2007年4月11日 (水)

知的財産検定1級獲得への道 その3

 平成19年から公的資格に格上げになるということで、しかも、現行の検定に受かっておればそのまま認定されるとのこと。 新資格では、実務も求められるだのなんのって読んでいたので、今年中に取るのがベストと考えて受けてきました。 1級は、2級資格を有していることが前提なので、まずは、2級からです。 意匠、商標なんぞを忘れていないうちにという気持ちもあります。 なお、まだ、1級は、特許法のみの検定ですよね。。。

 とはいえ、弁理士資格を有していながら、2級に落ちるのは恥ずかしいのではないかと思い、本日まで封印しておりました。 日本弁理士会にも申し訳ないですから・・・

 ですので、えばれませんが、将来の2級知財マネジメント技能士をゲットです。 実務経験はないものの、あくまで1級獲得が目的です。 とはいえ、最近何もやっていませんが・・・

 

 受けたときの感想をば。。。 以下は、試験時に書いといて今まで秘匿してたもんです。

 試験は90分で60問解きます。 弁理士試験に比べればハードに見えますが、3枝か4枝しかないですし、解答も4択なので、弁理士試験より楽です。 ただ、90分間の集中力を切らさないようにするのは大変でした。 問題がどうしても易しいので、なかなか入りこんで問題に集中することができないからです。 しかも、問題も大体の方向性はどっちですか?的に雰囲気で聞いてきますので、条文を厳密に読んだりするコチコチ頭にはある意味しんどいです。 まぁ、もともと知財マインドを試すといった検定ですので、厳密な法文の読みを試験する弁理士試験と比較すると、どうしても温いのは仕方ないですね。 企業で、何の気なしに知財部員同士で話す時の方向性があってますか?を試す検定でした。 ですので、弁理士資格を有している人は、受ける必要性はないかな?と思いました。 あの検定問題では、資格を有していることが実務をやる上でメリットになるとは思えません。 弁理士で十分でしょう!(この言い方だと、弁理士に失礼ですね。) まぁ、関わっている方たちがオゼゼを稼ぐという観点と、弁理士資格を受けるまでではないなという方たちのちょっとした運試しみたいな検定だなぁと思いました。 ということで、1級はどうかは分かりませんが、弁理士資格を持っていて2級を名乗るのは、私が大学生の頃、英検3級を名乗るようなもんです。 

 一応参考までに、

 私は、60分で一通り解いて、30分で見直しをしました。 とはいえ、緊張感のなさもあいまって、時間が短く大変は大変でした。 対策ですが、試験問題を返さないという点から理解できると思いますが、過去問の焼き直しです。 また、検定試験前のセミナーを受ければほとんどパスできるという点からも、まぁ、それ程変わった問題はでないといえます。 問題を作るのが大変ですもんね。 今は、知財検定の参考書が3分冊でていますので、これをやれば十分です。 特に巻末の過去問をやれば余裕だと思います。 特許、意匠、商標は若干過去問とは違いますが、弁理士試験に受かっているなら勉強する必要はありません。 著作権法、不正競争防止法、民法、独占禁止法関連でどこまで勉強すれば分からないと思いますが、上記書籍を一読すれば十分だと思いました。 ほぼ過去問として掲載されている問題の焼き直しでした。

 なお、結果は、花より団子のF4ではないですが、S4です(何だかんだ言っても、この結果でホッとしました。)。

 

 

本日のキーワード: 知的財産検定2級

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2007年3月17日 (土)

知的財産検定1級獲得への道 その2

 たまに!といいつつ、本日も検定ネタです。

 そうそう、検索ポータルから弁理士試験関連のキーワードで飛んでくる人がそこそこいるようです。 前にも弁解しましたが、残念ながら試験に有用な情報は書き込んでいないので、あしからずです。 昔は、特許通のMLが疑問点等を解決してくれる良い手段でしたが(それでも自分で考察して理解する作業は必要でしたが・・・)、今は多分ネット上にはないですね。 勉強方法については、今年の合格者が書いているので参考にするとよいと思いますが、ブログなりで、論点等について解説しているのは、見たことないですからねぇ。。。 弁理士試験関連では、なぜか著作権法はあるようですが(試験関係者ではないようですが)。。。 昨今、基本書を購入せず予備校発行のレジュメ集だけで勉強している方が多いようですので、疑問等ある場合にネットに頼りたくなるのも分かりますが、自分で基本書を調べるか、レジュメ集に出ていないことは試験にでないと腹をくくるしかないでしょうね。 と、飛んできた方への言い訳をしときつつ、本題へ!

