「Yahoo!のウェブ検索では基本的に1つのWebサイト内のページは2つまでしかヒットしません(・・・)。」

 となると、サイト検索(site:URL)は重要になってきますね。 とはいえ、そのサイトにあるはずだって事に気づく必要があります。 そういえば、前は、「このサイト内で検索」というの最近出ないな?と思っていたら、設定必要なんですね。

57頁 文献を検索するわけではないので、ネット検索で、OR検索することは少ないですが、全角でも半角でもOR検索するには、「OR」は大文字でないと駄目なようです。 AND検索も大文字ですか? 『AND』は入れなくても、デフォでAND検索ですよね。

59頁 これまた、ネット検索で使うことは少ないでしょうが、NOT検索の場合、半角マイナス『-』を検索語の前につけるか、『NOT』をスペースをつけて、記載する必要があるそうです。 『弁理士 -弁護士』 『弁理士 NOT 弁護士』(全角)ですかね。 『弁理士 NOT 弁護士』(半角)でしょうか。

61頁 文章検索も私はあまりやらないので、知らなかったのですが、「「"」(半角のダブルクォーテーションマーク)で囲む」とよいそうです。 英語で検索するとき便利ですかね?!

 色々ありますが、検索オプションでウェブ検索を行えば、上記内容は全くの不要です。

71頁 特許庁のHPもサイト検索できますし、日本弁理士会もGoogleのサイト内検索機能が付与されていますが、『site:patentatorny.cocolog-nifty.com』でもいけます。 ここは、上にも書きましたが、そのHP内にあるはずだってわかっていないと、あるいは、そのHP内にあるかな?と目的が限定されているときじゃないと有効な検索戦略ではないですが、、、 『site:patentatorny.cocolog-nifty.com 年収』で調べると結構引っかかりますね。 申し訳ない限りです。 年収との用語をまた使ったので、またヒット数が増えてしまいますね・・・(申し訳ない・・・) なお、サイト検索では、『http://』や『www』は不要だそうです。

77頁 検索オプションの㌻を見ますと、「表記のゆれ」として、「ゆれを含める ゆれを含めない」というのがあります。 このようなネットのハウツー本を足がかりに、Yahoo!やGoogleのHelp機能等を読みまくった方がよいかもです。 ワードとかのヘルプを読むのは難儀ですけどね。

89頁 『link:http://patentatorny.cocolog-nifty.com/blog/』とすると、フームです。

 今、いじっていて分かったのですが、私の設定の場合、トップ㌻からだと、関連検索ワード機能はONになっていませんが、Yahoo!検索のウェブ㌻からだと、関連検索ワード機能がONになってますね。 なお、検索オプション㌻でも、関連検索ワード機能はOFFなようです。

204頁 上記、関連検索ワード機能なんでか分かりました。 Yahoo!検索のウェブ㌻の「キーワード入力補助」をONとすると、関連検索ワード機能がONになるわけです。

228頁 「GahooYoogle」というのが紹介されています。 ただ、「Yahoo!の検索にアメリカのYahoo!の検索エンジンを使用しているため、Yahoo! JAPANとは異なった検索結果になることがあります。」とあるように、確かに、両方で検索する意味は、日本人にはないかもです。 GAHOOYOOGLEサイトは当然だと思いますが、閉鎖されていて、今は、PolyCola.comなるサイトになっています。 トップ㌻には、過去のロゴが出ていますが、そのロゴが拙かったんでないのかい?という感じです。

 「Releton Search」というのが紹介されていますが、これも面白いですね。 なお、こちらもYahoo!検索のエンジンはアメリカのようです。 GoogleのランクやYahoo!でのランクが確認できます。 しかも、瞬時に、優先度を決めれたりと!

 

 

本日のキーワード: Googleにすべきでしょうか・・・

 

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2008年3月 1日 (土)

鈍感力

鈍感力 渡辺淳一 集英社

 今頃に!?シリーズです。 今更ながら読んでみました。 楽観的に生きましょう!を言い換えた感じです。 目の付け所が面白いです。 楽観的とは、起こったことを受け入れて良いほうに考えるということで、鈍感力とは、起こったことを受け入れる前で止めてしまうということだと思います。 より、大変な生き方な気もします。 楽観的であろうとすることは、思考法の変換ですが、鈍感であるには、情報を入れないようにすることにも通じるわけで、生き方を変える必要がありそうではないですか?!

16頁 「なまじっか才能があり、自尊心の強すぎる奴ほど、手に負えないものはないということです。」

 自尊心は、邪魔になることが多いですので、鈍感力を磨く以前に、尊大にならないこととともに、重要な要素ですね。 少しの自信は必要なんでしょうけど、、、 自信→自尊心としないことですかね。

 渡辺淳一といえば、失楽園ですので(私のイメージ)、恋愛、結婚についても当然に著されていて、恋愛、結婚においても鈍感であることを勧めています。。。 

118頁 「あなと一緒でよかった」などといいますが、それは長い長い忍耐を経てきた結果の、つぶやきなのです。 そしてその忍耐の裏には、素敵な鈍感力が二人を支え守ってきたことを・・・」

 自論ですが、私は、結婚は、『許せること』だと思っています。 鈍感力と通ずる(言葉の言い換えに過ぎない)ことがあるかもです。 まぁ、いっかと思えたり、気にしないようにするということですからね。 相手を許せなくなったら終わるんでしょうね。

195頁 「「愛って、許すことですね」・・・ この二人がいつまでも仲良く、愛し合っていくためには、ある程度相手を許して、鈍くなる。」

 

 

本日のキーワード: 「遠き落日」の作家なんですね。

 

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2008年2月23日 (土)

100年企業、だけど最先端、しかも世界一

100年企業、だけど最先端、しかも世界一 泉谷渉 亜紀書房

 こういう本を読んだからといって、最先端の技術習得に役立つわけではないですが、少しはタメになるかと読んでみました。 著者は、半導体・マテリアルの専門記者だそうなんですが、ホントのところで理解できている?といった風です。 専門技術に対する説明がうまくないのが残念です。 日本の製造業は!、理系は!!、といわれて久しいですが(実際、インド、中国のドクター輩出量とか凄いですからね)、まだまだ、日本の技術も!と思わせてくれる本です。

24-25頁 「セーレンは、本業であるファッション部門を再強化する一方で、・・・。 プラズマディスプレーパネルなどに使われる電磁波シールド材プラットは、ポリエステルの細い糸に銅とニッケルを複合させたものだが、じつに国内で80%のシェアをもつぶっちぎり製品だ」

 素材=化学という観点で、弁理士の生きる道もありそうです! ただ、PDPや有機ELは、化学といいつつ、電気だったりするわけで。。。 半導体も使われている材料は、化学なんですけどねぇ~ チャンスも多いと思うのですが。

36頁 「ユニチカは、・・・黄金テクノロジーともいうべきナイロン同時二軸延伸法によるフィルム加工技術を確立する。これは「エンブレム」と呼ばれる製品で、じつに食品包装用ナイロンフィルムにおいて、全世界で約50%のぶっちぎりトップシェアを誇っている。」

 サランラップ(登録商標)、クレラップ(登録商標)は、ポリ塩化ビニリデンです。 

62頁 「凸版印刷は、創業100年のメモリアルとして2000年に「印刷博物館」を開設している。」

 一度、行ってみようと思います。

182頁 「すでに全世界では、年間4600万klのバイオエタノールが生産されているのだ。 日本でも京都議定書において、バイオマス燃料の利用目標、50万klとしているが、バイオエタノール製造の現状はいまだに小規模に留まっている。 ・・・ 2009年3月稼動をめどに年間1.5万kl規模のバイオエタノール製造設備を建設するのだ。」

 4600万klからすると、0.3%でしかないですが。。。 そもそも、食料自給率の低い日本で、バイオエタノールという発想は合わないですよね。 セルロース系で日本はやろうとしているようですが、土壌から簒奪した分は堆肥として戻してあげないと、、、 根こそぎとっていたんでは土壌が痩せていくのでは?と心配してしまいます。 ますます、化学肥料に頼ることになるのでしょうか。

 

50頁 「韓国で地下鉄に乗れば、ほとんどの人はぼーとしているか、しゃべっているか、ケータイしている。 日本の車内では多くの人が本か雑誌を読んでいる。」

 最近、本や新聞読む人増えてませんか? 一時期、通勤中のサラリーマンが、電車内で週刊誌(マンガ)を読んでいるとかってニュースになっていましたが、そして、その後、携帯ゲームをやっている方が多かった気がしていましたが、今は、読書の方多い気がします。

78頁 「旭硝子が三菱の名を使わなかった・・・ 三菱グループでありながらその名を社名に使っていないのは、明治安田生命、東京海上日動火災、キリンビールなどがある。」

 キリン(+協和発酵)+田辺三菱で、最後は、+三菱化学で、凄い創薬力を擁する企業体が生まれそうですが。。。

102頁 「「どんなに欲しくなっても、浮気はやめよう」 「どんなに苦しくなっても、本業に回帰するしかない」との思いが、今日の新日鐵復活を果たす要因となったのだ。」

 上記つながりで、新日鐵も一時期、バイオ、製薬関連に触手を伸ばしていませんでしたっけ? 新日鐵というか、製鉄メーカー全体が、バイオに多角化していっていた覚えがあります。。。 異業種参入といえば、富士フィルムが富山化学にTOBをかけてましたね。 富山化学といえば、大正製薬と合弁してませんでしたっけかね? 富山といえば、ニューキノロンの会社で、出尽くした感のある中、T-3811は結構インパクトありましたよね。 その後のキノロンは、構造的にあっちの世界に飛んいってしまってますよね(研究者のため?!の・・・)。 T-3811は、導出先がころころ変わっていたかと思います(ドロップしても次の外資が手を上げるという感じではなかったでしたっけ)。

179頁 「現在350ml缶で、ビール77.7円、発泡酒46.98円、第3のビール24.2円という税率となっている。」

 製品によって酒税が異なるのは前時代の遺物ではないんでしょうかね? アルコール含有量によって分類すると、安焼酎や安日本酒がなくなっちゃって大変なんでしょうか?

207頁 「月が出た出た、月が出た、三池炭鉱の上に出た。 あんまり煙突が高いので、さぞやお月さん煙たかろう、そのヨイヨイ~」

 炭坑節というのは、こういう歌詞なのですね。 そもそも、たんこうぶしを「炭坑節」だったとは知りませんした。。。 盆踊りといえば、関東では、炭坑節と東京音頭かと思いますが、私は、炭坑節が好きでしたねぇ~ 今も踊れると思います。

 

 

本日のキーワード: 寺山修司 「百年の孤独」

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2008年2月21日 (木)

食い逃げされてもバイトは雇うな

食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字(上) 山田真哉 光文社新書

 この類の本の中ではぴか一です。 そういえば、下巻もでましたね。 上巻を今頃読んでいる私って。。。 タイトルに関する内容にもちゃんと一章記載されていて、著者の真面目さが窺い知れます。

101頁、105頁 50分の1ずつ還元するのと、50人のうち1人に還元するのとでは、お店側からすると、還元金額は同じですが、消費者に与えるインパクトは異なります。 こういった多面的に物事を見ることができないといかんですね。 確かに、2%還元よりは、50人に1人タダという方がインパクト大ですよね。 著者の著作はこういった視点が面白いです。 この考え方を著者は「数字の言い換え」の一種である「単位変換」と表現しています。

105頁 「「この数字は単位を換えるとどうなるんだ?」と考える癖をつけるといいでしょう。」

117頁 「節約はパーセンテージではなく金額で考える。 金額重視の姿勢が大事です。」

 ○○費を△%節約した!ではなく、総額××円節約したということです。 小さいところに細々するのではなく、大きなところで抜本的にといえるかもです。 ここに関連していると思いますが、

119頁 「金額という絶対的な価値尺度のみで判断する「金額重視主義」です。」

 全て、円で見るということです。 バーゲンなんかで半額セールとかやられると、思わず手が出てしまいますが、円でみるということをすると、少し違った買い方ができるかもしれません。

140頁 「ちゃんと分析して、経営や家計に役立ててはじめて、会計の目的は達せられるのです。」

 統計は取って何ぼではなく、考察して何ぼということですね。 となると、単年で見るのではなく、年度ごとに比較する必要がありそうです。 家計簿なら、各月ごとの比較とかですね。

150頁 「収益を増やして、費用を減らすという方法しかないのです。」

 利益=収益-費用ですから、当然ですか! 青色申告本を見てていたとこから思ったのですが、収入-経費=課税所得ですから、申告の場合、課税所得を減らしたいという観点になるので、悩ましいところなんですね! 経費は増やしたいけど、経費増やせば当然に費用は増えるわけで。。。 経費増やして、費用を減らしたいという発想が強いと脱税になるってことでしょうな。

 上記の分析における比較として、

182頁 「過去との比較である「過去比較」を行いましょう。」

183頁 「増減が激しい数字を見つけたら「どうしてなのか?」と考え、「こうかもしれない」と仮説を立て、目星をつけて調べてみるのです。 ・・・、集計し、決算書を作ることが会計の目的ではありません。 その数字を比較・分析し、ビジネスに役立ててはじめて、意味が出てくるのです。」

 こうなってくると、会計内容を各企業は報告していると思いますが、本質的な意味あいとは違う意味での公表になりますね。 株主のためなんでしょうけど、本来的には、比較するために取るものでしょうから、公表する必要はないともいえそうですね。。。

 

 

本日のキーワード: 「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い

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2008年2月19日 (火)

餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?