 

 知的財産検定1級獲得への道!としたはいいものの次回の検定がいつか確認していませんでした・・・ 次回は、知的財産検定のHPに拠りますと、7月8日だそうです。 4月2日からは受付も始まります。 おおよそ、4ヶ月ですね。 結構日がない・・・

 

 1級合格者は受験生の大体5%程度です。 いやぁ、弁理士試験より難しいじゃないですか!!! また、細かいデータが出ているのですが、職業の区分が法律事務所(弁理士等)となっているので、これって有資格者か判断できません・・・ 因みに、この区分での受験者数は少ないですが、10人ほど受けて1人認定されるかという感じです。 なお、「法律事務所」ってなってますが、この区分っていいんでしょうか? 弁理士だけの事務所が法律事務所を名乗ることはできないんじゃないですかね??? それとも、特許事務所の弁理士は受検していないということなんでしょうか・・・

 知的財産教育協会のHPを確認すると、業務経験年数と取得級の目安というグラフがあるのですが、1級の位置付けは知財部等で7~8年くらい実務経験をつんでいることを1つの目安としていそうです。 いやぁ、その点から考えるとこの挑戦はちょっと無謀かもしれません。

 しかも、過去問は公表されず、勉強すべき教材もよく分からないので、どう対策をたてるべきなのかという点から考えなくてはいけません! とりあえずは、UPLOAD社刊行の知的財産検定 1級 学習の手引き を参考に勉強方法を練ろうと思います。 特に弁理士試験の出題範囲でないところは、実務経験をつめないので重点的に勉強したい(しなければ!)と思います!

 ちょっと打算的なんですが・・・ 知的財産教育協会が検定を行っているわけですが、通商産業省で事務次官を勤められた方が代表理事に就任しています。 ようは、国家資格となる前から、この資格は経産省のお墨付きなわけです。 因みに、検定制度研究会というのを発足させて始められているわけですが、その研究会の委員長も件の元事務次官です。 今回の弁理士法の改正でも、特許庁OBの在籍する知財に関する大学院には優遇措置が取られたわけです。 また、国家戦略として、知的財産を重視した政策を当分の間取っていくことは目に見えているので、取得しておいて損はしない資格かと思います。

 

 以下、UPLOAD社発行の手引き本からの抜粋ですが、

 「出題領域としては、・・・、「業務上頻繁に必要とされる知識」を中心に検定することを予定する。 これは、・・・知財部スタッフとしての能力評価指標の提供という実践的目的を有するためである。」

 とあることからすると、事例事例で異なる点は多々あるでしょうが、知識として必要とされる知財人マインドとしての根底に流れるものはそれほどかけ離れたものとなることは考えにくいことから、出題内容は、過去問に近くなるといえるのではないかなと思います。 そういうこともあって、出題問題を公表していないということがあるのかもしれません。

 

 次回は、件の手引き本の「第3章 出題の傾向と対策」の部分を読み込んで私なりの戦略をたてたいと思います(因みに、弁理士試験も戦略が重要な試験ですので(というか大学入試もですが。。。)、戦略を立てないと長居することになるので要注意です。)。

 

 

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2007年3月16日 (金)

知的財産検定1級獲得への道 その1

 現行の知的財産検定が「知財マネジメント技能士」として国家資格になるという。 そして、新検定では、学科試験と実技試験とが課されるようである。 現行の学科試験のみの知的財産検定の認定者であっても、そのまま知財マネジメント技能士として簡易な移行措置で認定される(方向)という。

 ということで、企業知財部にも属していないのに、知的財産検定1級を目指してみることにしました。 そもそも、知的財産検定は、

 「知的財産検定は、企業活動における実際の知的財産関連事項から課題(問題)を発見し、解決するために必要とされる能力(知識等)について評価基準を設定し、受検者の知的財産に関する問題発見・解決能力を段階的に認定する検定です。」(知的財産検定1級学習の手引きより抜粋)

 とあるように、企業知財部にいなけりゃ意味ないのかもしれませんが、どこで、何が起こるかわからないので、2008年に国家資格となる前に資格ゲットを目指すこととしました。

 なんだか訳の分からん名称ではありますが、国家資格になればより人気がでちゃうこと確実ですので、未だ知名度のそんなに高くないうちにゲットするに限るでしょう!ということです。

 弁理士試験合格へ向けてのブログはたくさんあるけれど、知的財産検定認定に向けてのブログはそんなにないので、面白いかなと思って書いてみることにしました。 まぁ、episode として加えるほどのことはなさそうなので、気の向いた時に書いてみようと思います。

 

 

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