読むだけで「経営に必要な会計センス」が身につく本! 餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか? 林總 ダイヤモンド社

 青色申告の本を読むと、損益計算書やら貸借対照表やらの文言がおどっとる訳ですが、経営の本を読む上で理解の助けになります。 青色申告の本の方がいきなり会計学の本を読むよりカラフルだしとっつき易いと思うところです。 それにしても、昨今、会計学を易しく!って本増えました。 これほどに増えてきたのは、山田真哉著の「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」以降ですかね!

 12章形式で、各章で、美味しいお店に行くのですが、

1.築地の会席料理屋 これだけでは、ヒントが無さすぎで分かりません。。。

2.銀座のレストラン 赤い絨毯を敷きつめた階段、メインディッシュの鹿肉のステーキとくると、「銀座レカン」ですかね。

3.千駄木の寿司屋 老舗の寿司屋とくると、「乃池」ですかね。

5.蒲田の餃子屋 蒲田といえば、「你好」でしょうか。

6.丸の内のワインレストラン 中通り、隣接するワインショップがヒントですが、分かりません。 何か、店自体は見たことがあるような気がしますが。。。 「LE CAVES TAILLEVENT 丸の内」がワインショップでしょうか。

7.内幸町の中華レストラン 翡翠色の豪華な玄関、北京ダック、広東料理がヒントだと思いますが、「D4 TOKYO GRAND CHINA」でしょうか。

8.神田のそば屋 創業以来100年以上、自慢の10割そば、自家製手打ち、「神田まつや」でしょうか。

9.神楽坂にあるワインレストラン フランス人のウェイターがヒントでしょうが、・・・

10.新橋のふぐ屋 これは、分かりません。

12.紀尾井町のフランスレストラン メインディッシュのカモ料理とくれば、間違いなく、トゥール・ダルジャンですね。

73頁 「現金は材料→仕掛品(製造途中)→製品→売掛金の順に形を変えて、より大きな現金として再び会社に戻ってきます。 この一連のプロセスを営業循環過程といい、」

 確定申告の書籍を読みましたので、この辺りも理解できます。 これは、売上に繋がる流れですが、在庫としての逆の見方もできるわけです。

87頁 「会計はあくまで会計ルールで表現された要約データであり、近似値に過ぎない。 ・・・ 金額を比較するのではなく、その背後にある事実を比較するべきなのだ。」

 こういった考えを駆使していかないと、株とかやると大怪我しそうです。 投資に向けた勉強としては初歩の初歩ですが、一歩ずつです。 それがゆくゆく独立における会計の考えに繋がってくるとなお吉です。

93頁 「日々の活動は、常に最終目標の経営ビジョンを目指すものでなくてはならないのですね」

 これは人生についてもいえることでしょうか。 夢を持って、それに向かうことと、経営においては、経営計画をたてそれに向かって予算管理していくと。 そういう意味で、今の日本は、最終目標というか経営ビジョンというものがないのでしょうか。 それは私にも繋がってきますが。。。 ビジョンのない会社はいずれつぶれるわけですから、目標(夢)のない人生もまた。。。

 全く理解できていないところですが、後学のために、

109頁 「売上高から変動費を差し引いた金額を限界利益(貢献利益)、また、固定費(COST)と売上高(VOLUME)と限界利益(PROFIT)の関係を表した図をCVP図表と言います。」

110頁 「近年ブームを巻き起こした制約理論(TOC)から派生した「スループット会計」が全世界に広がっています。 ここでスループットとは売上高から真の変動費(材料費、外注費など)を差し引いた金額のことで、・・・ スループットから業務費用を差し引いた金額を利益です。 ここで言う業務費用は真の変動費以外の費用のことです。」

118頁 「以前、君に顧客のニーズを絞り込めないから売れない、・・・ 顧客のニーズを絞り込めないのは君やデザイナーに自身がないからだ。 自身がないから製品の種類を増やし、ブランドを増やす。 どれかが当たってくれればいい、と思っている。 これでは、消費者に受け入れられるはずがない」

 これは、情報商材の考え方とはまた違いますが、弁理士業にはいえるかもしれませんね。 個人弁理士で、担当可能な分野に、機械、電気、化学と書いてあったら、・・・と思ったりしますもんね。 化学、ビジネスモデルとかも変ですよね。

120頁 「「ブランド製品が、ノンブランド製品等を上回って、将来にわたりどれだけの現金を超過的に稼ぎだせるか、で評価するのだ」 ノンブランド品なら稼げる現金は1億円であるとする。 しかし、ブランドがあることで将来にわたって2億円稼げるとする。 この場合、そのブランド価値は差額の1億円ということになる。 しかし、今日の1億円と1年後の1億円とでは価値が違う。 1年後の現金はリスクを伴う分だけ価値は少ない、と考えるべきだ。 そこで、リスクを割り引いて求めた現在価値が、そのブランド価値である。」

 このような感じで、商標の価値評価はなされているのでしょうか。 やっぱり、ブランドの価値評価の場合、商品化されているものでの販売額等からブランドを数字化して評価できるということが、特許に比してブランド価値とかいう評価ができるのでしょう。 商標の場合、信用が化体していることが価値ですから未使用商標の価値という考えはなかなか生じないでしょうが(信用が化体していない商標であれば、不使用取消審判で取り消せますしね。)、特許の場合、未使用特許の価値を判断したい、そしてライセンスしたいという土台無理な話があるのが、価値評価の難しさのハードルを高めちゃっている感じですよね。 信託なんて正にですもんね。 特許の場合、自社で使用していたら、クロスライセンスでもしない限り、価値評価してもらう必要ないでしょうし。。。 因みに、ブランド評価の場合、製品の価値とかはどの程度寄与するのでしょうか? 特許の場合、製品に対する寄与率とか、計算が大変そうです。 一品製作物なんて、医薬品ぐらいでしょうから。。。 

207頁 「カネボウやライブドアなどとは次元の違う「会計戦略」とも言える高度な手法です。 V字回復をほめちぎったマスコミは、実は「だまし絵」に、ころりと騙されてしまったのかもしれません。」

 と、ニッサンのV字回復も粉飾ぎりぎりとしています。 とはいえ、業績の悪い時に赤字分を前倒しで計上しまくって、翌年持ちこたえた!みたいに決算するのは、各社やっている気がしますけどね。 前年の業績不振も計上分でごまかせますしね。 こういうのも、決算書から読めるようになるといいっすよね。

 

 

本日のキーワード: Interbrand

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2008年2月16日 (土)

ブラックペアン1988

ブラックペアン1988 海堂尊 講談社

 途中は、メッチャ面白いです。 多様なキャラクターも。 最後纏めるならそれしかないか!っという感じなんですが。。。 ちょっと勿体ないですね。 著者のプロフィールを見ると、勤務医のようなので、ディテールにも真実味があるのが、より面白くしているのでしょう。 「白い巨塔」のようになるのかと思いきや、あそこまでのゆったりと流れるドロドロ感はなく、逆に、ヒエラルキーは本書では、よいスパイスになっています。 題名にもなっているペアンってなんだ? しかも、黒ペアンって、それも最後の最後に分かります。

71頁 「黙れ、渡海」 

 渡海といえば、この業界では。。。 ドキッとしましたよ。

88頁 「ふん、牡丹稽古か。 僕は真面目な研修医です。 ってか」

 牡丹稽古というのは全編に渡って出てくるのですが、ネットで軽く調べたんですが、分かりません。 どんな花が、白衣のボタンに咲いているのかみたかったのですが、見つけられませんでした。

188頁 「20年後、彼らが所属する未来の東城大学医学部付属病院は次々に未曾有の災難やスキャンダルに襲われる。 また、20年の年月は医療の常識もドラスティックに変えていく。 その内憂外患の大嵐に彼らの運命も大きく翻弄されるのだが、その物語はまたの機会に譲ることとする。」

 おっ! 謎を解くキーワードか!!と思っていたのですが、またの機会に譲られたまんまでした。 続編があるってことですかね!!! 目次を見ると、1988年(昭和63年)5月~11月の出来事ですから、2008年の話が出てくるはずはないんですけどね。。。

 

 

本日のキーワード: チームバチスタの栄光

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2008年2月15日 (金)

嫌韓流

マンガ嫌韓流 山野車輪 晋遊舎

 ちょっと前に流行ったのを思い出して読んでみることにしました。 小林よしのり的視点で、韓国を書いたらこうなってくるのですかね。 なお、私は、世の中の韓流ブームにはまったく乗っておらず、韓流ドラマといわれるものは見たことありませんし、チェ・ジウとヨン様とイ・ビョンホンしか区別つきません。

35‐36頁 韓国人特有の精神疾患として「火病(ファビョン)」というのがあるそうです。

「火病は米国の精神科協会で、文化結合症候群としてHwa-byungという名称で登録されたんだ。 この文化結合症候群とは’’Culture-Bound Syndrome’’の訳語で、簡単に言ってしまうと、「民族固有の文化的背景に起因する精神疾患症候群」のことなんだ。」

 日本だと「対人恐怖症」が、ヨーロッパだと「拒食症」が文化結合症候群に該当するそうです。 Wikipediaによれば、「引きこもり」も日本の文化結合症候群だそうです。

 

83頁 「戦勝国でもなく敗戦国でもない第三国という意味で「三国人」という言葉が生まれたんだ」

 西尾幹二氏の論説中には、

98頁 「じつは韓国人と韓国社会は、イスラム教徒とイスラム社会と同程度か、あるいはそれ以上に、日本からへだたる異質な社会なのである。」

99頁 「儒教朱子学を国教とした李朝以後において、両班、中人、常民、賤民の四階級がある中で、日本人は最低の賤民階級以下の奴隷階級・・・と勝手に位置づけられており、・・・ だから今でも、日本人を「倭奴(ウエノム)」ないし「犬」と称している。 これからもずっとそう呼びつづけるであろう。」

101頁 「つまり、日本人とは、彼ら韓国の学者によれば、在日韓国・朝鮮人のなれの果てなのである。」

102頁 「起源と価値を混同する儒教文明に閉ざされた朝鮮半島の物差しで日本列島は計れない。 もう一つ別の、おおらかで素朴な、すべてを受け入れ包み込む融和的な文明が日本列島には存在し、半島と自分を区別している。」

 大月隆寛氏の論説中には、

234頁 「まず、はっきり言ってしまおう。 われわれはどうやら、朝鮮人が嫌いである。」と始まります。。。

 マンガに戻って

248頁 「竹島? 知らないニダ」

286頁 「韓国は著作権という概念が通用しない国でもあるんだ」 「著作権何ソレ?」 「パクるニダ~」

 と、扇動的ですね。 藤田田氏の著書では、日本人は国際人として劣っているとし、一方では、西尾幹二氏のように、韓国、中国に対して負けていないんだと我を張る、この日本人の二面性は何というか。。。 明治以来の汎西洋思想がまだまだ抜けきらないんでしょうか。。。 日本には、本当の意味でのナショナリズムは育っておらん気がします(私にも育っていないことは当然ですが。)。 西洋に対しては自虐的であることを否とせず、東洋に対しては威光を見せることを是とすると、何とかしたいものですね。 中韓も内政干渉しすぎな気来は否めませんが。。。 まぁ、スペインでは、F1レーサーに対し感情的になったようですし、アメリカ大統領選でも白人票、黒人票といわれるわけですから、完全にフラットというのは望めないことは分かりますが、もうちょっと大人な対応をしたいものです。

 

 知財からみとして、

128-129頁に、「ウリナラ起源」というのが紹介されていて、コピー商品が並びまくっています。 偽ポッキーとして、ロッテ・ペペロというのがあるんですが、日本のロッテって、韓国のロッテの子会社じゃなかったんですかい? Wikipediaによれば、日本でロッテをおこしてから、韓国に韓国ロッテを設立したようですね。 ロッテ同士なんだから、って思っていたんですが、よく考えてみたら、ポッキーは、ロッテではなく江崎グリコですね。

 なお、「ハイチュウ マイチュウ(パクリ)」と出ているのは凄いです。 いくらなんでも、パクリとは。。。

 しかも、「これ全部がパクリなんですか・・・・・・・。 え、でもこれってライセンス契約とか共同開発とかでしょ? いくらなんでも、あり得ないわよ(笑)。 その「あり得ない」あんだよ・・・・・・。 そ、そんな・・・・・・!? それってれっきとした犯罪じゃない! 商標権や特許の侵害にあたるわ! 日本企業は訴訟すべきよ!」って記載されているんですが、・・・ 

 パッケージが似ていることと、特許、商標は別ですし、属地主義ですからねぇ~ ハイチュウとマイチュウとは類似ですかね(笑)

 

 藤田田氏は、外国人にも、外国人参政権を認めてしまって日本を変えてもらえばいいという発想ですが、

188-189頁 「野党全てと与党の公明党も外国人参政権を推進している状況で」 「外国人参政権が実現した場合の様々なリスクが国民にバレる前にこっそり法案を通させるつもりか?」 「活発な議論が行なわれているのはほぼインターネットだけという有様だ」

 と、著者は反対のようです。 私も、この本を読んで、外国人参政権についてトピックになっていることを知りました。

 

235頁 「嫌韓厨」というのもあるようですね。 こうやってみると、ネットネタが多くね? 2chネタ??

 

 

本日のキーワード: 商標登録第5024992号 竹島物語

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2008年2月13日 (水)

君命も受けざる所あり

君命も受けざる所あり 渡邉恒雄 私の履歴書 日本経済新聞

 いわずと知れた、日経の私の履歴書の書籍バージョンです。 挿入されている写真の変遷をみると、正直、いい年の取り方はしていないように見えてしまいます。 若い頃から、壮年までは、いい男ですねぇ~

3頁 「私は戦争中の反軍少年時代からずっと権力、上司に反抗を重ねたが、それは退学、除名、左遷、退職といったリスクを伴うものだった。 事実、私は一度会社に辞表を出している。 世の大勢がどうであれ、教師や上司の命がどうであれ、私は反抗した。 そうするしかなかった。 振り返れば君命を受けないことの多い人生ではあった。」

 朝日新聞、産経新聞のスタンスは分かるのですが、渡邉氏を主筆とする読売新聞のスタンスが今ひとつ分かりません。 中曽根氏と仲がよいことも余計に迷わせます。

29頁 「中国戦線では毎日多くの兵士が死んでいる。 徴兵されればやがて自分の戦場に散る。 戦時下の若い男にとって、自分の意思にかかわりなく死ぬことは避けようのない運命だった。 死に対峙する何か。 私はそれを探すために哲学と向き合っていた。」

35頁 「私だけではなく上級生も同級生も、いつ振り向くかわからない死神の後姿を見ながらの日々だった。 戦争に疑問を持たず「七生報国」のスローガンそのままに殉国の志を抱いているのならともかく、人間の本然に従えば「生きたい」と思うのが当たり前だ。 哲学に拠らずとも、燃え盛る生命の火はいつも「生とは何か。 死とは何か」という自問を強い、その答えが見つからないが故に青春の炎は燃え盛った。」

 小林よしのり氏の「戦争論」を読んだときに、感じた何か自分の足りなさに対する答がここにあるような気がします。 60年、70年分を一気に22、3歳のときに開花させたからというのもあったのかもしれません。 そういえば、日本で、後世にも影響を残しそうな創業者といわれている層も戦中に学生時代をすごし、戦後の日本の成長の中から生まれてきているわけですが、今後、骨のある経済人、政治家というものは生まれるんですかね?

266頁 「去勢して女性のソプラノのような声を出した中世ヨーロッパの歌手カストラート、同じく中国の宦官に前立腺がんが発生したことがないことに目をつけ、進行性の前立腺がんに女性ホルモンが有効であることを証明したのは米国のハギンズという医師だった。 ハギンズ博士はこの研究でノーベル賞を受賞するが、私の手術前から博士の理論に基づいて開発されたリュープリンという男性ホルモンの産出を抑制する抗ホルモン剤を注射しているうちに、・・・」

272頁 「リュープリンも毎月1回注射する必要があったのが、その後の改良で三ヶ月に一度でよくなった。」

 リュープリン、武田薬品のドル箱ですね。 しかも、LCMにも成功している知財戦略抜群のクスリでもあります。 武田薬品といえば、存続期間延長登録出願の拒絶査定不服審判の拒絶審決に対する審決取消訴訟を結構、請求してますよね。 有効成分と効能というところで判断するという風に訴訟実務も落ち着いて来ているので(まぁ、前からそうですが)、今後はそんなに訴えの請求はないと思われるところですね。。。

 

 

本日のキーワード: こんな記者はもう生まれないでしょうね。。。

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2008年2月12日 (火)

守り抜け個人資産

守り抜け個人資産 国の金融管理が強まった 副島隆彦 祥伝社

 単純化されてて痛快なんですが、、、 短絡的にすぎて面白みの点ではちょっと、、、 著者は、常葉学園大学というところの教授なのですが、斯様な大学はじめて聞きました!

4頁 「すべてはアメリカの金融当局の差し金で、各国協調の秘密協定で国民の自由なお金(現金)の動きを規制し、政府が管理統制しようという動きである。」

 しょっぱなから飛ばしてくれます。 銀行からお金が下ろせなくなったことに絡めての話なのですが、いやぁ、短絡的でしょ! 痛快ですけど。 そもそも、銀行に口座があれば分かっているんだから、下ろせなくなる必要はないですよね。 とはいえ、50万くらいしか下ろせなかったりするので、不便きわまりないことは間違いないです。 ATMだと10万円しか振込めないのに、ネットだと何万でもいけるっていうのは、変だよなぁ~といつも思ってます。

16頁 法はLAWですよね。 著者にいわせると、ラーだそうです。 「アラー」っていうのは、ア・ラーなんでしょうかね? と思ったら、本当は、アッラーフなんですね。 アラーは日本で表されているだけなんだそうな(by Wikipedia)。

47頁 「私の本をなめた態度で読まないでください。」

 軍事ケインズ主義の考え方に対して、そんな馬鹿げたことを言うような奴は、この本を読むなとでもいわんばかりにということなんですが、痛快さもここまでくるとちょっと痛いです。

76頁 「外国の策動によって、日本から金銀が国外に流出したことが、日本国民の生活を圧迫した。 それで、それまであった幕府の通貨体制が崩壊した。 そのことが明治維新の本当の原因であり原動力なのである。」

 江戸時代、銀が大量に日本から外国に流れたんですよね。 世界遺産になった石見銀山は、その遺構ともいえますね。 昔の日本は、石炭も取れたりしてたわけで、、、 食料自給率も39%だとかで、、、 それでも、55年体制は根本で変わりませんね・・・

77頁 「激しいハイパー・インフレを起こして、国家の借金(国債その他)をチャラにしてパーにしたり、紙幣価値を大幅に下落させて、それでまったく知らん顔をする。」

 「マネーはこう動く」と同じ発想です。 「マネーはこう動く」の藤巻健史氏は、マネーの逃避先として、株や土地ですが、本著者や藤田田氏は、金です。 いずれにしても、貯金を含めて紙幣として持っているのは危険ということには変わりがないです。

105頁 「本書『守り抜け個人資産』は、なにかずる賢い金儲けの方法や情報を教えるための本ではない。 日本の醜い官僚たちの動きを察知して、これと闘い、本来の、永遠の正義の法の執行を要求し、彼ら統制官僚たちの悪辣な攻撃を跳ね返してゆくことが、日本国の繁栄を守り、・・・ こそこそと自分だけが得する秘訣を教わりたい、という根性で私の本を読まないでほしい。」

 といわれましても、、、 題名が。。。 私は、斯かる根性で読み始めてしまいました。

129頁 「日本の国内資金が、合わせてどれくらいの米国債やアメリカ州政府債を買っているものか、その残高は私がいくら調べてもなかなか分からない。 総額で5兆ドル(600兆円)ぐらいの購入残高があると私は何冊もの本でずっと書いてきた。 日本国内には、郵貯・簡保の資金運用の権限をゴールドマン・サックスに奪われたこともあって、・・・」

 これが本当だとしたら、日本の借金が多くて、といいつつも、無策なのが肯けたりしますね。 まぁ、国だけじゃなくて、民間も購入していたり、銀行も集めた貯金で購入しているの総額の金額なのでしょうが。。。

144頁 「これらの日本の証券会社が販売するファンド(投資信託)・・・「海外ファンド」とは呼ばないのである。 言うならば「海外ブランドの日本国内投資信託」なのであって、外国籍の「海外ファンド」に「間接的に」日本国内から投資しているに過ぎない。」

144-145頁 「日本の証券会社がその資金を元手にして、さらに「海外ファンド」を間接的に買い付ける。」

 金融庁の監督の元、このようなシステムをとるしかない金融行政があることからくる弊害となっていますが、それに対抗するには、自分で海外投資信託を買い付けましょう!となっています。 藤田田氏ではないですが、ビジネスも英語、蓄財も英語ということになります。。。 中国のように短期的な金持ちがなかなか生まれてこないのも、日本人の英語力に端を発しているのかもしれませんね。。。

152-153頁 「SEC(米証券取引委員会)によって、年収10万ドル、金融資産で100万ドル(1億2000万円)保有している人しか、アメリカ市民の場合は、ヘッジ・ファンドに参加できないことになっている。」

 最近は、金融資産1億円が金持ちの基準になっているようですが、この辺にも理由があるのかもしれません。。。 そういえば、ちょっと前に、新聞広告が入っていて、HSBCが預金者の募集をかけてましたが、預け入れ下限が定められていましたね。 郵貯も一応民営化されたことですし、随分前に、元本は1000万円しか保証しないとなったことですし、今後、庶民は銀行に預けられなくなるときが来るかもしれませんね。。。

158頁 「「9・11事件」のような’’世紀の見せ物’’を、自分たちの権力者層が仕掛けて行なう(これをインサイド・ジョブという)ような国になり下がった。」

 と、データなしで、前提を決め付けて論を展開するのが、キワモノ学者といえてしまうかもしれません。 法学部を出た、学者さんなのですから、しかも、外資系銀行にもいたようですので、数字やデータで示して欲しいものです。 実際、

159頁 「私自身は学者であり、貧乏言論人であるから、理論だけはたくさん知っているのだが、根っこが仙人のような人間であるから、自分自身ではそういう金融バクチはまったく好きではない。」

 と自分を任じています。

161頁にあるのですが、海外積立年金システム(海外積立口座)を利用した積立投信がお勧めのようです。

 

 一気に、同じ著者の本を読むと情報量において、スピード、質ともに格段に向上して取得できる気がしているのですが、本著者の本は、しばらく良いかな・・・   

 

 

本日のキーワード: 副島隆彦の学問道場

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2008年2月11日 (月)

藤田田語録

常勝経営のカリスマ 日本マクドナルド社長 藤田田語録 最善は最悪から生まれる ソニー・マガジンズ ビジネスブック編 ソニー・マガジンズ

 多々経営者の語録集の一です。 これまた、1999年発行と、「チャンスをお金に変える方法」よりも先に発行されているのですが、「チャンスをお金に変える方法」を先に読んでしまった私には、やはり勢いは、藤田田氏が著者になっている方です。 起業家の履歴を集めたサイトが結構あるもんです。

 起業家人名図鑑

 日本成功研究所

8頁 「貯金者に「請求権」があるというだけです。 ・・・ 借金問題の一番はインフレを起こすことです。 ですから、私は政府がいつかインフレで、この400円が40兆円になったらドンと返す・・・・・・そんなことを考えているんじゃないか、という疑問を持っているんです。」

 やっぱり、いくつく先はインフレですかね。

57頁 「一強百弱になる。 一強になるのは誰かというだけです。」

 確かに、企業は一社独占に近くなってきつつありますよね。 少なくも寡占は進んでますよね。 特許業界も出願数でいけば、大手2事務所が抜けているのは公然の事実ですね。 事務所は、法人じゃないですし、株式を発行して上場しているわけでもないので、実態は分からないわけですが、どこが儲かっているんでしょうかね。 弁護士の方は、四大事務所ですね。 西村あさひ法律事務所なんて、新司法試験出身の60期が1月に42人も入所して、その時点で385名の弁護士いるわけですから、今はどうなっているんでしょうね?

65頁 「成功するベンチャーには2つの要素があるのです。 1つは時間短縮。 もう1つは簡便化です。」

 これは、代理人にも通じそうです。 特に、時間短縮ですか。 時間短縮の観点を強みにしていかないといかんなぁ~と士業についてから思っています。 最近こればっかな気がします。

88頁 「藤田の経営には発明がある。」

 発明ってなに?と思って、突っ込み入れたかったのですが、どこが発明なのかよぅ分からんかったです。

89頁 「現在、マクドナルドは80パーセントが直営店である。 あとの20パーセントはフランチャイズ店だが、これは独立した社員の経営による。 10年勤続の社員が資格審査を経て可能となるシステムだ。」

 これは、マクドナルドに人的リストラがないことにも繋がっているシステムなのですが、今も、社員あがり以外でフランチャイズ出店はできないんですかね。 ただ、確か前に問題になったお店はフランチャイズ店で、直営化することで問題解決を図っていましたよね。 当時のニュースリリースによれば、3800店ほどあって、3割がフランチャイズ契約した353名のオーナーによって経営されていることが発表されていますね。 依然、フランチャイズ店は少ないようですね。

90頁 「マクドナルドは、客単価334円という顧客を相手にし、1人の顧客から25円の利益を上げるという実に細かい商売をしている。」

 本書発行の1999年頃の話でしょうが、多分、今も、それ程大きくは変わっていないでしょうね。 さすがに、デフレ街道まっしぐらはやめているので、客単価は、100円くらいは上がっていますかね。

161-162頁 「学生時代、英語の本だけでも500冊は読んだという。 本は、自分の考えを整理立て理論化してくれるもので、ビジネス上のヒントを求めるものではない。」

 まだまだ、その域には達してないです。 昨今、多読がブームになっていませんか? あらゆる知識人というか、オピニオンリーダーというかが、私は、多読してますって、言っている気がします。

 藤田田氏の発想の面白いところとして、

193頁 「日本はおかしな国で、学校は授業料が安いほど値打ちがある。 資本主義では、多くカネを払えばいいものが手に入るはずだが、学校は別だ。」

198頁 「富国楽民」

199頁 「酔生夢死」

 酔生夢死として、

199頁 「国が滅びるかもしれないというこのような危機的状況にあっても、彼らは『酔生夢死』なのだ。 真の意味での教養が、知性が欠落しているのだ。 ・・・ 女子中高生と援助交際をしたがる中高年男、失楽園ごっごをしたがる中高年女-日本人は皆、酔生夢死なのだ。」

 

 

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2008年2月10日 (日)

藤田田の頭の中

ハンバーガーを和食に変えた男 藤田田の頭の中  マクドナルド独り勝ちの秘密 ジーン・中園 日本実業出版社

 藤田田シリーズということで、読んでみたのですが、「チャンスをお金に変える方法」を見て書いたの?という内容です(下記しましたが、実態は逆です。)。 巷には、著名な実業家の研究本というか、語録本ありますが、本人の書いた書籍に勝るものナシです。 発するパワーが違いますから、文書にしても重みが違います。 その点で、いい勉強になりました。 とはいえ、本書は2001年の発行、「チャンスをお金に変える方法」は2004年に発行ですから、構成的には、藤田田氏の自著の方が本書に近いといえるかもしれませんけど。。。

51頁 「創業当初は、食品別にホールディング・タイム(保持時間)が決めてあり、ハンバーガー類では10分間、ポテトは7分間、アップルパイは60分間といったように、その時間内に販売しなければなりません。」

 昔は、ハンバーガー作り置きされてましたよね。 今は、オーダー入ってから作っているようですが。。。 私は、セットで買わないので、バイトのクルーも出来上がるまで手持ち無沙汰になります。 受け渡し時間32秒の待ちタイムが気になってくるところですが、通常は、ポテトを持ってきて、ドリンクを作ってとしていれば、待ち時間は気にならないということなんでしょうね。

 最近、マクドナルド関連の本ばかり読んでいるので、思わず行ってしまい、10年以上前に食べて以来、フィレオフィッシュ(登録商標)バーガーを食べたのですが、なんかジャンキーさが失われてました。 昔の昔、食べたころの記憶をひきずりだすと、もっとタルタルソースが強かったイメージなんですが。。。 私の中では、家では味わえないジャンキーさの中にマクドナルドがマクドナルドであり続けられる存在意義があると思っているのですが。。。

91頁 「藤田田は、このようにビジネスにいは奥さんも巻き込んでしまいます。 とかく商売には誘惑が多いものです。」

 「成功者の告白」とは違いますね。 成功者の告白では、奥さんは家庭、旦那は仕事で、すれ違い生活が続いて破綻へと向かっていきます。 

123頁 「社長業は24時間の勤務体制や!」

「欧米の会社の社長は二四時間以上の体制です。 ・・・、時差の関係でどうしても真夜中の二時とか三時という、人間が最も眠たい時間帯が、相手先の九時とか一〇時という繁忙時間に当たります。 したがって、「夜中の二時だから、眠たいので寝ております」というわけにはいかないのです。」

 これ、弁理士にも大事ですね。

 

154頁 女性、口、子供を相手にすることで、お金が儲かるというのが、藤田田氏のフィロソフィーなのですが、知財業界なかなか、女性、口、子供に関連づけて商売するのは難しいでしょうか。。。

166頁 「お金ちうのは、「寂しがり屋」です。 だから、一人にしないで、仲間のいる銀行などに預けてやると、利子という仲間を呼び込んで、大きくなって帰ってきます。 藤田田はこうして大きくなって帰ってきたお金を、今度は「かわいい子には旅をさせよ」と旅に出すようにしたのです。 つまり、投資です。 すると旅の間にまたまた仲間を呼び込んで、大きな団体となって、お金が戻ってくるようになったのです。」

 藤田田氏は、どんなに苦しくても、毎月決まった額を貯金して、一億円貯めたことで有名かと思います。 昔は、金利が7%とかついていたのですから、今からは当然に望むべくもないですが。。。 やっぱし、成し遂げるという執念ですかね。

 

 

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2008年2月 9日 (土)

チャンスをお金に変える方法

藤田田の金銭学 チャンスをお金に変える方法 藤田田 (デンと発音して下さい。) KKベストセラーズ

 レイ・クロック自伝からの流れから読んでみました。 藤田田氏は、日本マクドナルドのみならず、日本トイザらスも設立しているのですね。

 氏の言動は偽悪的と評されるようですが、

24頁 「それに反して女は稼ぐ苦労を知らないからムダな金を使う可能性がある。 商売とは、他人の金を巻き上げることだ。 儲けようと思えば女を狙い、女の持っている金を奪うことである。」

 今だと、完全に叩かれそうです。

36頁 「子どものときに鋭い「金銭感覚」を身につけておかなければ、起業家になんぞなれるものか。 いや、普通のサラリーマンとしても失格なのだ。」

 これって、金持ち父さんの考え方ですね。 人のせいにしてはいけませんが、親の影響は大きいと思うこともあります(環境を与えられているのと比べると、スタートが遅れるというデメリットがあるかと。。。 とはいえ、自分で気づけばいいんですから!)。 氏の父親は、ネットで見てて知ったのですが5ヵ国語いけたそうですね。  少なからず氏にも影響はありそうです。

42頁 「簿記3級の資格は必須である。」

 これは、痛感しています。 貸借対照表や損益計算書くらいちゃちゃっと読めないといかんです。

48-49頁 「ただ単に会話の勉強をするというのではなくて、それぞれの言語が基盤にしているものの考え方や宗教についてもある程度は勉強しなくてはならない。 なぜならば、日本語が儒教的考え方を基盤にしているように、西欧文明を生み出した英語もフランス語も、キリスト教的考え方を基盤にしているからだ。」

 氏が英語以外に何ヶ国語話せたかはわからんのですが、私は英語も話せない、聞けないなので、まずはスタートラインにも立ててません。。。

70頁 「役所などに行くと、机の上に書類をうず高く積み上げている人がいるし、・・・、いつまでも未決済のまま積み上げているだけでは、社長業というものはつとまらないのである。 読みきれなくても一週間単位ぐらいで捨てるという決断も必要なのである。 ・・・「即断即決」・・・」

 私の業務机にも書類が山と積まれています。 いるいらないはささっと振り分けているのですが、いると思って目を通しきれていない資料とかを捨て切れません。 いつか見るかもと思ってとっておいてしまうんですよね。。。 それも山積みで・・・ 一応、どの資料があるかは認識してはいるのですが、見ないんなら、まして整理できないなら捨ててしまえ!ということかもです。

73頁 「アメリカ人の講演はジョークに始まりジョークに終わる。」

 これはホントそう思います。アメリカ人に限らず、日本人以外の外国人の方は、西洋人であろうと東洋人であろうと、皆さんスピーチのときに笑いは必ずはさみますよね。 しかも、日本語でそれをやったりするのですから、凄いものです。

89頁 「仕事をする以上は、「性悪説」に立たないかぎり絶対に騙される。」

 「勝てば官軍、敗ければ倒産」とならんで、「性悪説」は何回もでてくるキーワードです。

99頁 「仕事を計測するもう一つのサーチライトは、それが「時間を節約する」方向に向かっているかどうかということだ。」

 この考え方は、「スタバではグランデを買え!」ですね。 代理人業も食品などの有体物は売りませんが、専門知識を売っているわけですので、クライアントに時間を節約させてあげる必要がありますね。 ちょっと、反省・・・

134頁 インド人の話として記載されているのですが、非常に示唆に富んでいる部分を、「日本の仏陀は、縮れた髪の毛ではなく直毛の綺麗な仏さまであるべきではないか」

 日本人の特徴をよく現している部分ですね。 日本って、そのまま入ってきた言葉が氾濫してますよね。 さすがに英語以外では、そのまま入ってくることはあまりないかもしれませんが、それでも、カタカナになるだけで表音で入ってくるわけで、、、 何でも受け入れる度量の広さといえば聞こえはいいのかもしれませんが、何でも取り込んで自分たちの物にしてしまうというところでは、まさに日本人の創造性の欠如部分なのかもしれません。 中国は必ず、自国の言葉に翻訳するっていいますもんね。 映画のタイトルなんかも日本だとカタカナにしただけのマンマやんけっ!だったりしますからね。 見に行きたいと思っている「アース」も「earth」でイイジャンと思うところです。

146頁 「日本人もそろそろおカネを貯めるのではなく世界通貨である金を貯める方向へ行かなければならない。」

 原理原則にたちかえって、私自身、金本位制度に立ち返って財を少しずつでもリスクヘッジするのがいいのかもと思っています。 これだけ、紙幣の価値がなくなるといわれていると、なんらかのヘッジは必要ですよね~。。。

165頁 これまた、非常に的を射ているなぁ~と感心したのですが、「政治なんて雲の上のことはどうでもいい。 住は貧しいけれど衣食足りているからまあ、いいや、ということになってしまう。」

 日本人の政治への考え方を如実に現しているのではないかと思います。 フランスなんかだと、今でも、デモはあるは、ストはあるわと、民衆が政治に入っていますもんね。 そういえば、斯の国では、大統領の予備選の真っ盛りですが、どのくらいの%が党員で、予備選の投票率とか、大統領選の投票率とか知りたいですね。

240頁 「われわれがインフレ経済からデフレ経済に移ってきたことを認識して、革命的な価格破壊で対応していることに学んで、政治の’’革命’’をこそ実行すべきなのだ。」

 政治にも一過言あるようですが、松下幸之助翁から言われたことに従って、審議会の委員にすらならなかったようです。 そういえば、マクドナルドの価格破壊はデフレとともにありましたね。 マクドナルドと共にデフレがあったのかもしれませんが。。。

 いやぁ、藤田田氏、勉強になりました。

 

 

本日のキーワード: 氏の座右の銘 「凡眼には見えず。 心眼を開け。 好機は常に眼前にあり」

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2008年2月 7日 (木)

トヨタの闇

トヨタの闇 利益2兆円の「犠牲」になる人々 渡邉正裕 林克明 ビジネス社

 トヨタの利益は下請けが支えているということは有名だと思いますが、その下請けの告発本のようなものです。 それだけではないんですが。。。 MyNewsJapanからの本で、本書の読み始めに、MyNewsJapanとは何ぞやと思っていたのですが、ヤフー、ライブドアにも配信する独立系インターネット新聞と表紙裏に記載があったのでどんなんかいな?とさらに思っていたら、あれですな、確か、韓国で流行っているだとか、流行っていただとかの、国民総記者になれるというニュース配信サイトなんですな。

26頁 トヨタ単体で、広告宣伝費は1054億円だそうです。 スポンサー中のスポンサーなので、広告費収入に頼るマスコミを無言のプレッシャーとして牛耳っているというのが、本書での流れです。 27頁に広告宣伝費上位25社ランキングというのがあるのですが、蒼々たる企業が並んでいます。 NTT各社が全く圏外なのが驚きなのですが、2007年3月期230億円だそうです。 とはいえ、広告宣伝費って、CMだけじゃないですからね。。。 看板、パンフも広告宣伝費でしょ。

54頁 「全体としては戦後日本の典型ともいえる年功序列を基本とし、上級管理職だけは実力主義。」 56頁 「35歳くらいで残業代込み年収が1000万円前後となる。」 58頁 「管理職の一番下である基幹職3等級・・・ これで年収は1100万円程度になる。」 

 文系的観点の銀行・商社なんかと比べると圧倒的に少ないでしょうが、理系的観点の製造・研究でいけば多いほうでしょうか。 ただ、世界に冠たるトヨタと考えるとというとこでしょうか。

118-119頁 「組合員15人の闘う労組「全トヨタ労働組合」(全ト・ユニオン)が結成された。」

 大な組合として「トヨタ自動車労働組合」というのがあるようです。 日本航空にしても、JRにしてもそうですが、大きすぎる会社というのは組合同士もつぶしあうようなので、恐ろしいですな。 正に昔のセクト。 私自身は、組合が2つある会社に入ったことがないので、こういった感覚はわかりません。。。 全トヨタ労働組合連合という連合組織もあるようで、、、 アイシン、デンソーといったスポーツ競技で名前を聞く会社もトヨタの関連企業なんですな。 前者の全労連系と、後者の連合系という違いもあるようです。

139頁 トヨタ工業学園という高校&高専ライクなのも作っているんですね。 卒業と同時にトヨタ社員だそうです。 短期の研修のマクドナルドのハンバーガー大学とは気合が違いますな。

192頁 「デンソー本社に1万人弱くらいの社員がいるのですが、最近は毎年、体調不良その他で数百人が休職しています。」

 って、製造畑にいたことのない私にはこれが異常なのか、普通なのかわかりませんが、1万人中、数百人なら、数%が休職しているわけで、やっぱりちょっと凄いかしら? とはいえ、他社従業員の給与明細票が別の頁に出ているのですが、欠勤日数のところに日数が記載されていたりもするので、工場っていうのは、欠勤もあれば、休職もあるということなのかもしれません。 当業者でない私には、当該分野の水準が分かりません。

235頁 「世界中で「反トヨタ世界キャンペーン」まで繰り広げられる深刻な事態となっている。」

 確かに、北米トヨタで、セクハラが話題になって記事もでていたりしましたか。。。

 

 

本日のキーワード: トヨタの車は・・・的にも書かれていますが、何といっても、私の夢は「クラウン」です。 「セルシオ」もいいなぁ~ って、今は、「クラウンマジェスタ」がフラッグシップなのね。。。